萬文習作帖

山の青年医師の物語+警視庁山岳救助隊員ミステリー(陽はまた昇る宮田と湯原その後)ほか小説×写真×文学閑話

山岳点景:冬木の一色×八ヶ岳

2013-12-11 19:22:02 | 写真:山岳点景
山、水の一木



山岳点景:冬木の一色×八ヶ岳

先々週末の八ヶ岳で撮った美し森の一木です。
白い樹肌は晩秋の陽光に映えて、枯色とのコントラストが綺麗でした。
こんなふうに違う植生のなか一本だけ立っている木を見ると、ドッチなのかなーとか思います。

最初の一本→これから実生などで増えてゆくのか、
最後の一本→気象変化などで枯れゆく絶滅林なのか、
ま、どっちでも無い事も多いみたいですけどね、笑




でも丹沢のブナ林や三頭山のブナ林は衰退している現実があります。
丹沢も堂平では実生が育つそうですが、三頭山は枯れた倒木が目立ちます。
樹木が消えると山は保水力を失います、で、結果的に土砂崩れ&水源が枯渇する。
それが良質な湧水のメカニズムだから山国日本は水が豊富=草の生えない土地は無いワケです。

ブナの大木の根っこが抱える土は大型ダンプ10台分にもなるんだとか。
そうした樹木で構成する森の地面は80%の隙間があるポイントもあります。
いわゆるスポンジ状になることで空気を含んだ土は、まさに生命を育てる土壌です。

で、森土は一握に1,000億個の土壌生物が生きているんだとか。
なんかすごいなって思います、笑




樹木の種で有名なのはドングリですが、
例えば水楢のドングリから大木に育つのは百万分の一以下と謂われています。
成長するとき幹の細胞は80~90%が生まれて2~3ヶ月で死にますが、この死んだ細胞が硬化します。
人間の爪が皮膚の細胞が変質して硬化するのと同じってことです、で、固い樹皮となって樹木を支えます。

森土にドングリは抱かれて細胞を9割死なせ堅めながら百万分の一の大樹に育つ。
そしていつか朽ちて豊かな森土に還り、そこに新しいドングリが根付いて大樹へと育ってゆく。
そういう繰り返しが続きながら森も山も今の姿になっているわけですが、悠久って言葉が似合うなと。




ちなみに、カリフォルニアのレッドウッドは樹高110m、30階建てビルの最上階と同じ高さまで育ちます。
見あげたらどんな感じするんでしょうね、笑




Savant「Supreme 至上の点3」加筆校正が終わりました。
このあとAesculapius「Pinnacle不尽の燈3」の加筆します、倍くらいになる予定です。
それ終わったら第72話の続きか短編になるかなと、でも寝落ちするかもしれません、笑

取り急ぎ






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Short Scene Talk 新生活其の六―Aesculapius act.8

2013-12-11 00:30:38 | short scene talk
二人生活@dining



Short Scene Talk 新生活其の六―Aesculapius act.8

「雅樹さん、味噌汁の味どう?」
「おいしいよ(光一ほんとに料理うまいな喜)でも照枝おばさんの味噌とも祖母のとも違う感じだね?」
「うんっ、ばあちゃんのと吉村のバアさんのと合わせ味噌してみたね、この三択だと雅樹さんドレが一番かね?」
「どれも光一が作るのは美味しいよ(笑顔)(これ新婚会話そのものだな幸せどうしよう照嬉)」
「じゃあ俺が味噌から作ったらモット美味しいってなるかね、やってみようかね?」
「光一、味噌も作れるの?」
「うんっ、ばあちゃんの仕込み手伝ってるからね、この味噌もソレなんだけど、」
「そんなことも出来るんだ、もしかしてこの漬物も光一が?」
「だよ、家で世話してた糠床ごと分けてもらったヤツだね、」
「すごいね光一、いつの間にここまで料理できるようになったの?(味噌に糠漬けって中学1年生なのに驚)」
「ちっとずつガキの頃から憶えてきたね、十三歳になるまでにはって思ってたから、ね…照」
「それって光一、僕のためにってこと?照(こんな質問するなんて自意識過剰とか思われるかなでも聴かないのもアレだし照)」
「ん、だね(ストレート笑顔&照)」
「ありがとう、すごく美味しいよ?(笑顔)(すごい可愛い笑顔してる光一いろんな意味でおいしい幸せどうしよう僕こんな時にごめん明広さん奏子さん自責×照)」
「よかった、コレから俺が料理も洗濯も掃除もするよ、奥サンだからね(極上笑顔)」
「ありがとう、助かるよ(笑顔)(助かる以上に嬉しい奥さんってどうしよう照)でも無理しすぎないで?光一も学校あるんだし、」
「ん、勉強もキッチリやるね?雅樹さん、時間ある時ちっと見てくれる?」
「僕が家庭教師もするよ?あと、たまには僕にも料理とか手伝わせてくれるかな?」
「うんっ、休みとか一緒に台所したいね、雅樹さんの料理って俺ほんと好きだもん(笑顔)」
「ありがとう、休みの日とか僕もご飯作るね、(ああ一緒に台所ってほんと夫婦だよね幸せだ僕どうしよう照嬉)」
「俺ね、ウチにあった料理本も持ってきたから読んでレパートリー増やすからね、楽しみにしててね(笑顔)」
「うん、楽しみにしてる、ありがとう光一、(ほんと楽しみだな僕こんな幸せで良いのかな照)」




昨夜の続きAesculapius「Manaslu26」と第2章の幕間、
御岳から戻ってきた夜、二人生活初日@湯島~本郷6幕・夕食シーンです。

side story第72話「処断1」加筆校正も終りました、英二サイド@第七機動隊舎です。
Aesculapius「Pinnnacle2」も加筆校正終っています、雅樹@大学教員の現実と対峙ってカンジです。
週刊連載Savant「至上の点3」草稿UPしてあります、馨と紀之@仏文研究室のシーンから始まりです。
この加筆校正が終わったらAesculapiusの続きを掲載したいなって考えています。

で、ランキングサイトにほんブログ村への反映がここんとこ上手くいきません。
それでも、そちらから見に来て下さってバナー押して下さる方ありがとうございます。
やっぱりランキングとかって励みになるんで嬉しいんですよね、笑

感謝&進捗を取り急ぎ、








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