キク科フジバカマ属の多年草「フジバカマ(藤袴)」。秋の七草の一つ。
奈良時代に中国から渡来し、野生化して広がった。本州関東地方以西~四国、九州分布する帰化植物。
対生する葉は長さ8~13cmの披針形、ふちにはギザギザがある。乾燥させハーブや入浴剤に利用した。
両性の小さな筒状花が多数集まって散房状の花房をつくる。花色は白、ピンク、淡紫。
草丈100~150㎝、花径1㎝以下、花期8~9月。野生のフジバカマは減少し、絶滅危惧種に指定された。
花言葉は「あの日を思いだす」「ためらい」など。店頭などで流通しているのは近縁の園芸種が多い。