京都&神楽坂 美味彩花
京都と神楽坂を行ったり来たり、風景などを綴っています。
 



「相国寺瑞春院」(そうこくじずいしゅんいん)さんは
水上勉の作品「雁の寺」の舞台となったお寺として有名な所です。
(ご本人が9歳~12歳まで雛僧として修行した時の思いを綴った小説)

場所は御所の北側にあります。
2006年「京の夏の旅」のコースにもなっているという事で早速行ってみました。
(普段はあまり公開されていないお寺のようです)

室内は撮影禁止なので撮ることはできませんが
小説の由来となった雁の襖絵等があります。

お庭は室町時代風の池泉回遊式庭園となっているそうで
中央の大きな池が中心になっています。
(池の形は”心”という文字を表しているそうです)

前にある茶室の建物に行く途中に
有名な『水琴窟』があります。

こちらがその『水琴窟』想像していた形とは違いつくばい形をしています。
近くにある竹を通じて水琴の音が聞けるようになっています。
金属的な音がなんとも涼やかです~

比較的こじんまりとしたお寺さんですが
とても落ち着ける所です。
音声ガイドではなく生のガイドさんが丁寧に説明してくれるところも
なかなか良かったです。

色々な形をしたつくばいが・・・
新しく作られた水琴窟もあるという事でしたが何処にあったのかが???でした。

こちらは玄関の辺りにあったひょうたん形のつくばい

此処で水上勉が小さい頃、厳しい修行をしていたとは思えない程
明るく美しいお庭が印象的でした。

この夏の公開は9月30日まで



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「相国寺瑞春院」さんを後にして
「相国寺」さんの方まで行ってみました。

かなり広い敷地です。

しばらく歩くと「経堂」と呼ばれるお経を納める建物が見えてきます。

その先を更に歩いていくと・・・

重要文化財にも指定されている「法堂」があります。
この階段のゆったりさ加減、ここだけでもかなり広い敷地です。

裏の方には庫裏「香積院」の建物が・・・
この建物の奥に「承天閣美術館」があります。

こちらは「鐘楼」

この「浴室」と書かれる建物は宣明(せんみょう)とよばれ
禅宗寺院で位の高い人だけが許された浴室の別名の呼び方のようです。

相国寺さんは広い敷地がとても清々しく
公開意外の時期は人も少なく建物だけをご覧になるには
とてもお勧めの場所です。



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