風邪の話[後編]/子供の素直な心 2012 8/23
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風邪
内田医師は風邪の症状に対して次のように言及する。
咳や痰は 肺や気管の悪いときだけではなく、健康なとき
にも老廃物をだすための、自浄作用(異物排泄作用)である
から、咳や痰をいたずらに恐れたり無理に薬でおさえたりせず、
かえって水分を飲んで、出やすくする方が手助けになる。(以上)
熱 に関しては以下のことを現場で体験されている。
高熱が出るということは、決して悪化の兆候ではなく、治す
力が旺盛であることをしばしば経験している。(以上)
野口整体と言われる、整体協会の創始者 野口晴哉
(はるちか)氏は、次のように言う。
子供が高熱を出して動揺している親に、高熱がでるほど、
その子供の身体が強い治癒力を持っている
ことを 理解させ、かつ、信じさせて、親と病人(子供)
を安心させた。
熱が出るということは、一定の温度以上では生きていけない
体内のヴィールスを撲滅するための身体の自然治癒力の
発動である。(以上)
それを経験からわかってくるにつれて、子供も熱が出ること
を喜ぶようになり、身体に潜む自然治癒力に 信頼という
プラスエネルギーが加わり、自然治癒力が一層旺盛になり、
風邪ひとつひかない健康体になっていった。
子供が熱を出すことを恐れなくなったこと.それは 熱が
出ること自体、自分の体の自然治癒力の発動であるという
ことを実感しているからだ。
そして、高い熱がでても、”君は丈夫だから高い熱が出る
んだよ”という、野口先生の言葉を素直に受け入れる心が
あったからだ。
ちょうど、それは、人生の試練に似ている。
どんな試練でも、乗り越えられない試練はないから、
与えられるという。
高いハードルはそれが飛び越せるからそこにあるというわけだ。
人はその試練に立ち向かい、その試練に勝った暁には、
さらに、大きく成長した自分が居ることを心のどこかで知って
いるのだろう。
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