
キジカクシ科ツルボ属の多年草「ツルボ(蔓穂)」。キジカクシ科は旧分類のユリ科から分割。

日本全国で山地、道端、土手などの日当たりの良いところに分布する。別名が参内傘(サンダイガサ)。

花は下から順に咲き、花穂は伸びていく。雄しべは6個で花糸の付け根は扁平。群生することが多い。

卵状の根(鱗茎)は黒褐色の薄皮に覆われる。全草に有毒成分を含み、誤食すると嘔吐、下痢、腹痛に。

薬効があると言われ、球根や茎をすり下ろして湿布として貼り、皮膚病やけがなどに民間薬して使われた。

草丈20~40cm、花径2~3mm、花期8~9月。花言葉は「我慢強い」「あなたの死を悼む」「破局」など。
