トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

ようやく取水升位置まで到達した・・・

2025-03-10 | 今日は真面目に

 2日、20℃超えの予報なので春時間で出立する。この日の作業はまずは砂礫層が崩れるのを防ぐために丸太の位置を更に下げて据えたくて丸太の直径程掘り下げて据えてみたが、まだまだ下げないと取水升までが急傾斜になり砂防できなさそうだ。がまあ、それは後回しにして取水升の位置確認も急ぎたい。せめて出来るだけ早く、送水が滞る前に排砂作業を済ませたいし可能ならばエンジンポンプで強制排砂を行い管内一掃したいのである。断水を避けて送水量を増すにはこの方法しかなく、農業用水施設としての役割が終わった以上、「生物保全のための水源維持」なんて発想は行政には皆無だ。

丸太を沈めたい ➡  直径分沈めたがまだ不足だ。取り除く砂礫量は増す一方である

 さて、この日の作業ではようやく右岸側取水堰上端面を露わに出来てオーバーフロー部の肩の位置が確認できたのだ。この上端面より30cm下に取水升上端面があるはずなのだが、掘り出すためには更に周囲の砂礫を取り除かねばならない。取水升上端面のコンクリート面は800mm×800mmの設えで、現状は開口部に笠型フイルターが載せてある。現在、手探りで探しても確認出来ていないものの、工事の記録写真から推測すれば写真赤矢印の部分まで到達しているのでもう少し頑張らねばならない。断水させてしまうと水域のニホンアカガエルなどの絶滅危惧種をはじめ、トンボ20種以上の生息種やホトケドジョウなどの希少生物が全滅する。まあ、シビアに言えば絶滅したところで社会には何の影響も憂いも無いだろうが・・・。