ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

秋晴れの下、イネ扱きはいいなぁ!

2020-10-16 19:22:05 | 米つくり

 明け方、うん?雨か。ウソだろ、3日連続降雨ゼロって言ってたじゃないかぁ。脱穀、一気に済ますつもりだったのにぃぃぃぃ!せっかく乾いてたイネがぐしょ濡れだぜ。雨の上がった午後、強行するか?いや、ダメだろ、生乾きは、ここまで天日乾燥頑張った甲斐がないだろ。

 うーん、我慢だ、我慢。明日に掛けよう、って心を切り替えたら、今度はNさんから、明日の午前中キビの脱穀したいって!共同利用だしなぁ、遠慮がちのNさんが敢えて言って来るってことは、事情もあるんだろうぜ。わかった。翌日、午後からフルスピードだ。ヒトメボレでまるまる一日掛かった同じ広さ、不安だらけだが仕方ない。

 なんとぉぉぉ!この秋、初の秋晴れ上天気!イネ、どんどん乾いてくぜ!うーん、午前中、待つしかないってのが辛い。イネ杭片付けたり、薪割りしたり、モチのかけ返したり、籾袋の準備したり、うーん、もうないかやっておけることは。そうか、昼飯も早めに食っておこう。脱穀機が返ってきたら、即、イネ扱きに入れるように。

 12時30分、届いた!よしっ、始めるぜ。ともかく、ばんばん扱いじまう。脱穀さえ終わらせれば、後は野となれ山となれ!いや、違う。今日は米つくり仲間のⅠさんが手伝ってくれることになってる。彼女の力を最大限活用させてもらうしかない。それには、完全な分業が効率的だ。こっち、扱く人、あちらイネ藁を片付ける人。神さんは母親がついに寝たきりになってしまったので、完全な戦力外だ。コシヒカリの田から出るイネ藁の1/3は畜産農家に供出、残りは我が家利用のために小屋に積み込む。

 運搬場所が近いうちは手運びでも済むが、田んぼは広い。小屋の藁置き場まではかなりの距離だ。藁束抱えて歩いてたんじゃとても追っつかいない。Ⅰさんには強引にキャリーの運転方法を学んでもらった。って言っても大した機械じゃないんだが、これまでなんとなく敬遠してだけ。理解力抜群の人だもの、一言二言の説明ですべて飲み込んでくれた。あとは、もう、こっちはひたすらイネを機械に突っ込むだけだぜ。杭からイネを外し、機械に差し込む、ただそれだけ。無駄話しも一切なし。前回の痛い経験から、4時には扱き方を終わらせよう。って、同じ杭の本数なのに、1時間半も短縮しようって、そんなの無理。とは思っても、そのペースで頑張るしかない。

 おおっ!イネが違うぜ。茎が長いし、穂がそろってる。乾き具合も上々だ。イモチの害も気にならない程度。これなら、じゃんじゃか放り込んで行ける。扱き残しを責められることもないだろう。結束もはるかに堅固だ。機械の調子もますます快調!あとは、ただただ機械の一部になって動くのみ!Ⅰさんもすっかりコツを飲み込んで、こちらの思惑通り働いてくれている。

 畜産農家に渡す分も積み終わり、我が家の藁保管場所もほぼ満タンになって、3時半!おおっ、終わったじゃないかぁ。

 これなら暗くなる前に、米も運び込み、藁の整理もすべて終わらせられる。一昨日の暗闇の作業も満足感はあったが、やっぱり、予定した通りに、明るいうちにすべて終了ってのはいいよなぁ。ゆとりが違う。 

 って、ことで、大きい田、2枚終わったから、今夜はビールだぜ。

コメント
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