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京都&神楽坂 美味彩花
京都と神楽坂を行ったり来たり、風景などを綴っています。
 




昨日の「風神雷神図屏風」のお寺「建仁寺」さんを載せてみます。
京都で好きなお寺は?というと、こちらを選ぶ人は少なくないのではないかと
勝手に思っていますが・・・私もお気に入りの1つです。

祇園花見小路の奥にあり色々な意味で
京都の雰囲気を味わえるお寺です。

本坊中庭には『潮音庭』(ちょうおんてい)とよばれる美しい庭があります。

”四方正面の禅庭”とよばれ真ん中の三尊石を中心にどの角度から見ても調和がとれています。

紅葉が多いので秋は更に風情が出て綺麗です。

こちらは方丈

建仁寺さんの開基は鎌倉時代、建仁2年(1202年)
その当時の年号がお寺の名前となっているわけです。

橋本関雪作の襖絵「松韻」


「東陽坊」とよばれる茶室は豊臣秀吉が催した
北野大茶会で利休の高弟が担当した副席と伝えられているそうです。



本坊から渡り廊下を通り法堂へ行くと天上には見事な双龍図の天井画を見ることができます。

2002年に創建800年を記念して描かれたそうです
(小泉淳作画伯筆)


法堂

三門は大正12年に静岡浜名郡の安寧寺から移築されたもので
御所を望む楼閣ということで『望闕楼』(ぼうけつろう)と名づけられたそうです。


こちらは勅使門(鎌倉時代後期)
柱や扉に戦乱時代の矢の跡があることから「矢立門」ともよばれています。

浴室は非公開ですが寛永5年(1628年)
三江和尚により建立されたとされているものです。

この他、建仁寺さん境内には塔頭寺院が並び
普段は未公開の所が多いですが特別公開されることもあります。


こちらは禅居庵さん(本尊摩利支天)
”まるしてんさん”とよばれ特に猪年生まれの人への
ご利益が大きいとかです



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