神楽坂界隈には文化庁が進める登録有形文化財の指定建築が現在7つほどあります。
若宮町の「旧馬場家牛込邸」(元最高裁判所長官公邸)、本多横丁の「旧常盤家本館」(石合家住宅主屋)
中町の「宮城道雄記念館検校の間」、矢来町の「あゆみギャラリー」(高橋建築事務所社屋)
矢来町の「矢来能楽堂」、横寺町の「鈴木家住宅主屋」、そしてそのお隣に建つ「一水寮」です。
一水寮の登録は一番新しく2013年3月29日にされています。
昭和前期に大工寮として建てられたもので、格子や意匠など随所に昭和が感じられ
神楽坂路地裏の風情ある景観の一部になっています。
因みに各登録有形文化財は個人や団体により使用されているため
所有者の許可無く敷地内及び内部へ立ち入ることは出来ませんので
周囲の店舗や住宅などに気遣いながら道沿いにちらちらと拝見する感じです。