余命宣告中、毎朝かかさなかったワッハッハ体操 2014・10・5
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すでに余命宣告を受けての 晴れやかな吉田氏の笑顔
すでに吉田法夫氏のことは拙ブログで何度もご紹介している
が、私の親友のお兄様でもある。
御命日が 昨日の、10月4日・
吉田氏の癌余命宣告3か月と宣告されてから、したためられた
著書(*1)の中から抜粋して、皆様にご紹介させていただき
たい。
それがご供養になると同時に、余命宣告後、ご自身で体験
された明るく生きる方法を、少しでも多くの方たちに、
伝えたいと願ったお兄様の魂が、心から喜んでくださる
と信じるから。
*************以下、引用文
心の在り方と血液の循環は、とても密接に
かかわっています
たとえば、自分が望んでいない出来事が突然に
訪れたとします。
急に青ざめ、、人からは’血色が悪いよ’と声を
かけられたりしますね。
それは体中をめぐる血液の循環が悪くなり、血流が
滞ってしまうからです。
まさに、心と体がつながっている証拠です。
不安や恐怖など’負の感情’は血流を滞らせてしまう
のです。
血流が滞った状態で、いくら良い栄養や薬を摂った
としても、ベストな状態で体にはいきわたりません。
昨年(2008年)、横浜で開催された’人体の不思議展’に
よると、私たちの血管は、総延長で地球約2周半もの
長さがあり、その中を流れる血液は、その距離をたった
40秒で流れるという驚異的な働きを持っているのだ
そうです。
これは私たちが、体にそう指示しているからではなく、
体が勝手にそうさせている人間本来の力[須田注:自然治癒力
と大生命]の力です。
40秒で地球2周半・・・人体の能力とは、まさに神業です。
私たちが普段の食事から摂る栄養や水分、薬の効果は、
その驚異的な血流の働きで、体のすみずみにまで
行きわたります。
逆に言うと、血流を滞らせてしまうことで、それらの
栄養は体にいきわたらなくなってしまうのです。
話しを戻すと、血流を滞らせる原因の一つとして、
’負の感情’があるのです。
つまり、血液の循環を常日頃、スムーズにするのも、
心の在り方次第なのです。
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吉田氏は 自ら、マイナスの感情、恐怖や悲しみ、などの
ストレスで血液の循環を滞らせないよう、努力をされて
いる。
その一つの方法が、次のやり方だった。
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不安や恐怖が、血流を滞らせてしまうというのは、
逆に言うと、笑いには血流を活発にする働きがある
ということです。
医学的にも、笑いが病の治療に効果的である事実が
証明されています。
日ごろのストレスなどで、発生する活性酸素は
笑いを取り入れることで減るというデータが出て
いるのです。
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薬と笑いの効果の実験があるそうだ。
それは、二つの同病患者で同程度の重さの患者達を
二つのグループに分ける。
笑うと口角が自然と上がるから、一つのグループには、
患者たちに、口角を人工的にあげるため割りばしや
鉛筆のような棒をくわえてもらう。
もう一方のグループは、普段通りにしてもらい、
双方に同じ薬を同量飲んでもらう。
すると、薬の効果が高くでたのは、前者の人工的に
笑う表情を作って飲んだグループだった。
たとえ、人工的、意図的で感情がなくても、こうして
笑っている表情をつくるだけでも、薬に対して好ましい
効果をあげたことは興味深い。
そこで、吉田氏は次のような小さなことを心掛け、
毎日実行したという。
その実行によって、少なくても、3か月の余命宣告期間
を延長した、3年近い余命を楽しまれたのも、その
成果大なりと言えるような気がする。
********************以下引用
病気の不安や恐怖に心を奪われず、’前向きな心’へ変わる
潜在能力の訓練法は、具体的にどのようなものでしょうか?
それは、一日に、50個の感謝を見つける’ありがとう運動’
です。
拍子抜けしてしまいましたか?(笑)
しかし、これが効果絶大。
誰にでも、今この時からできる訓練法です。
とても簡単なうえにお金も一切かかりません。
正しい判断や前向きな心を引き出す潜在能力の訓練
につながります。
最初は意識して行うことで そのうちそれが本物
になっていきます。
体の調子が悪い時ほど、思考も悪いところを見つけて
しまいがちになるのは、とてもよくわかります。
それでも、最初は意識をして、無理にでも感謝できる
何かを探していくのです。
一見 残念なエピソードほど、潜在能力を鍛える
チャンスです。
残念なエピソードとは、傍目から、客観的に見て、
それは残念だと思える結果が生まれたときが、
プラス思考に変えていく能力を養い、潜在意識から
マイナス想念を掃うチャンスというわけです。
たとえば:
食事のとき、10あるうちの4しか食べられなかった
とします。
そのとき、’半分残してしまった’ではなく、’これだけ
食べられた’というほうへ意識を向けてみるのです。
いつもは座れるはずの電車で、座れなければ、”残念、
疲れるなあ’となるところを、’おかげで足腰を鍛えられた、
ありがとう’というように。
こういうとらえ方を意識的に探し、実際口に出して
みてください。
独り言でも構いません。
声に出すことも、脳を活性化させる重要なポイントです。
一日に、50個は多いようですが、探し出してみると、
結構、見つかるものですよ。
眼の真のコップにさえ、感謝は見つかります。
’おいしいミルクが飲めるよ、ありがとう’と。
普段あまり考えないという人でも、感謝を探し始める
ことで、自然と笑顔に変わっていくから不思議です。
心が感謝であふれると、人は必ず、プラス思考に
替わります。
気が付けば、自然と表情豊かな笑みの人になって
いることでしょう。
逆に愚痴ばかり口にしていると、表情は重く、残念なこと
しか探せないめになっています。
良いことがあっても気づけず、自ら逃してしまうのです。
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ポイントは、継続で、有難うを漠然というのではなく、
具体的に感謝の内容を意識的に声を出していうこと~
と吉田氏は言う。
極め付きは 吉田氏自らお孫さんと 庭で毎朝している
という’わっはっは体操’だろう。
私は毎日、’元気元気 ワッハッハ体操’をしています。
両足を、左右に大きく広げ、両腕をポパイのように
踏ん張るポーズで上下させながら、
’げーんき! げーんき! ワッハッハー!’と
お腹の底から大きな声を出すのです。
想像されると、ちょっと滑稽かもしれませんが・・・
これは不思議です。
おかしくなくても、笑えてくるのです。
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これは、実に、インドのヨガ道場などで取り入れられて
いる 正式な、ヨガ体操の一つでもある。
私もバンガロールのアユールヴェーダのセラピー施設で
ヨガの先生からこれを教わったことがある。
今この原稿を書いているのは8月下旬。
投稿予定日は、10月上旬だから蝉の声は聞こえていない
だろう。
外からは、アブラゼミやミンミンゼミが 賑やかに羽を
震わせ、体全体で絞り出すように、最後の生きる証の歌
を合唱している。
吉田氏も 平成21年 最後の夏、7月16日に庭でなく
蝉の声をこんな気持ちで聴いておられる。
7月16日(木曜日)
庭の緑に、朝陽で輝く水滴。
朝陽とは先日誕生した孫の名前でもあり、
俺にとって、その美しさはひときわだった。
さらに早いアブラゼミが 'ジイジイ’と高い声で鳴きだした。
’ジイジイ、守ってるよ、生きててね’と聞こえた。
こんなに幸せな朝が今日も来た。
生きているって素晴らしい。
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そしてそれから2月余り・・・・
地下から、天上へ二次元から三次元の世界へ、旅立つ
夏の蝉のように、精一杯の生きる力を発揮されて 天
国へ旅ただれた。
*1~”末期がんを元気に生きる”
~命の分かれ道にたつあなたへ~2010年 文芸社