自然治癒力セラピー協会=Spontaneous Healing Therapy Japan

自然治癒力を発揮させるために、心と体の関係を考えます。

世界遺産:沖の島と八岐大蛇(やまたのおろち)

2017年07月25日 | 超古代日本の精神(ホツマツタヱ)

 

ご祭神の宗像三女神 (むなかたさんにょしん)が弁天様に・・・undefined

*****************               2017.7.25

2017年7月、九州の宗像・沖ノ島が世界遺産として認められ

ニュースになった。


神宿る島 といわれ、いまだに女人禁制の島だ。

昭和39年神社本庁調査部の発行した、“神社名鑑”によると、

沖ノ島に祀られている神様は‘たごり姫’という女神である。

 

が、ホツマツタエ研究家である、姑(はは)、須田真紗子

によると、たごり姫は ’たけこ姫’ がなまって後世、そう

呼ばれるようになったのだろうということだ。

 

たけこ姫とはどなたか?

 

滋賀県 琵琶湖の中にある 竹生島(ちくぶじま)に祀られ、

現代の日本’ 3大弁財天’のおひとり、 たけこ姫のことである。

ほかの弁財天(注1)の、お二人は?といえば、*神奈川県

藤沢市の江の島神社に祀られている、弁財天と

*広島県宮島町の厳島神社におられる弁財天である。

 

ホツマツタエを紐解くと、この弁天様たちは 姉妹である。

以前ホツマツタエの項で、このお話を書いたが、この三人の

姫君たちは”宗像三女神(むなかたさんにょしん)”と呼ばれる。


父上は天照大神、母上は 天照大神の妃の一人、早子姫である。 

 

なぜ、宗像沖ノ島に縁ができたのか-というと、その背景に

不倫劇があった。


このドロドロ事件ドラマの ヒーローが、素戔嗚尊

(すさのおのみこと)

ヒロインは、三女神母上、早子姫である。

 

素戔嗚尊(すさのおのみこと)といえば、天照大神の

弟君で、気性甚だしく荒れ、短気で狼藉者、天照大神の

正室の妹君が、スサノオの暴挙に驚き、躓き転び、自ら

命を落とすほどであった。


さすが、寛大で温和な兄君、天照大神でも、弟の、傍若無人

の振舞いに、素戔嗚尊から身を退けるために、天の岩戸に

お隠れになったほどであった。

 

一方、素戔嗚尊は 兄君の天照大神の側室、早子姫と密会

して、不倫の関係になる。


それを知った、天照大神の正室、せおりつ姫は 早子姫と

その妹の持子(もちこ)姫(この密会の手引きをした)、

そして三人の幼い、ハヤ子姫の姫君たち、いわゆる、

宗像三女神を、宮中からはるか遠い、九州の沖ノ島の近隣の

一画へ、流した。  

 

流された、早子姫達は、これまでの宮中生活から一転、

あまりの格差のある待遇に、不満を募らせ、怒りに狂った。


早子姫は、ついに、その怨念恨みが極限に達すると、大蛇

に変身して、出雲の国へと泳いで、拠点を移す。

その大蛇の姿こそ、八岐大蛇(やまたのおろち)であった。


一方、狼藉者のそしりを受け、宮中を追われ、菅笠(すげがさ)

で顔を隠し、出雲にたどり着いた、かつての恋人、素戔嗚尊は、

稲田姫を妻にめとる。 

稲田姫の老いた両親が泣いて語るのには、この地にいる、
八岐大蛇という大蛇が、人身御供を求めて、若い姫君を1人
又、ひとりと、食い続けているが、次はいよいよ自分の娘の
番になると嘆いた。

稲田姫を大蛇から、守って欲しいと、素戔嗚尊に助けを乞う
ので 助けた暁には、自分の妻にするという条件で承諾した
といういきさつがあった。


稲田姫に姿を変化させ、女装したスサノオ尊は、八岐大蛇

といよいよ対峙した。


大蛇に、酒を飲ませ、酔いつぶれたところを 草薙剣で打ち、

晴れて、稲田姫と結ばれた~が、この大蛇こそ、かつての恋人

の早子姫だったとは、なんと、皮肉なことだろう。

 

一方、早子姫の妹の持子姫は 同じく大蛇である九頭竜

(くずりゅう)に姿を変える。


九頭竜は、持子姫の魂を宿す大蛇であるが、現在は、

箱根神社や、長野の戸隠神社に祀られている。

 

 戸隠山に手力雄命(たじからおのみこと)

が 祀られているが、あまりに猛々しい九頭竜を 戸隠の

洞窟に閉じ込めた折り、手力雄命 自ら、九頭竜と化した

持子姫に、食(えさ)を与えながら面倒をみたとされる

話も残っている。

 

手力雄命(たじからおのみこと)は巨漢で力持ちであった

ため、常人では手におえないほど、パワーの強い、九頭竜を 

戸隠の岩戸の中に閉じ込めておけたのであろう。

 

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さて、母親の真の姿を知った、三人の姫君たちはそれぞれ、

母親が大蛇であることを恥じつつも、大蛇の娘たちとして、

海を渡る術を知って、それぞれ、琵琶湖、厳島、江の島へと

り着いた。


そこで暮らし、天照大神の姫君として、まっとうな行いが

認められ、ゆえにそれぞれの神社に祀られたということで

ある。

 

因みに、三女神のお名前は、たけこ姫、たきこ姫、たなこ姫だ。


たけこ姫は琵琶湖に、

たきこ姫は江の島に、

たなこ姫は厳島に それぞれ祀られている。


宗像・沖ノ島では、沖ノ島にたけこ姫、大島に、たきこ姫、

田島にたなこ姫が祀られている。

 

この話をホツマツタエで読みながら、人間は爬虫類から

発展したとかいわれる巷の説当たらずとも遠からず

と思ったものだ。

 

レプリアン(レプティリアン)~爬虫類族または、

トカゲ族という言葉を知っている読者もおられるだろう。


BBCキャスターで、ジャーナリストだった

デヴィッドアイクが、数億年前に、地球人間は宇宙から

来たレプリアンによって、遺伝操作で創作された-

という人類創造論を発表した。

 

つまり、古代人にとっての各地で、神としてあがめられた

存在こそレプリアンだったという

 

その影響か、その言葉が世界的に広まると同時に、

恐竜映画(ジェラシック・パーク-Jurassic Park )

大ヒットし、ペットショップでは、トカゲやカメレオン

などの爬虫類が人気となった。


ホツマツタエの中では、こうした、宗像三女神の存在、

そして、姫たちは、天皇ゆかりの血筋であり、スサノオ

が築いた出雲の国の繁栄を支える、子孫の妻ともなっている

わけだから、顰蹙(ひんしゅく)を買うのを恐れずに

申し上げれば、レプリアン(爬虫類を先祖に持つ人間)

という考え方は、奇想天外でもないのかもしれない。

 

少なくとも、こうしたおどろおどろしい、蛇のような情念と

愛憎の感情は、ヒトは遺伝子の中に多かれ少なかれ持って

いるのかもしれない。

 

”人は神なり。神は人なり。”~という言葉は、ホツマツタエ

の中の一行である。


一方、私たちの心にすく、こうしたおどろおどろしい要素の

種は撒かれ、それを制してこそ、神としての本質が光ると

いうことかもしれない。

 

負の遺伝子に対する警鐘とも受け止められる 神代の時代

の一コマである。


***********

 注1) 弁財天というのは本来インドから伝わった神様である。

ラクシミ女神とサラスワティ女神の両女神の長所をとって、

日本で弁財天という形で祀られたのだろう。

ラクシミ女神は富の女神、サラスワティ女神は音曲、芸術、の女神だ。


弁財天をみると、琵琶(びわ)という楽器を持っている。 

琵琶(びわ)はインドの古典楽器、ビーナで、これが日本に来て

ビワになったという。 

サラスワティ女神は、やはり、常に、このビーナ楽器を携えている

ところから、弁財天は、ラクシミ女神とサラスワティ女神の

合体といえそうだ。

 

 

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