ステージおきたま

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コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

秋の収穫第3弾!落花生

2020-10-27 14:55:48 | 畑仕事

 サツマイモ、里芋と、ぱっとしないなぁ秋の収穫。お次は落花生だけど、どうだろう?おいおいいつ出るんだ?って心配した発芽だったが、あれ、いつの間にか畝を幅広く覆って、デカい顔してるぜ。でも、こういう葉っぱや茎が伸び広がってる時って、蔓ぼけっていうか、実の方はお粗末!ってこと多いんだよな。落花生ったら、暖かい地方のものだろうしな。花は着けども実にならず、なんて、がっかりさせるなよな。

 サツマイモと同じ、株の近くにスコップ入れると、実をズバッと切っちまう恐れありだよな。畝幅よりさらに20センチほど遠くにザクッリ最初の一刺し。梃子の要領でグイと持ち上げるも、さすがに遠すぎて上がらない。反対側にも一刺し。さらに横からも。これなら株ごと堀上げられるだろう。エイッヤッと引っ張り出す。

 おっ、おおっ、着いてるじゃないか、落花生!ざざっと上がって来たぜ。この大きさなら、殻だけってことはない。実もしっかり入ってるはずだ。煎り豆用の千葉半立ちって品種、実はとっても心配だったんだ。わざわざ千葉の落花生問屋から取り寄せた種なんだが、ホームページにゃ、作りにくい、収量少なく中級者向き、なんて脅しの文句たらたら。まっ、ダメで元々だよ。ここらの種屋さんで売ってる茹で豆用じゃ物足りないものな。

 次々に掘り上げられる株、どれもぞろぞろっと殻が着いている。いやぁ、こんなに豊作とは思わなんだぜ。花が咲くのも遅く、夏頃から土に潜り始めて、こりゃとても育ちゃしないな、って諦めてたんだ。そうかぁ、今年は暖かいからなぁ。いつまでも夏が続いて、その後の秋も寒さ知らず、未だに霜も降らない暖秋?一部黝ずんじゃ来たが、あらかたの葉は、緑生き生きだ。これだな、上手く出来た理由は。

 煎り豆用の品種は、掘り上げたらしばらく畑に置いて乾燥させるんだそうだ。種を表側にして畝に並べてみたが、ここらの天候じゃ乾燥しないかもしれん。取り込んで軒下、薪を積んた棚の上にずらーっと並べることにした。

 次は、茹で豆用のオオマサリ。こっちは去年も上手く行ったから、不安は少ない。強いて心配を上げるなら、自家採取の種を播いたってことだが、そんなのまったくの取り越し苦労、これまた素晴らしい実りだ。殻も大きく、腐りもほとんどない。よしよし。土を払って、殻を外す。その日のうちに、よく洗って熱湯で5分ほど茹でる。

 殻から取り出し、今年最初の試食。おお、粒も大きいし、あっさりしていて美味い。歯ごたえのシャキシャキ感もいい。食べ出せば切りがない。あっ、こりゃ明日は下痢ピー間違いなしだぜ。

 問題は、茹でちまってるので、日持ちがしないってことだ。殻ごと冷凍するか、取り出した実を加工するか、どっちにしても、これだという利用法が見当たらぬ。まっ、それも一つの特徴だ。自家種でいいってわかったから、種用も別に取り分けた。これはこれ、また来年、楽しませてもらおうか。

 去年初めて作ったソラマメも上手に出来たし、煎り豆用の千葉半立ちも出来る目途がたった。畑にゃ、まだまだ、無限の可能性が広がってるってことだぜ! 

コメント
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