ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

舞台模型もできたし、さあ、立ち稽古だ!『ニャン婆と時之助』

2017-08-16 08:22:41 | 菜の花座

 舞台監督・道具担当がさっそく舞台のミニチュアを作ってくれた。

 いやぁ、助かるなぁ!これがあると。役者たちも常に舞台を実感しながら本読みや立ち稽古ができる。作・演出としても、台本書く段階で描いていたイメージをチェックできる。本番に向けて装置・道具の製作も無駄なく進められる。いいことばかりだ。

 実は、この『ニャン婆と時之助』用ミニチュアも実は3作目、すでに2度試作してもらって、いろいろ注文を出し補正しながらここまで来た。例えば、上手の家屋の壁をどうするかとか、下手の傾斜の流れ込む位置の問題とか、祠の大きさとか、様々注文を聞いてもらった。

 台本に書いたとおりに作ってもらったら、高さが足りず貧弱だってこともわかって、平台開き足の台上にさらにもう一段台を設けることにした修正など、実際にこの模型を作ってもらわなくては気が付かないところだった。舞台監督と演出の抱くイメージをすり合わせていくという点でもとても役に立つ。

 まだ、台や坂道の蹴込=客席側から見える部分を覆うもの、をどうするかとか、2段のひな壇が横幅同寸でなく、上段を狭くして小山の頂に祠がポツンと忘れられたように建っているようにして欲しいとか、階段を末広がりにしないとか、上手家屋の上手前側にも壁か襖が欲しいとか、まだ、幾つか手直しが必要だ。

 でも、そういった注文も、このミニチュアができてきたからこそ、出せるわけで、事前の舞台模型の完成はとても貴重な仕事だ。衣装さんとかメイクさんもたっぷり刺激を受けて、1ランク上を目指して努力して欲しいものだ。衣装さんには何度かダメだしをして、自分たちで工夫することの大切さを伝えたし、メイクさんには事前にネコメイクを全員に試す練習日を設けることを提案した。

 このようなスタッフさんの質の高い取り組みが、菜の花座の舞台をこれからもどんどん進化させていくことになるんだと思う。こっちも頑張らににゃぁ!

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お盆に走るって、なんか後ろめたい!

2017-08-15 08:39:22 | ランニング

 毎年だ、この時期、いつだって焦る。走らなくっちゃ!

 気が付けば、秋のマラソンシーズンまで1か月!ヤバいぞ、このところ全然走ってねえじゃねえか。農作業に追われ追われて、まっ、体は動かしてるわけだからいいか?うっ、なんかいっつも同じこと言ってる気がする。

 しかも、お盆だ。細々ながら続けてるジムトレーニング、出かけたいにもジムが休みだ。ほんじゃ走るか?でもなぁ、回りみんな家族でまったり過ごしてて、田畑に出る人間なんてまれなんだ。そんな中、走るって、うーん、なんか気が引けるんだよ。これ見よがしっぽいじゃないか。おいら、まめに健康に良いことやっちゃってるからねぇ、なんて。

 でも、さすがに、1週間家にこもりきりってのは、どうにも心と体を腐らせる。気のせいか、太ももも細くなったように見える。これで、ハーフマラソン走り切れるのか?それも、制限時間2時間20分と厳しい高畠ロートレースだぜ。うーん、走るか、やっぱり。でも、できるだけ人様の目に付かないコースで行こう。

 と、いうことで、選んだコースは、ぶどうマツタケライン山越えコース。山ん中入っちまえば、人目につかんだろ。米沢に抜けて八幡原通って戻ること考えたけど、これ多分20キロ近くあるはず。久しぶりの外ランで山越え20キロはきつい。まっ、峠の上まで行って戻ってくる折り返しを走ろう。途中民家も少ないし。

 やたらきついなぁ、キロ6分のペースに乗れない。まっ、仕方ない、ここは久しぶりの足慣らしってことで。道端からいい香りが漂ってくる。これ、葛の花の匂いだ。あのどこへでも伸び広がる厄介者の葛とは思えない可憐で優美な香りが心和ませてくれる。花もきれいなんだ。

 山にかかると、そちこちに蕎麦畑が広がる。

 山間地のここらで減反に選んだのが蕎麦。この辺り一帯に栽培が広がったのは、友人Oさんの尽力が大きい。播種や収穫の機械を自分で買い入れ、休耕地と見れば声をかけて、耕耘から収穫まで一切合切破格の手数料で請け負ってくれたんだもの。おかげで、この地も蕎麦街道としてちっとは名が知れるようになった。数年前、若くして他界しちまったのが、とても残念なんだが。そのOさん宅の前を通過すると、いよいよ山道。

 両側から木々がせり出して、ここからは木陰を涼やかな風を受けながら快適に走れるぞ、って思ったら、なんと、お日様はぴったり中天、どちらの側の樹木にもさえぎられることなく、道路を照射、いや、暑い!それも登り。

 たまに帰省の車が通るものの、あくまで間道、静かだ。てことは、熊が恐い!山一つ向こうの集落にゃ頻々と出没してるってことだし、ここらも当然、彼らのテリトリーだろう。熊避けの鈴持ってくりゃ良かった、なんて今さら遅い。鈴の代わりに掛け声上げつつ走ることにした。吐く息のたびにエイっとかソレっとかエッホとか大声を発しつつ走る。熊さん、どうか聞きつけて森の奥に逃げておくれよ、お互い無益な殺生は止めよじゃないか。おっと、やられるのはこっちだけだった。

 山道に入って2キロ、ようやっと米沢ー高畠の境界に到着。

 折り返してひたすら下り、さすがにスピードが上がって、キロ5分45秒。快調に突っ走るぞって思ったら、意外とアップダウンがあってすぐにくたびれ果てた。レースでもいつも思うんだが、下り坂になるとけっこう小さな上り下りがあるってことに気付くんだよなぁ。一気に下るばっか、と喜んだら、思いがけず上り。これとても気分を萎えさせる。

 それでも、山道ランニングは心地よく、途中、栗のいがなんか見つけたりして、

 自然の移り変わりを堪能できた外走りだった。

 走行距離13.66キロ。記録1時間25分45秒。ペース6分15秒/キロ。これだとハーフ、2時間20分の制限は厳しいかも。うーん、走らにゃいかん。走らにゃ。

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さあ、来い!秋野菜

2017-08-14 08:14:30 | 農業

 畑にゃ、ナスやらトマト、キュウリにピーマン、どっさりこ。シシトウなんて、狂っってるから、実着けんのに。待て、ちょっと待て!喰いきれんだろが、なんて悲鳴にゃお構いなく、夏野菜の季節だぜぇ!と、勢いを競い合ってる。身近に食い物があふれてる、てのは、なんて言っても豊かで、文句言う筋合いなんてない。有難いよ、せいぜい無駄にせず頑張って食べるからな。

 と、幸せな気分に浸ってばかりはいられない。秋野菜の準備を始めねば。いや、もう疾うに取っかかってる。キャベツ、ブロッコリー、カリフラワー、育苗終えて、すでに畑に移植完了。順調な根付きで、今じゃ大きな葉っぱを広げている。もちろん、紗幕トンネルの中でね。去年播き遅れて手首くらいにしか太らなかった大根、今年は失敗するもんかい。おっと、人参なんざぁ、とっくの昔に芽が出て、ふさふさと茂ってる。

 でも、秋野菜の始まりって言やあ、白菜だよ。去年は直播して、種、4袋がほぼ全滅!辛うじて発芽した芽を移植したりしてどうにか半結球ものを10数個確保できただけだった。ともかく、畑土の中にゃ、ヨトウムシやらなんやら、新芽を食い尽くすやつらがどっちゃりいるんだ。芽が出るそばから食い倒したり、葉を穴だらけにしたり、そりゃもう暴虐の限りだ。

 そうか、そうなのかい。そんじゃ、こっちだって黙っちゃいないぜ。直播があいつらの土俵なら、ふふふふ、ポット播きでどうだ?水やりも思いのままだし、発芽までは軒下で強い日差しから守ってやれる。紗幕で覆ってやれば空中からの害虫の襲撃だって防げる。何より、ヨトウムシフリーの床土で苗まで育てられる。

 80日ものの「錦秋」「聖徳」と「60日耐病」ってやつを播いた。まっ、それぞれ20個ずつも収穫できれば御の字なんだが、種が余っちまった。そんじゃ念のため、さらに5割増しで。それでも余ったのは、捨てるのももったいない、ええい、発芽不良を見越してポット1個に10粒以上播いちまえ。わずか3日後には発芽!1週間足らずで出そろった。

 うわーっ!こんなに出っと、間引きせにゃならん!まいったなぁ。でも、出ないより、喰われて無くなるより、はるかましだ。丁寧に大切に育てて畑に移植までもっていこう。

 で、その畑の準備だ。白菜の他に、小カブ、大カブ、赤カブだろ。それに青菜、茎たち、ホウレンソウ、鍋に欠かせぬ春菊も、播かにゃならんタネはたっぷりあるのさ。ジャガイモ掘りあげたところや春人参、春大根の跡地、そこら全部、耕して盆明けの移植と種まきに備えにゃならんのよ。

 まず、草を刈って大きな残渣はすべて畑の外に運び出す。たっぷりと堆肥を散布、ぼかしも撒いて、さらに籾殻堆肥を念のため。

 そして、久しぶりのトラクター登場。野菜の畑なんてたわいない、30分程度で耕耘完了。さっ、これで、秋野菜の準備万端整った。

 今年こそ、全種類見事に作って豊かな冬眠生活を達成するぞ!おい、頼むぜ、冬の暮らしは君らにかかってんだからな。

 

 

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お酢パワーが凄い!続報

2017-08-13 09:17:46 | 暮らし

 便器の黄ばみに、食酢の散布が利くって、3週間くらい前に書いた。あの時の写真は、ミントを入れたお酢のペットボトルのものだった。インパクトねえなぁ、なんてことは重々承知。でも、問題の便器そのものは出せなかった。なぜ?

 そりゃ、めちゃめちゃ汚れてたからさ!羞恥心なんてとうに置き忘れてきたジイサンだって、あの汚れは!お見せできない!そう、断じて不可!!よくぞ、こんな汚い便器で用を足せるもんだ!?と、人間性が疑われること間違いなしの汚さだったんだ。気取って黄ばみ、なんて書いたけど、そんなもんじゃない。黄色の上にさらに何重にも上書きされて、黄土色、から黄褐色、ついには褐色のどぶ泥状態!これがびしっと前面を覆っていたんだから。

 その頑固な、って言うより、完全に便器の一部に成りきった尿石が、ほれ、この通り!30年ぶりに白磁の輝きを取り戻した!

 まだ部分的に汚れが残ってるけど、これも時間の問題、数日中にはすべてきれいに消え去ることだろう。写真の左隅にちょこっと顔を覗かせている汚れ、これが前面を覆っていたわけだから、たった3週間のお酢スプレーの劇的効果には驚嘆あるのみ!

 

 こんな風にハーブ入り食酢、容器は別物、を噴霧して、時折布でこする、ただ、それだけでこの効果だ。偉大なり!お酢パワー。お見事!酢酸。便所の臭いも一気に薄くなった、って言うより、ほとんどしなくなった、これもお酢のおかげなのか?

 2週間ぶりに帰ってきた神さんもいたく感動、絶対、ブログに書くべきだ、ってせっつくし、前回はお酢の写真で胡麻化したから、今回はアフターの写真を載せて、晴れて、お酢賛歌を掲げた。

 もっとも、今時どこの家だって水洗だろうし、仮に汲み取りだって、そんなに汚しちゃいないだろうから、この記事読んで、よしっ、やってみよ、なんて人はいないだろうけどね。

 

 

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持て余し?ブルーベリーに新兵器!

2017-08-12 09:45:09 | 食べ物

 最後のブルーベリー、採り終えた。取り残し果実の甘いこと!!へへへ、こりゃ作ってる人間にしか味わえねぇ役得ってもんだぜ。口に入れるのと籠に入れるのとどっちが多いんだよ、って思うほどのつまみ食い収穫作業だったな。

 今年は、カイガラムシに襲われ、ミノムシにたかられ、散々だった。痛めつけられて弱りきった枝葉に怒り心頭!バキバキととことん剪定してやったが、怪我の功名ってやつだね、着果がぐっと減った分、粒も大きく甘みも濃い実りになった。

 7月末から1か月にわたる長期戦、田んぼの除草とぶつかって、大変って言やぁ、大変だったが、実が少ない分、いつもよりは無駄なく、無理なく、楽しく収穫できたかな?譲って欲しいって人に分けたり、お土産に持たせてやったり、親戚縁者へのお中元に使ったりと、なかなかのお役立ちだった。

 ジャムも10本ほど作り、これまた景気よくあちこちくれてやった。まだ、冷蔵庫に果実が5パックほどあるから、も一度ジャムか?でも、ジャムばっかあってもなぁ。じゃ、ドライフルーツってことに。

 去年から始めたドライブルーベリー、パンやお菓子の材料にぴったり。去年はクリスマスのシュトーレンに入れて好評だった。ただ、乾燥にけっこう時間がかかるし、途中ショウジョウバエが寄ってきたりして、ちょっぴりやっかいなんだなぁ。

 で、今年は、新兵器の導入に踏み切った!

 万能干しネット、干し三昧?!さっそく試作した1回目、見事成功!ムシも寄り付かず、腐りもせず、おいしいドライブルーベリーが仕上がった。よしっ、これなら使える、ってこで、第2段500グラムもただ今乾燥中。冷蔵庫内の生果もこれだな、決定!バジルなんかのハーブもついでに乾燥。これも薫り高く楽しみな出来だ。

 仕事をなし終えたブルーベリー、ご苦労さん!木の根元はたっぷりの堆肥でマルチしてやった。

 思い切った剪定が木のためにいい、ってことも分かったから、冬前にはしっかり刈り込んで、来年も高品質少量生産を目指そうかね。

 

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