自然治癒力セラピー協会=Spontaneous Healing Therapy Japan

自然治癒力を発揮させるために、心と体の関係を考えます。

車に追突された・・・

2014年03月29日 | 自然治癒力セラピー協会のセラピー

インドチックな日常      2014・3・29

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やはり 事故った。

このデリーの街を2年間走ってきた

息子たちのスズキワグナーに、傷がほとんどついて

いないのを

感心して眺めていた矢先だった。

荒々しい 印度人ドライバーのクラクションを

頻繁に鳴らしながら

走る車の波を、すり抜けながら巧みなハンドルさばきで、

今日まで走っていたワグナーが とうとう、

当てられてしまった。

かなりの衝撃音がして車を止めている隙に相手は

逃げてしまった。

運転していた同僚と息子は、そのまま、信頼している

タクシー会社の

社長宅へ行って、相談に乗ってもらったという。

社長は”そのくらいの凹みは修理する必要はない” と言う。

 

ぶつけた相手のナンバーを控えているから、警察へと言うと、

”へたに警察がからむと賄賂だなんだと面倒くさいから、

相手にも、警察にも知らせない方が良い。

出頭したり交渉したり、時間とエネルギーの無駄だから”

と言われた。

 

修理に関しては、

”直しても色がそこだけ微妙に違ってくるだろうから、

売るときに、事故車だとケチをつけられて、妥当な値段

で売れないリスクがある。

むしろ、そのくらいなら、修理はしない方がいい。”

とも言われて、結局、本人たちは後部がへこんだ車を

見るたびに苦い思いをするなら自腹で直してしまおうかな

と話し合っていた。

 

車の渋滞のほかに、デリー名物といえば、停電だろう。

夕方17時時から21時までの4時間の間に

停電が4回ほどあった。

スコールが突然来て、雷がなり、暫くすると停電になった。

 

息子たちは別室で仕事をしながら、パソコンを開いていたが

突然暗闇になっても、声ひとつたてることなくもくもくと、

仕事を続けている。

日常的な一コマとして、慣れっこになっているのだろう。

 

こういう時はろうそくが必需品だ。

部屋に一本つつ置いて ぼんやりした灯りをたよりに

夕食の支度を続ける。

小一時間ほどで電気は来るが、ろうそくを消すと

束の間にまた停電だ。

まだ 真夏に入る前。

暑くも寒くもない気候なので

高い天井についている扇風機の回転がとまっても、

さほど、苦にならない。

 

とはいっても、季節の変わり目なので 我が家のヘルパー

サントシさんも 

”娘も私も 一昨日は熱が出て終日横になって休んでいました。

寒かったり暑かったり 不安定な天気が災いして・・”

と 家族に休めと言われたけど、今朝は、無理して出てきたと

言いながら、ぼやいていた。

サントシさんの背中に手をあてて アートマセラピーを施術する。

”おや、マダムも熱があるのでは?

置かれた手の下が、ものすごく熱く感じる・・・”

と言いながら気持ちよさそうだ。

解けていく。

腹部は手術を数年前にしたというだけあって、まだ、凝りが

残っている。

半時間もしないうちに、左右、上下の背骨の周囲がほどけ、

本人も自覚があると見えて、

リフレッシュしました。”と 笑顔になる。

そばにいた 息子の同僚も 

今日はサントシさんずいぶんお洒落しているみたいだけど”

と普段と違うサントシさんを垣間見たようだ。

 特に上等な服でめかしこんでいたわけではない。

彼女の体がほどけて、内側から発散しているエネルギーが

生命力に満ちてきているので、普段の服を着ていても

内側から輝いて、お洒落しているように見えるのかもしれない。

 

1階に住む、B夫人こと、ベディ夫人に挨拶に行ったところ、

できれば、今回もセラピーを受けたいのだけれど”

と遠慮がちな申し出があった。

お茶を飲みながら、

”私の心にはまだ、平穏が訪れないのだけれど。

時々、引きずられるように重い気分になるんです。

どうしたら それに打ち勝てますか?”

と真剣なまなざしで聞いてきた。

傍で ご主人が静かに穏健に答える。

”それは、まだお前のカルマが出きっていないからだよ。

前の生に清算できなかった、暗い重い気持ちが

今出てきていると思えばよい。”

すると、夫人が

そのことは、重々わかっていますよ。

それでも、それに打ち負かさない自分になるためには

どうしたらいいのかしら?

スダ、教えてくれない?”

と 重ねて問う。

 

自分の心の中から湧いてくる直観的声に従って

べディ夫人に応えた。

”分析しないこと。

ジャッジ(よい悪いをつけること)しないこと。

考えすぎないこと。

そして、重たい心の時もそうでないときも

自分のアートマに対して、

ありがとう、

愛している

と繰り返して言い続ける事。

と言うと、”わかったわ。今度あなたがセラピーに来てくれる時まで

私、努力してみるわ。”

と言いながら

”でも、何故?誰の顔を思い浮かべて 愛しているというの?”

と聞く。

そこで、

”自分のアートマに対して。気が重いときや暗いとき、

悲観的な時は アートマに帰っていないときだから、

想いだすために 愛しているといい、

相手を責めるときは相手のアートマを見ていないときだから、

相手のアートマに 愛しているという。

あるいは、”ごめんなさい”、の言葉もかけると一掃効果的ね。

私自身を忘れていて、暗い気持ちになって、ごめんなさいと

言う。どう?”

 

すると、そばに座って耳を傾けていたご主人も大きく

頷いていた。

今回はどんなセッションになるのだろう?

去年は 彼女の想像か? あるいは、霊的資質からか、

さまざまなビジョンを見て、施術中に詳細に描写してくれた。

一年ぶりに会って、決して完全に健康体にはなっていないが、

以前より溌剌として体も軽く活動的になり、笑顔が何より新鮮に

明るく見えた。

プライバシーに触れることはできないが、もし、可能ならば

読者の皆様に、これからのセッションの様子などをお伝え

できるかもしれない。

インドでするセラピーは 日本での施術と 一味違うものだ。

それがなんなのか説明できないのだが、

ブログに書き込むことで もしかしたら 新たな、

発見があるかもしれないような気がしている。

 

 

 

 

 

 

コメント
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