↑画像は昨日東京に戻ってきた時です。初盆の法要とお盆の迎えだけすませてワタシは車で戻った。Uターンラッシュを避けたくてであります。
故郷も暑かったけど東京も暑いですね。
11日には両親の初盆の法要。今年初盆を迎えた檀家の合同法要であった。
13日の迎え盆の日
朝五時に弟を叩き起こしてお墓参りして祖父母と父母をお迎えに。
その日に親戚の何人かとご近所さんがお線香をあげに来てくれた。
その時の話であります。
昼過ぎに従兄弟が三人連れ立ってお参りに来てくれた
父の兄の子供である姉と弟二人、ワタシ達姉弟とも小中高で同じ学校、父も彼らを可愛がっていたし、弟はその父である亡くなった伯父と一緒にテニスしていたりで親しかったし一昨年亡くなった伯母は父と同い年で同じ学校と言った感じで親戚の中でも関係は濃かった人たちだった。
上二人は東京での住居は偶然我が家と同じ区なので何かと共通の話が弾む。
なのでお互いの両親の思い出話にも花が咲いて、仏間の隣の大きな客間で、あちらの三人とこちらは弟とオットとワタシの計六人でお茶を飲みながら和やかに話していたんですね。
そうしたら・・・・
廊下の向こう(8mくらい離れた)リヴィングの戸(引き戸)が開いて閉まった音がして足音がした。そしてなぜか鈴の音も聞こえた。
「ん?」となったワタシ達。
リヴィングには犬を置いていたが、ワタシ達以外に家に人はいなかったのであった。
「今、お勝手の引き戸が開いたよね」
「犬じゃないの?」
「いや、Gちゃんはあの戸は開けられないよ」
「足音も聞こえた気がするけど・・・」
「鈴も鳴ったよねえ・・・」
ぞわわ~
ってことで確かめに行ったオット
「Gはソファで寝てたよ 戸がちょっと開いてたけど」
「まただよ~~」
この従兄弟たち、我が家の「出る話」は知っているのである。(前に冗談まじりに話したことがあったので)
「ね、今、誰か戸を開けたでしょ! 足音と鈴の音聞こえたでしょ!」とワタシ
「いや~ ホントだね~」
「叔父さんかな~」と従兄弟たち
「確かに 父かもね 今日お迎えしてきたし」
「それで 鈴の音ってさ、レオン(父の死んじゃった愛犬)の首輪に鈴が着いてたんですよ~」と弟
と六人が同時に空耳ってことあるんですかね?
六人みんなレピー小体型認知症かいな?
鳥肌たちまくりであった。まあ父と思えば害はないだろうが、やっぱり怖いんですけど・・・
ワタシ一人の時はやめてよね。
賑やかな場が好きだった父
可愛がってた甥と姪が来てくれて、仲間に入りたかったんですかね?
ところで 先週 こちらの美術館に見に行きました。
表参道ヒルズの近くちょっとわき道に入ったところの浮世絵専門の私設美術館であります。
荒れ果てた屋敷に巣くう不気味な妖怪や、怨みを晴らそうと恐ろしい形相で睨みつける幽霊。浮世絵にはさまざまなお化けが登場し、時には見る者を怖がらせ、時にはそのユーモラスな姿で笑わせます。本展では、歌川国芳や月岡芳年の名品をはじめ、妖怪や幽霊を描いた浮世絵約170点(前後期で全点展示替え)を紹介いたします。この夏、お化け屋敷と化す (?)太田記念美術館にぜひ足をお運びください。
美術館サイトより
歌川国芳や月岡芳年など幽霊画の名手の作品が並ぶ夏にふさわしいw展示
日本でのお化けってのは怨念がらみの人間もあれば、猫やキツネやクモやタヌキなどの動物たちの霊もあり、実にバラエティに富んでるんですね。
歴史の一場面や能や歌舞伎の題材になっている場面もあって面白かったですよ。
題材は時にはグロだったり怖かったりするのもあるけど、美人の幽霊なんて儚げで色っぽくて美しさも感じました。
ワタシは怖がりのくせにこういうものが好きなんですね。
何かがあちらからやってくるのであろうか?
東京にいる時は何にも感じないのが不思議なんだけど。