【トロッコかバスで入山】・・・(立山道の石仏とビューポイント巡り⑯)
★立山カルデラ(2010~2012年)・・・・・・・・・⑯トロッコかバスで入山 ⑰水谷平と白岩砂防堰堤 ⑱立山カルデラ内を歩く ⑲常願寺川の大転石
立山カルデラには立山カルデラ砂防体験学習会に応募して当選者のみ参加できます。毎年 コースや方法は決まりますので、応募要項等を調べてから応募してください。
今回は2010年から2012年にかけて色々なコースで参加した時の写真をまとめてみました。見るとこが多く画像枚数が増えてしまいました。
◎トロッコかバスで入山(立山道の石仏とビューポイント巡り⑯) 富山県 写真25枚
☆立山砂防の軌道(トロッコ)にて立山カルデラ内部に行く
立山砂防の軌道(トロッコ)は砂防工事用の専用軌道です。(白岩砂防堰堤展望台にて)
千寿ケ原のトロッコ乗り場です。
千寿ケ原から樺平まで38段(以前は42段)のスイッチバック(途中 連続18段のスイッチバック(連続数世界一))を経て水谷出張所まで1時間45分で結んでいます。
立山砂防工事用の専用軌道のスイッチバックは全部で38段あります。・・・以前は42段でしたが新天鳥トンネルが出来て4段少なくなりました。
千寿ケ原から水谷までは トンネル 12ヵ所、橋梁 20ヵ所 があります。
途中 今は使っていない線路 桑谷オーバーハング が見えます・・・岩が線路に被さる奇景も列車が通らなくなった今。
「平成の崩れ」・・・鍬崎山から北東方向に派生する支稜が常願寺川に落ちるあたり、トロッコの車窓に生々しい風景が見えます。
右側が真川、左が湯川 ここで合流して常願寺川になります。
樺平の連続18段のスイッチバック(連続数世界一)・・・4本の軌道が見えます。
白岩砂防堰堤とインクラインが見えます・・・ここで停車、降車のサービスがあります。
水谷出張所に着きました。全長18km 高低差640m 1時間45分の乗車でした。
谷平の立山砂防の軌道(トロッコ)・・・1両 9人乗り、3両連結で運行していました。
水谷連絡所の建物・・・トロッコの終点、水谷連絡所。地名としては水谷平。正面の建物は立山砂防事務所水谷出張所 。
☆バスにて立山カルデラ内部に行く
立山カルデラ砂防博物館の前からバスで行きます。(立山カルデラ砂防体験学習会に応募して当選者のみ参加できます)
立山カルデラ砂防博物館の前に「護天涯」の複製があります。
「本宮堰堤」・・・重要文化財 常願寺川砂防施設
昭和10年4月に着工され、わずか2年後の昭和12年3月に完成しました。高さ22m、長さ107.4mで約500万m3という日本最大級の貯砂量を持ちます。
平成21年(2009)に白岩堰堤が砂防施設として全国初の重要文化財に指定され、平成29年(2017)に本宮堰堤、泥谷堰堤が追加されました。
「有峰湖展望台」・・・ここは薬師岳の登山口や折立検問所があります。貯水量 2 億 m3(黒部湖と同等)の有峰湖を見渡せます。
折立の薬師岳登山口
折立検問所(一般車両は通行できません)
スゴ谷床固現場(平成16年度完成)
バスでは検問所を過ぎ、跡津川断層露頭と柱状節理を見ながら有峰トンネルを経て六九谷に向かいます。
岩井谷にある 立山カルデラ案内図・・・跡津川断層露頭等の説明が書かれていました。
「真川の跡津川断層露頭」白い花崗岩と褐色の礫層が垂直な断層面で接しているのがはっきりと観察できる。この断層を震源として、1858年4月9日に「安政飛越地震」(M7.1)が発生ました。
「有峰トンネル西口の柱状節理」・・・柱状節理は多くの種類の火成岩で起こり、岩が冷えて収縮すると形成されます。ここでは水谷平とここで見ることが出来ます。
この後 有峰トンネルを経て 六九谷展望台に向かいます。
⑰水谷平と白岩砂防堰堤 続きます。
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