着物の会の恒例行事 国立劇場の歌舞伎鑑O教室(Oは賞です)に行った。
演目は 神O矢口渡(Oは霊です)
この教室は伝統演劇としての歌舞伎を主に中高生あたりに親近感を持たせるためだろうか? 若手の歌舞伎俳優の歌舞伎のレクチャーとともに一幕くらいを上演する企画である。わりにわかりやすい演目が多く気軽に見られるので毎年参加することにしている。
←こんな若い子たちの中で
←着物を着た私達が混じる
私の席の後ろは男子校の高校生たちだった。
今日のレクチャーは 坂東亀寿 歌舞伎の所作などを説明するのに観客も動員させられる。今日は二人の女子高生が舞台によばれ 女形の所作をさせられたり籠をかついだりしていた。その時だけ色めきたつ男の子たち。 「左のコ 可愛いじゃん」などとひそひそ声が聞こえる。
←パンフレットのあらすじはマンガで説明。まあわかりやすいっちゃわかりやすいが、こうまでしないと中々読まれないのでしょうね。苦労がしのばれます。
あらすじは 南北朝動乱時代 新田義貞の次男義峰が恋人の傾城うてなと兄のあだ討ちのための旅先で矢口渡にとおりかかる。そこの渡し守(実は兄を殺した犯人)の家に一夜の宿を借りる。イケ面の義峰に渡し守の娘 舟はひとめぼれ。
しかし 父(頓兵衛)が帰宅してまたもや義峰を殺そうとするのを自分が身代わりになって阻止する。父は義峰の兄 義興の霊に殺される。(いいかげんなまとめ)
義峰(亀寿)は当時の矢口の田舎には珍しく垢抜けたイケ面という想定。
純朴な田舎娘のお舟(孝太郎)は 一夜の宿を頼まれ最初は愛想なく断るが戸口をのぞいてあまりのイケ面な義峰を見て、一目ぼれ、コロっと態度を変える。そして恋人の傾城うてな(宗之助)が奥さんなのか妹なのかを訪ね 妹と偽られてほっとする。それで一目ぼれしちゃったがために 彼の身代わりになって父親から殺されてしまうってかわいそすぎますが・・・・
孝太郎のお舟は全然綺麗じゃなかった。顔も大きすぎるしなんだか野暮ったいし。だから傾城うてながやたら綺麗に見えたから役としてはちょうどよかったのかもしれないけれど。
女子高生が舞台に出ている間は真剣になっていた後ろの席の男子高校生たちは劇の中盤になると静かに爆睡。まああの年頃じゃ興味を持てって言うのは無理があるかもね。
まあ こんな文化もあるってことを若いうちに少しだけでも知っておくのは悪くないと思う。
ところでこの作品の作者は 福内鬼外 このふざけたペンネームは平賀源内だそうです。さすが日本のレオナルド・ダ・ヴィンチ ホントにマルチタレントだったのね、彼は・・・
終わってからは隣の グランドアーク半蔵門でランチ&お茶をした。
ここは帝国ホテルグループのカジュアルなホテルだけれど、立地のわりには値段設定は安く、その割りにおいしいので気に入っているところであります。
広い窓から臨む新緑も美しい。
連れのオバたちの今日の歌舞伎の感想。
「やっぱ イケ面は得だってことよね、今も昔も」
オバの感想もこんなもんです。爆睡する高校生と程度は似たり寄ったりですわね。
今日はお天気が危なそうだったが、今年初めての単衣を着た。降られなかったし暑くなかったのでちょうどよかった。
演目は 神O矢口渡(Oは霊です)
この教室は伝統演劇としての歌舞伎を主に中高生あたりに親近感を持たせるためだろうか? 若手の歌舞伎俳優の歌舞伎のレクチャーとともに一幕くらいを上演する企画である。わりにわかりやすい演目が多く気軽に見られるので毎年参加することにしている。
←こんな若い子たちの中で
←着物を着た私達が混じる
私の席の後ろは男子校の高校生たちだった。
今日のレクチャーは 坂東亀寿 歌舞伎の所作などを説明するのに観客も動員させられる。今日は二人の女子高生が舞台によばれ 女形の所作をさせられたり籠をかついだりしていた。その時だけ色めきたつ男の子たち。 「左のコ 可愛いじゃん」などとひそひそ声が聞こえる。
←パンフレットのあらすじはマンガで説明。まあわかりやすいっちゃわかりやすいが、こうまでしないと中々読まれないのでしょうね。苦労がしのばれます。
あらすじは 南北朝動乱時代 新田義貞の次男義峰が恋人の傾城うてなと兄のあだ討ちのための旅先で矢口渡にとおりかかる。そこの渡し守(実は兄を殺した犯人)の家に一夜の宿を借りる。イケ面の義峰に渡し守の娘 舟はひとめぼれ。
しかし 父(頓兵衛)が帰宅してまたもや義峰を殺そうとするのを自分が身代わりになって阻止する。父は義峰の兄 義興の霊に殺される。(いいかげんなまとめ)
義峰(亀寿)は当時の矢口の田舎には珍しく垢抜けたイケ面という想定。
純朴な田舎娘のお舟(孝太郎)は 一夜の宿を頼まれ最初は愛想なく断るが戸口をのぞいてあまりのイケ面な義峰を見て、一目ぼれ、コロっと態度を変える。そして恋人の傾城うてな(宗之助)が奥さんなのか妹なのかを訪ね 妹と偽られてほっとする。それで一目ぼれしちゃったがために 彼の身代わりになって父親から殺されてしまうってかわいそすぎますが・・・・
孝太郎のお舟は全然綺麗じゃなかった。顔も大きすぎるしなんだか野暮ったいし。だから傾城うてながやたら綺麗に見えたから役としてはちょうどよかったのかもしれないけれど。
女子高生が舞台に出ている間は真剣になっていた後ろの席の男子高校生たちは劇の中盤になると静かに爆睡。まああの年頃じゃ興味を持てって言うのは無理があるかもね。
まあ こんな文化もあるってことを若いうちに少しだけでも知っておくのは悪くないと思う。
ところでこの作品の作者は 福内鬼外 このふざけたペンネームは平賀源内だそうです。さすが日本のレオナルド・ダ・ヴィンチ ホントにマルチタレントだったのね、彼は・・・
終わってからは隣の グランドアーク半蔵門でランチ&お茶をした。
ここは帝国ホテルグループのカジュアルなホテルだけれど、立地のわりには値段設定は安く、その割りにおいしいので気に入っているところであります。
広い窓から臨む新緑も美しい。
連れのオバたちの今日の歌舞伎の感想。
「やっぱ イケ面は得だってことよね、今も昔も」
オバの感想もこんなもんです。爆睡する高校生と程度は似たり寄ったりですわね。
今日はお天気が危なそうだったが、今年初めての単衣を着た。降られなかったし暑くなかったのでちょうどよかった。