何故、 頑張りたい ?
12月12日
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下に、整体操法の創始者 野口晴哉氏の言葉がある;
①何故 頑張りたい?
自分の弱さを知っているから
②何故 すましている?
言ってボロを出すより、知っていることでも黙って
いた方が、利口にみえるから
③何故 断言する?
自信が無いからだ。
多くは自分に言い聞かせている。
④何故 勝とうと焦る?
負けると思っているからだ。
⓹何故 ほめられたい?
やっていることに自分で自信が持てないからだ。
何故 剛情を張る?
弱いこと、腰が固いことで、 転換がきかないのだ。
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これらの言葉は、どんな人にも多かれ少なかれ、
心当たりのある、体験があるだろう。
ここで野口氏は、 人が自然治癒力を謳歌するための
秘訣を、行間で伝えてくれているような気がする。
人の自然治癒力が 十分に働く条件がここに、示されている
ような気がするのだ。
たとえば、
①頑張らない=リラックスする、
②断言しない=受容する心、
③勝とうと焦らない=結局は人との戦いではないこと、
④褒められたいと思わない
=自分は自分の主人(マスター)、
自分が褒める事
をすれば良い、
⓹剛情を張らない=視点をずらす
もし、これらの5つの条項を 理解して現実に
生かしていれば、人は、健康寿命を延ばせるだろう
子供の教育にも適応できる言葉でもある。
特に③の”勝ち負け”の点は、他者に勝つより、
自分に勝つ ということが大切だとわかれば、
他者と比べることも、自分を卑下することも
意味が無いと気が付くはずだ。
④の褒められたいという欲求は、子供も成人しても
多少は誰でも、持っている気がする。
これも、元は③と同じで、他者の基準を重んじるから
認められ、褒められることで、嬉しく感じるのだろう。
自分をぶれずに持っている限り、自分が自分を褒める
ことを為すほうが、肝心だということも、
自然と理解できるだろう。
⓹の視点をずらせることを、臨機応変にできれば、
感情をコントロールすることが 易しくなるだろう。
負の感情を抱くと、なかなか、それに左右されて、
仕事の能率が悪くなったり、失敗したり、イライラが
まして ますますその感情が大きくなっていくことが
ある。
そうしたとき、視点をずらす・ 例えば、別の事を
始める、相手の立場をもう一度考えてみる、自分
以上に相手も苦しいのかもしれないと、想像する
自分に本当に非がないのか、と反省してみる
などなど・・・
視点をずらそうと、決心すれば、少しずつ、そういう
客観的な自分の心の眼に、気が付くはずだ。
誰もが持っている”心の眼”は、使いこなせるように
なるには、忍耐と努力がいるようだけど、これを
習得すると、本当に、①のリラックスを得ることが
できる。
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