ええーっ?!まだ10月初めじゃない。今からストーブ点けてどうすんの?そうだぜ、まだまだ我慢だろ。そう、ストーブ設置してある居間の室温は17℃。厚着すれば我慢できんじゃないか。外気温は12℃とかなり低いが、木造家屋ってやつは蓄熱効果が高いんだよな、朝もそれほど下がらない。どころか、だんだん上がって来た。なんだ?どうした空は分厚く曇に覆われてるって言うのに。
そうか、隣室の暖気が流れ込んでるからなんだ。101歳の義母が過ごす和室、自然に任すわけにゃいかんもの、特別にエアコンで温めている。その居間に通じる扉を開けたままにしたあるせいで、こっちも微妙に暖かいってことなんだ。うーん、だったら、まだしばらくは、やせ我慢か?
が、2階に上がってみたら、ふぇぇぇ、冷ゃっこいぜぇ!そりゃそうだ、下の部屋の熱なんて伝わるわけないものな。まいったなぁ、この部屋を住処とする身としちゃ、この室温、耐えて耐えられないことはないんだが、・・・・。四六時中、椅子に座ってパソコンと睨めっこしてるか、本読んでるかって過ごし方だろ。足元の寒さはざわざわと上がってくるのさ。この部屋にだけ、灯油のストーブ持ち込むか?そりゃないよ。何のための薪ストーブだい。わざわざ煙突を2階を突き抜けさせ意味がないだろが。1階の居間で火を焚けば、煙突通して2階が温まるって構造なんだ。
よしっ、ストーブ点火か?!だが、待てよ。大切な薪だぜ、温存してかないと、春先痛い目、じゃなかった寒い目に遭うぞ。そうな、それも一理ある。ここは我慢か。で、昨日、一日延ばしてみたんだが、何のためにあんな大量に薪準備したんだよ!ってこれもまた理の当然。年寄りにゃ寒さは禁物、なんて 弱気の言い逃れまで動員して、ついに決定、ストーブ点火!
うーん、やっぱり薪ストーブの威力は絶大だぜ。煙突伝って、2階もすぐに快適空間になった。
くどくど迷い悩むほどまことじゃないぜ。寒けゃ暖かに!自然に素直に体の欲求に従えばいいのさ。
って、思う一方、どうしても長年の禁欲欲求が邪魔建てしやがるのさ。薪ストーブだって、CO2は出るんだぞ、とかね。が、一度、点けてしまえば、もう後戻りは出来ない。一旦手にした心地よさは手放せない。来年の4月まで、ストーブの赤々と火照る炎が暮らしの真ん中だぜ。