局の道楽日記

食道楽、着道楽、読書道楽  etc
生活色々を楽しんで暮らしている日々の記録です

落ちた(理性は感情に負けた)

2011-04-23 03:27:47 | 日々の生活
先日アップしたが ☆ ウチの長男(通称ドラ)の長年の付き合いの彼女の親御さんと会食して、二人の結婚のための両家の合意が成立した。
これから具体的なことを決めたりしなくてはならないけど、まずは良かった。あちらのご両親 M子の弟くんもとても感じの良い方たちで、私としてもこれから温かく二人を見守ってあげよう。

そう思って帰ってきた日曜日の夕方であった。
しかし妙に疲れている。昼にしっかり高カロリーの食事をしてワインも飲んでいたので、夕食は軽くてもいいやと思って支度をしようとしたのだけど、本当に体が重く感じていた。東京駅までいってランチをするなんてどうってことないし、そんなに気疲れしたつもりもないけど どうしたんだろうとその日は思っていた。

そして月曜日・・・ その日は仕事もなかったので家族を送り出してから掃除洗濯をしてからジムにでも行こうと思っていたのだけど、やはり前日の疲れが抜けていないのか体が動かない。洗濯の終了を告げるブザーが鳴ったのに、気力が出ずにソファから立ち上がれない。

間抜けなことに 私は初めてそこで 「あっ 私って落ち込んでるんだ」と気づいたのであった。

原因と言えば ドラの結婚が決まったってことなんだと またそこで自覚したのであった。

ブログを読んでくださってる方ならわかってくれると思うけど、私は自分ではもう子離れしていると思っていた。ドラも独身寮に住んでいるし、仕事も忙しいから一週間くらい連絡をとらないことも珍しくないし、オットも娘も忙しいなりに関係は悪くない。友人も多いし、ちょっとした仕事も趣味もあって自分自身も忙しい。
しかも 長年つきあっているのでM子の事はわかっていて良い子だと思うし、今回あちらのご家族に会って余計安心した部分もある。

理性的に考えれば、ドラが結婚するってことについて私が落ち込まなくてはならない理由なんて何にもないのだ。

だけどこの落ち込み。理屈に合わないから最初は自分でも認めたくなかったけど原因はそれとしか考えられなかった。
月曜日はズブズブと沼にはまってそれで過ごした。

火曜日に宝塚の観劇に。この日の観劇仲間はMちゃんだった。中学高校と同じ学校だった故郷の友。癒し系かつ聡明な女性である。
病院関係のご主人に先立たれたけど、同族経営のためリッチな未亡人である。
とても勘のいいMちゃんは 「どうしたの局ちゃん 元気ないね」と言った。そして私は自分の理屈では説明できない落ち込みを彼女に話すはめになった。
本来なら「おめでたいこと」である。私も喜んだはずなのに、なぜかそのあとずっと鬱々してる自分が情けないよ などと幾分自嘲的に打ち明けてみた。

そうしたらMちゃん
「わかる~ 私も息子のことでずっと落ちてたんだ」とのこと。
彼女の医学生の息子ちゃんは私たちの実家地方の大学に行っている。ところが、先日ノロウイルスだかで吐き下しで苦しんで それを聞いた彼女は東京から夜中に車を飛ばして看病に行き、そのまま親族の病院に入院させたそうだ。
そして次の日、「お母さん帰っていいよ」と息子さんに言われたらしい。同じ大学の彼女がMちゃんの代わりに看病に来てくれるからもう母親には帰ってもらいたいってことだったらしい。
それならその子に挨拶でもしてから帰ろうと思ったのに 息子ちゃんは彼女が気を使わせるのが嫌で帰って欲しい様子。せっかく夜中に車を飛ばしたのにそれはないんじゃないの?とMちゃんもキレそうになりながらも我慢して帰ったらしい。
そうしたらそれを気にした息子ちゃんは すぐに電話してきて
「お母さんごめんね。彼女が会ってもいいって言ってるよ」と言ったとか・・・
「私 それを聞いて怒るっていうよりなんか情けなさが先に立っちゃってね。 それからずっと落ち込んでるんだ。 同じってわけじゃないけど局ちゃんの気持ちがすごくわかる。 でも局ちゃんがそういうことで落ち込むっていうのは意外~ 」と言われた。

そして、舞台を観つつ幕間でまた愚痴りつつ、そのままヤケ酒でも飲みたいところを時間の制約があったため劇が終わって家に帰ったのであった。


そして水曜日、会社でどうってことのない発注ミスで落ち込み、木曜日にスーちゃんが亡くなったニュースを観て、なぜか喪失感が強く押し寄せてことさら落ちた。
どうにか気分をアップさせようと思っても出るのはため息ばかり。こういうのが続いて浮上できないのがうつ病なんだな~と初めて思った。

私は姑から結婚して一年ほどたったときに 「○○(オット)は局さんのものになってしまったのね~」とつくづく言われたことがあった。
ちょっとしたいさかいがあって(良かれと思って私がしたことが姑の機嫌をそこね、オットが私の味方をしたことで姑がヒステリーを起こしたのである)朝の4時ごろに電話がかかってきていきなりそれを言われたのはまいった。
その時はホントに迷惑だったし、冗談じゃないと思って怒ってしまったが、そういうせりふを言う原因の中に今私が陥っていたような感情が関与していたんだな~ってことが思い当った 20年以上経って・・・ 良い悪いは別として・・・

私はそこまでナマの感情はM子に対してむき出しにはしないだろうけど。

そして金曜の夜、我が家で女子会をした。親友AとNちゃんである。
震災後、色々仕事や私生活で影響のあったキャリアウーマンズ。話したいこと満載だったらしい。どこかお店で集まるのもいいけど、気兼ねなく飲みながらとことん話したい。じゃ家においでよってことでちょうどオットが泊りだった我が家で手料理でもてなした。

Nちゃんの話でちょっと回復した。金曜の7時にはじめてお開きは2時、二人ともタクシーで帰った。
また続きます。こんな時間になっちまった。





コメント (8)
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