息子も買い物

お泊り忘年会はなかなか盛り上がったが、夫の仕事関係の私には初対面の色々な職種の人たちだったので色々気を使った。

夫と私の留守中の昨夜は、家に買い物から帰った娘と息子カップルが集まり、息子が作ったパスタを三人で仲良く食べたらしい。

その時、娘が私に買ってもらった物を二人に披露したらしく、彼らもセールに行きたくなったようだ。

午前中　夫と二人で居る時に息子から電話があった。
「伊勢丹バーゲンってどこでやってんの？」
「ケープラだよ。」
「なんだよ　本店まで来ちゃったよ～」
「招待状ないと入れないかもよ。言ってくれればＯＯ（娘）に再入場券持たせたのに」
「そっか　まあ行ってみるよ、あっちも商売なんだから拒否はしないだろ」
しばらくたってから　「余裕で入れた」とメールあり。

今日は夫を職場において私だけ帰って来たのだが、家には息子が一人だった。
Ｍ子は帰省したのだそうだ。
お歳暮でもらってあった　冷凍すきやき肉を解凍して二人すき焼きをした。

その後、息子が買ってきたものを見せてもらった。
伊勢丹オリジナルのコート。今年物が半額だったそうだ。黒地に濃いグレーでピンストライプが入っている生地でスタイルもなかなか趣味がよいし、素材も縫製もしっかりしているみたいだった。ライナーがとりはずしできるから季節も問わないしずっと着られそうだし。

「いい物選んだじゃない。黒だから冠婚葬祭行けるね」
「売り場のおばはんも同じこと言ってたよ」
「同じこと思うのよ　世間の人は。しかしあんたがこんなまっとうなサラリーマンサラリーマンした服を買うようになるなんてね～　お母さん嬉しいよ（泣きマネ）」
「そりゃ～　そでしょ。　俺だっていつまでも冬場アロハってわけにはいけませんよ」
「去年まで年内は半そでって言って今頃も半そでで大学行ってたよね～」
「ハハハ　若かったですな～　俺も」
「コートなんて一生着ないと思ってたよ。あんたは・・・」
「別に着なくても困らないんだけどさ、みっともないんだよな。持ってないみたいで。実際持ってなかったけど　爆」
「２月ころのシューカツの時も着なかったよね。買いなよって言ってもいいっていってさ」
「俺自身はスーツ着てりゃ寒いと思わないんだけどさ、着ないと次長にそのうち何か言われそうなんだよね。目立つって言うかはみだす部下嫌いみたいだよ。アメリカ帰りのくせによ～」
「かわいそうに　ってあんたじゃなくて　一番はみ出しそうな部下持たされた次長がだよ」

と　いつものごとく親子漫才をしながらお茶を飲んだ。

「あとさ、ネクタイも買ったんだよ。これは完全に俺の趣味。残念ながら職場には無理っぽいけど　遊びのときにしてく」
「へえ　見せて～」



ひえ～　プッチですか！
アロハ魂は残っていると見た。