ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

なんなんだ?この秋は!

2020-10-18 19:12:53 | 畑仕事

 異常だぜ、夏も秋も。10月半ばを過ぎたてのに、まだ、蚊帳吊ってるからね。なんで?って、決まってんだろ、蚊がいるのさ。そう、未だに!!夜な夜な、耳元で囁き続けていやがるのさ。ハエも多いなぁ。夏も終わりころになったら、やたら飛び交うようになってきた。今日だって、脱穀機のエンジン稼働中で暖かいもんだから、何匹もへばりついてた。そうそう、モンシロチョウも数日前まで野菜の上を優雅に舞ってたぜ。

 ともかく暖かい!いつまでもだらだらと夏の終わりを引きずってる。

 季節外れの心地よさに浮かれてるのは、虫たちばかりじゃない。野菜の方も様子違って、狂い咲きだ。いつもなら11月に収穫のはずのブロッコリー、調子狂って1カ月も早く収穫に行きついちまった。野菜作りのプロも嘆いてた。まだ早いって!ほれ見ろ、生き延びた蝶々の襲撃で青虫だらけ、そのせいか形も不ぞろいだ。鍋で湯通ししたら、小さな虫たちがうわーっと浮き上がってきたぜ。熱湯ですべて駆除したはずと、サラダにしたら、しぶとくへばりついてやがった。

 一方、カリフラワーはてぇと、逆に、花芽が出てこない。葉っぱばっかりもっさもっさ繁って、葉っぱ食うわけじゃないから!そうそう、ゴーヤもいつまででも実をならせ続けてる。あれって暑い地方のもんじゃなかったんかい、沖縄とか。

 ブロッコリー、種播くの早すぎたのよ、って神さんは言うんだが、市販の苗買ったカリフラワーと同じ時期、例年と大きく外れてるわけじゃない。要するに気候がとち狂っちまってるってことなのさ。そう、温暖化、ってやつな。

 だったら、それに合わせてすべて遅くすりゃいい、ってそうは行くかよ。来年も同じとは限らないんだぜ。逆に早く霜降ったりするかもしれない。気まぐれ身勝手行き当たりばったり!これが異常気象ってやつなんだぜ。野菜たちだって、寒暖の違いに敏感なやつもいれば、気にしねぇよ、ってやつもいる。これまでの畑の作業暦はもはや当てにならんってことだ。なんたって、積雪ゼロの冬を経験しちまったからな。

 大根も大カブも葉っぱばっかりおがって、肝心の根っこはなかなか太らない。山形青菜ものどかな秋を満喫してやがる。寒さに当たらないとあのピリッとした辛みとシャキシャキの茎は生まれてこないんだ。白菜もやたら葉を広げてるが結球は進まない。やれやれだぜ。

 そうか、去年苗植えした玉ねぎ、半数が董立ちしたのも、この温暖化と雪なし冬越のせいだったんだ。っことは、もっと遅く移植した方がいいってことか?うーん、なんだかわからん。年寄りの知恵などじゃ手に負えん時代になっちまったってことだぜ。

 

コメント
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