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最近、Mrs.Greenappleの歌を聞いて、詩を見た。
共感した。
彼らは、Z時代 といわれる若者たちだが
大きく分けると、’さとり世代’に属しているようだ。
この”さとり世代”という言葉に関心を持った。
欲がなく、マイペースで、束縛を嫌い
現実的に平穏に生きたいという価値観を
持った若者たち(20歳前後から30代後半)を
さすようだ。
Z時代は、その”さとり時代”の若者の中でも、
社会性を持つという特徴があるらしい。
’Mrs.Greenapple’という、そうした若者たちの心を
掴んで一番のグループ歌手の最近の曲も聴いてみた。
正直、素直に、心を打たれた。
確かに、
悲しみや孤独感で希望も失っている人が、
一方では、’悟りの境地’をどこかで意識しながら
俯瞰して人生をながめている歌のような気がした。
’悟りの境地’、これが、
’アートマ意識’と共通している
数回にわたって、彼らの”ライラック”という歌詞
を味わってみたいと思う。
ライラック歌詞
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https://g.co/kgs/TgSWQSt
ライラック
過ぎていくんだ 今日も
この寿命のあるとおりに
限りある数字が減るように
美しい数字が増えるように
思い出の宝庫
思い出は 棚の奥に
埃をかぶっているのに
誇りが光って見えるように
されどBy my side
不安 喝采 連帯
濁ったりの安全地帯
グアングアンになる
朝方の倦怠感
三番ホームの準急電車
。。。。略・・・
影が痛い
価値なんかない
僕だけが一人のような
僕が嫌い
君が嫌い
やさしくなれない僕です
光が痛い
希望なんか嫌い
僕だけ置いてけぼりのような
夜が嫌い
1人が怖い
我儘がくずれた美徳
不完全な想いも
如何せん大事にしたくて
不安だらけの日々でも愛してみる
感じたことのない
クソみたいな敗北感も
どれもこれもが僕を
突き動かしてる
…略・・・
雨が降るその後に
緑が育つように
Oh 意味の無いことはないと
信じて進もうか
答えがないことばかり
だからこそ愛そうとも
あの頃の青を
覚えていようぜ
苦味が重なっても
光ってる
わりに合わない嘘も
認めてあげようぜ
僕は僕自身を愛してる
愛せてる
song writer:Motoki Ohmori
ライラック歌詞:Universal Music Publshing Group
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今日は、はじめのパラグラフの部分で・・
”ライラック
過ぎていくんだ 今日も
この寿命のあるとおりに
限りある数字が減るように
美しい数字が増えるように”
”この寿命のあるとおりに”・・・
寿命=運命に定められた生きれる年数 を
受け入れているような気がした。
限りある数字が減る・・
だから一年一年、蝋燭(ろうそく)のロウが
溶けて短くなり、いつかは 火も消えるように
命も終わりになるということが、
こんな短い言葉に凝縮されている。
美しい数字が増えるように・・・
この言葉から、その運命に対して、消極的に
構えるのではなくて、素敵な思い出が残るように
美しい年を重ねられるようにという、希望と
前進的な決意も感じられる。
共感をもてたのは、どうしようもない運命的な
寿命ある人生に、美しい数字(年)を重ねて
いきたいという、その感性だ。
この感性は、若者だけに限らない。
人は、いくつになっても、どこかで、”伸びて
いきたい、より良い時を刻みたい”という
希望は、死ぬまで、持ち続けているのだ
と思う。
続きは次回に・・・