錦市場の生鮮品を扱う店の多くは店舗の奥に地下水を汲み上げる井戸があり
昔からずっとその水を使われていると聞きますが
中でも元禄時代から続く京都で一番古いお寿司屋さんとも言われる「伊豫又」さんは
”降り井戸”があることで有名です。
テレビでは何度か放映されていますが井戸の底まで降りることのできる珍しいもの
室(むろ)とよばれる空間は天然の冷蔵庫になっていてかつては魚などを貯蔵していたそうです。
お寿司は店頭でお持ち帰りのイメージが強いですが
中に入るとカウンターとテーブル席、奥には小上がりがあり気軽に頂くこともできます。
盛り合わせと別に鯖寿司を1貫だけ頂くことに(普通は5貫盛り合わせになります)
江戸前寿司(握り)も良いですが関西はとにかく押し寿司や伊達巻寿司が美味しいです!
そして京都の鯖寿司の中でも「伊豫又」さんは美味しい店の1つに入るのではないかと・・・
因みに東京の家では鯖寿司をよく”バッテラ”と言ってましたが
バッテラは⇒ポストガル語の”バテイラ”(小舟・ボート)からきているらしく
押し寿司の木型がボートの形に似ていたことからそう呼ばれるようになったとか。
お店はお持ち帰りなど7時頃まで開いていますが店内で頂くのは5時半頃までがラストオーダーといった雰囲気で
早めの夕食かお昼に伺うのに向いているかもしれません(水曜定休)