京都&神楽坂 美味彩花
京都と神楽坂を行ったり来たり、風景などを綴っています。
 



  
今年のNHK大河ドラマは「平清盛」ということで京都でも縁の寺社などが注目を浴びそうです。
東山の「六波羅蜜寺」は平安中期、空也により開かれた道場を由来とするお寺で通称”ろくはらさん”とも呼ばれ
平清盛の祖父、正盛が寺院の近くに邸宅を構えたことから
かつてはこの辺り一帯に5200もの平家の屋敷が建ち並んでいたそうです。
ドラマを見つつ、周辺を改めて歩いてみるのも面白いかもしれません

清盛も若い頃はこの辺りで過ごしたとされることから境内には供養等が建てられています。
(遺品などが納められていたそうですが都が移される時に持ち出されたとされ現在は塚のみ)
以前は囲いなど無く石塚だけでしたが昨年、歌舞伎役者の坂東玉三郎さんにより
お隣にある阿古屋塚と共に周辺が整備され綺麗になっています(京都新聞記事
本堂裏側にある宝物館には空也上人像立像や平清盛坐像などを所蔵
どちらも教科書などで見たことのある有名なもので重要文化財指定
実際に見てみると像は以外に小さく感じますが
お経を手にした重厚な清盛像と空也上人の口から発せられる6体の阿弥陀仏が見事!
  
境内はさほど広いというわけではなく小ぢんまりとしていますが弁天様が祀られたた弁天堂では
お正月の三元日に吉祥稲穂授与があり皇服茶(大福茶)などもふるまわれ沢山の人で賑わっていました。
奥には銭洗い弁天様もお祀りされています。

西国17番霊場ご本尊の十一面観世音菩薩、今年の御開帳は11月3日~12月5日の33日間
石の間から飛び出したような形がかわいい手水舎の龍
  



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八坂神社の本殿東側、美容水でお馴染みの美御前社の並び(右端)にある「忠盛灯篭」
平家物語の逸話にも出て来るもので、平清盛の父、平忠盛が白河法皇にお供した際に
法皇が鬼のような怪しい光を見たのでそれを退治するように命じたところ
忠盛はそれは燈篭に火を灯していた社僧だと見分けたそうで、思慮深さに人々は関心し
冷静沈着な判断は白河法皇の信頼を得たとも言われました。
この燈篭はその時のものだと伝わっているそうです。
元々は正門にあたる下河原側の南楼門の外にあったそうですが後にこの場所に移されたようです。



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