自然治癒力セラピー協会=Spontaneous Healing Therapy Japan

自然治癒力を発揮させるために、心と体の関係を考えます。

自然治癒力にはどんなものがあるか?

2022年12月20日 | 自然治癒力・生命力・発揮する考え方

 

病状の高熱に引き続き、自然治癒力の立役者の免疫作用

関してのお話です。

自然治癒力というのは、どんな力でしょうか?

それは、自浄作用などを通して、健康を維持するための

本能的な対応、本来、生物が持つ生理的能力です。

 

具体的に例をあげます。血糖値のコントロールです。

そこには、無意識に自然治癒力が働いて、異常な状況

を抑えているのがわかります。

血糖値が高すぎると、それを抑えるために、ンシュリン

が膵臓(すいぞう)から出るし、反対に、血糖値が下がり

過ぎたときは、アドレナリンが、副腎から分泌される

仕組みが、自然治癒力の一つです。

 

ホルモン分泌の調整や、血管の調整も、身体が持つ叡智にも

自然治癒力の作用があります。

これから冬本番、寒くなると、血管は収縮します。

その理由は、血管を縮めて、熱の放射が抑えられるので、身体

から熱を逃がさないためで、反対に夏は、体表温度を下げる

ために、血管の壁を緩ませ、汗腺を開かせ、熱の放射が行われ

やすいように自然に整えられています

 

吐き気をもよおすときは、病気だからではなく、病気に

ならないようにするための、自然治癒力作用です。

吐くことで、腐った食べ物や有害物質を体外に排出し、

下痢になるのもその理由からです。

 

発熱に関しては、自然治癒力の最たる効用が期待できます。

ウイルス感染した場合、発熱して、白血球が菌を食べ、

同時に熱の殺菌作用でウイルスを死滅させるからです。

 

このように、自然治癒力の働きには、解毒作用異物排泄

作用、免疫作用、組織再生作用、などがあるため、これらが

症状として出てきたとき、むしろ、安心して欲しいぐらい

なのです。普通は、病気にかかったと心配になりがちですが、

病気になる前の、身体の保護作用であると考えれば、恐怖心

無く、恐怖心なければ、自然治癒力は十分発揮される精神下地

ができますから、ゆっくりと、正常に身体は戻っていくもの

です。

 

自然治癒力には、組織再生作用という働きがあります。

たとえば、体の表面の傷をはじめとして、体内の臓器の

胃潰瘍のよう傷、皮膚だけでなく、骨の骨折、そして、

腸の傷害なども、組織再生作用が働いて、細胞の新生が

自動的に行われます。

 

白血球の働きをみると、不可思議な叡智をもっていると

しか思えません。

白血球の中でも中性好性白血球’と呼ばれるのは 

急性症に対して、リンパ球’と呼ばれる白血球で、

これは慢性症の原因となる結核菌やその他毒力の弱い、

病原菌に対して働きます。

身体の中では、自然とこうした分担を分けて、健康

を保つために、日夜、休まず、自然治癒力が働いて

くれています。

 

さらに、白血球は、種々の酵素を持っていて、異物を溶かし

たり、有毒物を分解して、無害にしたり、炎症や傷ついた、

組織から出た、繊維素を溶かして吸収するといった、病気

の後始末働きもしているのです。

 

血液を清浄に保つことが、健康の秘訣だとよく、聞きます。

その理由は、こうした白血球などの働きを活発化するため

に清浄な血液が、必要だからといえるでしょう。 

本来備わっている それらの能力が、十分発揮されないとき

症状が長引いて、いわゆる”病”になるわけです。

 

 

このあたりから、免疫力のお話になっていきますので、

次回にまた。

 

「空と湖」

海外の湖 湖畔

素材提供者:KEN

 

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