
キジカクシ科ヤブラン属の多年草「ヤブラン(藪蘭)」。葉が斑入り(ふいり)のものもある。

和名の由来は、やぶに生え、葉の形がランに似ていることから。別名「ヤマスゲ(山菅)」「リリオペ」。

葉の間から多数の花茎が立ち上がり、花茎上の穂状花序に多数の淡紫色の小さな花を咲かせる。

東アジアに分布し、日本では主に関東以西の本州・四国・九州・沖縄の山野で樹木の下草として自生。

秋には直径5 mmほどの球形の種子を露出して付け、熟すと緑色から黒紫色へ変わり、よく目立つ。

草丈30~40㎝、花径8~12㎝(花序)、花期8~10月。花言葉は「隠された心」「忍耐」など。
