局の道楽日記

食道楽、着道楽、読書道楽  etc
生活色々を楽しんで暮らしている日々の記録です

乙女チックwな午後

2021-06-29 00:36:52 | 見る(映画 劇場 美術館など)


土曜日の昼下がり
根津駅






こんな立て札を横目で見ながら



東大の工学部脇のゆるくて長い坂を上っていく










大学と古い町並みの住宅街の中に現れるのがここ弥生美術館https://www.yayoi-yumeji-museum.jp/

実は私がフォローしている「レトロ絵日記de街さんぽ」のretro_enikkiさんのブログでこちらの紹介の記事があり企画展の終了まであと二日の時点でこりゃ~行かねば!と思い急遽web予約をしたのであった

https://www.yayoi-yumeji-museum.jp/yayoi/outline.html






会期ぎりぎりだったのはこの企画展です




局が乙女チック?
そりゃねーだろとお思いのあなた まぁそれは確かかもしれない

ワタシが少女漫画雑誌「りぼん」を読んでいた頃は恐竜が歩いていた頃かもしれないが
その頃から地球環境は変わり少女は孫を持つ婆になったにせよ ワタシが乙女だった歴史があってもいいじゃないか
と あれこれ照れ隠しに言ってはみるものの

この企画展で取り上げられた「田淵由美子」同時代の「陸奥A子」先生が最盛期の頃は「りぼん」が「りぼん」らしく「少女」が「少女」らしい時代だったと思う 花柄のロングワンピに白いエプロンをした小柄で細身の少女はO脚に立って上目使いで恋をしていたわけだよ

まあどっちかというとワタシはその頃から一条ゆかり先生や山岸涼子先生派ではあったがこの乙女チック路線も嫌いではなかったし とにかく懐かしかったのである
OGPイメージ

銀座から根津へ - 局の道楽日記

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銀座から根津へ - 局の道楽日記

 


自分のブログを掘り返してみたら2016年にもここを訪れていた 
この時なぜか現金をあまり持ってなくて図説や作品を買いたくてもカード扱いをしない所だったので山岸涼子カレンダーとあと本一冊だけしか買えずに涙をのんだのを思い出した

田淵由美子展も記憶の箱が開き 懐かしさに胸が熱くはなったし 昭和から平成を通り抜けて「少女から女性」たちの見かけと内面の変化ってのも著しいもんがありますのう などと感慨深く 1・2Fをあとにした

そして3Fは








いいわぁ
田淵由美子が描くのが昭和の少女としたらこの方の描くのは大正ロマンの麗人か
鬼滅の刃ファンなどもときめくと思いますよ このファッションと背景



そして弥生美術館は隣に竹下夢二美術館も併設されているのである
この方は肉筆も版画も描き商業デザインも手掛けた 元祖乙女チックの天才だわね















前回訪れた時に現金の手持ちがなくて涙を飲んだ分 今回は満を期して(と言うほどでもないが)ミュージアムショップを堪能した







アンティーク着物の着こなし本の体を取りつつ 華宵氏やそのほかの叙情画家の作品満載 祖母・母・娘の同じ着物の着こなしやら
吉屋信子 菊池寛などの作品の中の着物など非常に読み応えのある内容であった









そして前から欲しかった竹下夢二館の図説もget



オマケに夢二関連の東京都地図もついてきて嬉しかった
これを片手にあちこち徘徊するのも楽しそうである

ここの所趣味時間がゴルフばっかりでいつのまにか自分を「体育会系オバ」範疇にに入れていたが本来はこちらの住人じゃないかと思い出させてくれた場所と時間であった
まあ両方楽しめればそれにこしたことはないけれど



あっこれも買いましたよ 何十年ぶりだろうか、この物語を読むのは・・・





コメント (4)
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