ステージおきたま

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コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

爆笑コメディアンズコント教室、その2!高校生とコントを作るの巻

2018-09-21 08:54:51 | コント

 笑いの秘密、コント作りの秘策を教わったら、いよいよ、コント作りの実習だ。

 高畠、米沢中央、置賜農業、3つの高校演劇部と菜の花座、シャッフルして3~4人のチームに分かれた。いいよ、いいよ、面識ゼロからの共同作業!持ち時間は2,3分、まっ、ショートショートってところかな。それぞれチーム一塊になって、作戦会議。2時間の制限時間の中で、設定を見つけ出し、ストーリーを考え、セリフを練って、コントに仕上げる、いや、大変だな。

 どのチームも悪戦苦闘だ。菜の花座の大人に頼るところもあれば、高校生がぐいぐいリードするところもある。か、と思えば、双方譲り合ってなかなか進まないチームもある。爆笑コメディアンズの二人が話し合いに加わって、相談に乗ったりアドバイスしたりしてくれた。その間、こちらは午前中のマラソン大会の疲れで、一寝入り。

 よしっ、時間だ。発表だ。出番の抽選?そんなもんまるでお呼びでない。どのグループも積極的に手を上げていざ舞台の上へ。いいねぇ、こういう意欲的な姿勢は。演劇部だったらこうでなくっちゃ。いざ始まっても、声は小さい、恥ずかしいで固まってる子も何人かいたが、あらかたは声もしっかり通り、演技も思い切りよくて、見ていてとても気持ちのよいものだった。

 飼い犬が突然大阪弁で怒り出したり、魔女の会社で採用試験やったり、先生が歌狂いで教えていてすぐに歌になるとか、面白いアイディアいっぱいだ。同級生のトンガリコーンの食べ方が気に入らないて転校を願う高校生、なんてのは、高校生の間ではあるあるの話題なのかもしれないが、そんな若さの世界とは縁遠いこちらには、とても新鮮だった。小さなことにこだわる会話って、今の若者の特徴だものね。そのくせ、大きなものは見えない、おっと、それは一言余分の老いの戯言。

 一作終了ごとに、爆笑コメディアンズの二人が、いろいろとアドバイスをしてくれて、これも大いにためになったんじゃないかな。ただ、中身よりも伝え方、舞台の使い方に偏ってたのは残念だった。コント教室なんだから、コントそのものの出来や作り方を突いてくれると嬉しかったかな、書く立場としては。まっ、高校生や素人さん気付つけないようにって気を使ってくれたんだとは思うけど。

 僕の見た所、アイディアはなかなか面白いし斬新だが、それの転がし方や使い回しにもっと工夫が必要だよな、と感じた作品が多かった。ひらめきと落ちに頼りすぎ、ってことかな。これだとせいぜい引っ張っても2分持たせるのが精いっぱいだもの。アイディアを膨らませ、落ちに至る過程でいろんな小ネタで笑いを取って行くってことが、コントとしては必要じゃないかな。それと、キャラクターの盛り方、これも足りなかったかな。中心の人物は、面白く仕上がってるものが多かったが、わき役、相方がただの舞台回しになってたチームが多かった。これ、とても残念。ふくらみが足りなくなるのよね、脇が棒立ちだと。キャラは意識して作らくなっちゃね。

 最後は全員そろって集合写真。

 さっ、この経験を生かして、いさ、コント大会本番へ!

コメント
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