自然治癒力セラピー協会=Spontaneous Healing Therapy Japan

自然治癒力を発揮させるために、心と体の関係を考えます。

体の不思議 (2) 自浄作用と自然自己治癒力~

2012年08月23日 | 自然治癒力・生命力・発揮する考え方

風邪の話 (前編)                                   8月23日

自浄作用と自然自己治癒力

日本語で業(ごう)が深いという言葉がある。

業とは、因縁のことでもあり、その因縁を刈り取るには

結局、因縁をつくった自分自身 が何とかしなければ他に道がない。


同様に、身体に負担を負わせている因縁も、身体が自ら業(ごう)をとるために

働くようになっている。

どういうことかといえば体が不調になった因果関係を 体が知っていて、みずから、それをとるために発動するのである。それを身体の自浄作用という。


おおかたの病の症状は、身体が自ら、元に戻そうとして反応しているがために、現れてきている考えられる。


例えば、熱や咳、疲労感や倦怠感、なども含めて 身体に休息をあたえれば、また元気な状態になるのも、その、自浄作用のおかげだ。


内田医師は自浄作用について、以下のように定義されている。

”P.26) 人体は実に巧みに造られていて、人間が日常生活を営む上で、境遇する

あらゆる障害に対処できる能力が備わっています。

それを生理学的な言葉であらわせば、自浄作用と自然療能力ということになります。”

さらに、

”われわれの体の生理作用には解毒作用、異物排泄作用、免疫作用、組織再生

作用など、自浄作用が本来備わっているので、病気の症状のほとんどはこれらの

作用によって起こってくるのです

いたみ、発熱、腫れ、下痢 などの症状も 病的状態 を治すための自然療能力

の始まりでもあるのですから、いたずらに恐怖することは、さらに病気を長引か

せることになります。(以上引用終わり)


ここで興味深いことを内田医師はいわれている。

“・・・は自然療能力(自然治癒力と同意語~協会注)の始まりでもあるのです

から、いたずらに恐怖する、さらに病気を長引かせることになります”(*1)引用終わり


恐怖の想念の悪影響は次のようになる。

”恐怖の想念がどのようにつくられるのだろうか?

病気の症状が起こる。それは、5感によって、傷みや熱などを知覚することで

わかる。

そのとき、もっと悪くなるのか、深刻な病気が潜んでいるのかなどと、恐れを

感じ始める。

恐れは心(マナス)を動揺させて恐怖の想念を創りだす。

想念はエネルギーであり、恐れはマイナスエネルギーであるから、その

エネルギー波動が身体にも伝わり、本来備わっている自然治癒力や自浄作用

機能に影響を与える。


完全に自然治癒力を働かせることができない肉体は、薬などの投与により、

副作用を抑えるための負担も加わり、本来の力を発揮できずに、病気を長引か

せることが考えられる。 

たとえば、風邪がそうだ。

季節の変わり目などに、多かれ少なかれ多くの人が風邪をひく。

風邪には、実は、それに効く薬というのはなくて、鼻水や咳を抑え、解熱剤等の

症状を抑えるための与えられているにすぎない。

私の友人でもある ある医者は“風邪になったら、梅干しやレモンを食べ、

お茶を飲んで発汗して安静にしていれば良くなるから 自分は薬を飲んだことは

ない” と話していた。 

結局、風邪も一時的な自浄作用であり、健康体に戻るための 身体の微調整と

考えればいい。 

だからこそ、その時は無理をせず、身体の自然治癒力が働くように、身体に

負担をかけずにゆっくりと休むのが必要だ。(*2)

続く・・・

 

 

*1  ”生命医療を求めて 心とからだの不思議なしくみ” 

内科医 内田久子著 平成7年日本教文社発行)

*2    ブログ:”平成24年10月21日 ”風邪の経過方法” 、1

0月20日 ”脳溢血の風邪”  参照 

                 ”



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