局の道楽日記

食道楽、着道楽、読書道楽  etc
生活色々を楽しんで暮らしている日々の記録です

一生懸命あほらしさを演じる 

2011-04-15 22:54:36 | 見る(映画 劇場 美術館など)
今日はご招待いただいて 下北の劇場へ。

友人も誘ったので南口で待ち合わせるために駅の階段を下りていくと・・・ ひとだかりがあった。

みんな携帯で写真を撮りつつ笑いながら一点を見つめていた。



そこにはイチローがいた。

一瞬 「震災の寄付でも集めてるのかな?」と思ったほどそっくりさん。

顔といい背格好と言い本人かと思った。その子が大真面目にイチローそっくりのパフォーマンスをやってみせている。

何が目的なのかよくわからないが、とにかく似ているし上手。
ちょうど友人が来たので目を離したすきに ふっと居なくなってしまった。

これが今日みたアホの演技part1


それから 本☆劇場へ・・・・



この芝居である。 ☆天紅 

今は亡き鬼才 中島☆も氏原作(躁状態の時の作だそうだ)の17年ぶりだかの再演。



舞台が始まる前のスクリーンにはこの人の笑顔が出迎えてくれていた。

この方の小説はとってもおもしろいのと どうしちゃったの?ってくらいつまらないのと入り混じっていたが ガ☆ラの豚 とか 人体模☆の夜 とは好きだったなぁ その生き方といい あまりにもらしすぎる亡くなり方といい 私にとってはとても印象的な作家であった。早すぎる死は惜しかったと思う。

その作品が 娘さんと主演の山☆氏によって蘇り上演された。

この手のお芝居って趣味に合わないものはホントにつまんないので実はおそるおそる見に行ったのだけど・・・・

おもしろかったよ。大笑いできた。
みんながおおがかりにバカバカしいことを真剣にやって笑わせてくれたのがよかった。

主演の山☆氏 彼のお芝居は三度目だけど イケメンで声もいいしオーラもあって二の線もいけると思うのにあのそり上げた辮髪頭をトレードマークにして、なんとなくすっとぼけたお茶目なところが素敵である。

これが今日見たアホの演技 part2

電気が消えた店、薄暗い駅。 なんとなく楽しいことを自粛しなきゃならないという風潮の中で初日を迎えるって大変だったかもしれない。
けど、やっぱり笑ってすっきりする、気分転換するって大切だと思う。落ち込んでる人たちもこのアホらしさで笑ってつらいことだって少しは忘れられてやりなおそうっていう原動力にもなるんじゃないかしら?

芝居が終わって 最後のご挨拶では ち☆わ投げがあった。らも氏の劇団で恒例でやっていたらしい。出演者が客席に向かってちくわを放り投げてくるのだ。

まん真ん中の良い席をとっていただいていたので私も一本ゲットすることができた。




無添加のはもちくわ。

家に帰って留守番していた犬たちとわけあって食べたけどおいしかったよ。
コメント (2)
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