局の道楽日記

食道楽、着道楽、読書道楽  etc
生活色々を楽しんで暮らしている日々の記録です

また(またまた)エリザ

2018-11-02 20:47:14 | 見る(映画 劇場 美術館など)
10月最終日は観劇



日比谷です。

月組公演『エリザベート-愛と死の輪舞(ロンド)-』初日舞台映像(ロング)






相当のチケット難らしかったそうだが、ありがたい最前席。SS席と通路一つ隔てての一番お得なS席。銀橋まで1mの席であった。




この演目はいったい何度見たことだろうか? 宝塚だけでなく東宝も見ているから10度ではきかないかもしれない。
だけど見るたびに、よくできた話だなぁ 曲がいいなぁと感動し、それなりに満足してきた。
歌もほとんど歌えるほど覚えてしまった。
だからなのだろか? 「エリザ慣れ」してしまったのか? 自分の中でのエリザベスト配役ができていて、それと見比べてしまうのか・・・?


今回、こんなに素晴らしい席だったにもかかわらず、大満足ってわけに行かなかったのであります。

シシー役のちゃぴさん。今度で退団。素晴らしい娘役だったと思う。すごい美人じゃなかったけど彼女が踊ると目を離せなくなった。背中の線の美しさ、手足のしなやかさ。
今回のシシーも歌が安定していて、安心して見ていられた。まあワタシの中のベストシシーはお花様なんですけど、あの方は別格だからすかたね(茨城弁風)

ルキーニの月城さんはどの角度から見ても美しく、ルキーニの狂気やアクみたいな表現はもう一つだったけど、あのそつなさとウマさは「これでいいじゃん」と思った。もともと月城さんは二の線でやって欲しい。

フランツの美弥さん。ワタシはこの方、アラミスの時からすごく好きになっていたのですね。あの流し目の色っぽさ。
だけどフランツというと、この前のワタシの中のベストフランツの北翔さんが頭から離れず、どうしても比べてしまったんですよ。夜のボートの歌。ヅカ見て泣いたことのないワタシが泣かされた唯一の場面であった。
あの感動がまだ生々しくてですね・・・ どうも美弥さんとイメージが違い過ぎた。

と、言っても仕方ない比べても仕方がない事をぐだぐだ言ってもすかたね。

ただねえ・・・
トート閣下の歌・・・
こういう事書くとファンの人も読むだろうし、申し訳ないんだけど、あの不安定感はどーにかしてほしかった。
特に歌い出しの音がとれないのか 楽器の音を聞けばいいのにどんぴしゃの音程に降りてこないんですね。たまにちゃんとした音程から歌いだしたらほっとするって感じ。
そして後の音程も不安定で、上がりきれないっていうか歌い上げる所で半音くらい低いので聞いててホントにイライラした。
「闇が広がる」だったっけかオーケストラのトランペットが歌につられたのか プホォなんて変な音を出してたので、悪いけど笑いをこらえてしまった。
他の星組さんって歌は上手なのになぁ。
そうそうゾフィーの歌もすごく良かった。

話はトートに戻るけど、あの化粧と衣装も昭和のヴィジュアル系バンドのボーカル(ちょっと落ち目の)を彷彿させられて、要するにもうワタシの趣味じゃなかったのである。

別にたまきちさんがトップとしてどうこうってわけじゃなく、ダルタニアンの時の颯爽とした演技などはとても良いと思ったから、トート向きじゃなかったんだと思う。





コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする