萬文習作帖

山の青年医師の物語+警視庁山岳救助隊員ミステリー(陽はまた昇る宮田と湯原その後)ほか小説×写真×文学閑話

Short Scene Talk 新生活其の四―Aesculapius act.6

2013-12-09 10:00:30 | short scene talk
二人生活@tailor



Short Scene Talk 新生活其の四Aesculapius act.6

「こんにちは、制服の注文をお願い出来ますか?」
「いらっしゃいませ、どちらの学校のものを?」
「本郷台中学校です、この子にお願いします、」
「かしこまりました、体操服などはおありですか、」
「ソレは前のガッコので大丈夫だね、さっき見たけど同じだったよね雅樹さん、」
「そうだね、でもジャージは揃えて頂けますか?」
「かしこまりました、では制服の採寸をしましょう。見本の試着もされますか?」
「お願いします、」
「では支度してまいります、少々お待ちください、」
「ね、雅樹さん、やっぱ学ランのガッコにしとけば良かったかね?」
「ん、どうして?」
「学ランならボタン付け替えりゃ前のと同じの着られるだろ?一年も居ないガッコの制服作るの勿体ないね、」
「光一、そんなこと気にしなくて良いよ?ブレザーの制服も着てみるの良いと思うし(ほんと着て見せてほしいな似合うと思う照)」
「ん、雅樹さんがそういうなら着てみるね(笑顔)」
「うん、私服も着てみたいのあったら言って?読みたい本とかも言ってね、僕に遠慮なんかしないこと、もう本当に家族なんだし、」
「ん、家族だね(ストレート笑顔)」
「そうだよ(笑顔)(また光一すごい可愛い笑顔してる僕こんなときなのに不謹慎なくらい幸せだどうしよう照困)」
「お待たせいたしました、まず見本の試着からしてみましょう、身長は158cmでよろしかったですか?」
「当たり、オジサンやるね(笑顔)」
「おじさんプロだからね、笑 ウェストはここで調節して下さい、試着室はこちらだよ?」
「ありがと、雅樹さんちっと待っててね、」
「うん(笑顔)(こういうのしてあげられるの幸せだなほんと家族って感じ照喜)」
「どうぞ、お掛け下さい、」
「ありがとうございます(七五三は着物だったし卒業式もニットにネクタイ膝丈ズボンだったから光一のブレザー姿って初めてだな似合うだろな上品な貌だからフォーマル似合うし照)」
「制服の採寸ですが、大きめに作られますか?」
「背が伸びるからって事ですよね?実は年明けに転校する予定なんです、」
「でしたら丈と袖を出せるようにしておきますね、裾だしも当店で承れますので、」
「ありがとうございます、」
「雅樹さん、お待たせ(笑顔)」
「ブレザーも似合うね、光一(笑顔)…あれ?」
「よくお似合いですよ、笑 でもスカート丈が短いかな、細身で脚が長いからそのつもりで採寸しましょう、」
「雅樹さん、スカートも似合う?(笑顔)」
「…あのすみません、この子は男の子なんですスラックスでお願い出来ますか?(すごく光一スカート似合う脚きれいだし可愛いでも情操教育上ちょっと困るどうしようでもかわいい照それにしても悉く女の子に間違われてるよね御岳だと皆が男の子って知ってるから困ることないけどこんなに間違われて困るなんて予想外だ 困×照)」




昨日の続きにてAesculapius「Manaslu26」と第2章の幕間、
御岳から戻ってきた午後=二人生活初日@湯島~本郷4幕、光一の転校先の制服その他を買いに来たワンシーンです。

昨夜Aesculapius第2章「Pinnacle2」草稿UPしてあります、2倍ほど加筆校正の予定です。
それ終わったら短編とSide Story第72話の英二サイドを掲載できたらなと。

取り急ぎ、



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