おかんのネタ帳

日々の雑感や興味のあることを書いています

明けましておめでとうございます

2025-01-05 09:40:23 | 日々のつれづれ


本年もよろしくお願いします。

年明け早々、gooのBlogにアクセスできなくなり・・
(サイバー攻撃の影響??)
更新が遅くなってしまいました。
戻ってくれて、ほっ。

2日に、娘のところに行ったので、つながらない、長文がパーになった、などと言うてたら、

「下書きしてなかったん? そういうこともあるから、webは信用したらあかん。テキストは下書きしとかな」

なんて言われてしまいました。
さすがに、観劇記とか、ライブレポとか、忘備録・・なんていうのは下書き(メモ?)してるけど、今こうやって書いてる日常の文章は下書きもせずに書き込んでます。

とはいえ、不確かなことは書けないから、時々Googleさんを広げたりしながらね。
だから思いのほか時間かかったり、長文になったりする時もあるのにね。
つまりは横着なんですけども~

今年はそういうことがないように、書きたいことは下書きするようにしよう・・・って、今してないけど~(汗)

というか、年明け、今年こそはせめて週に1回は更新しよう・・・って思うのに、気が付いたら・・・
ほんとに今年は、頑張りたいです。

・・・昨年の12月の記録でまだアップしてないのがあるので、それはこれから。
昨年の観劇忘備録もまたアップします。

最近の生活記録、5割は推し活(ライブ、演劇、映画、ドラマ、音楽番組、バラエティ、ラジオ、雑誌等のエンタメチェック、そのためSNSで情報チェック~)
2割は観劇、2割は湖国日記、1割が日々の生活・・って感じでしょうかね。
推し活、多すぎ~~(汗)

というわけで、ずぼらな私ではありますけど、今年もよろしくお願いします。



三井寺からドラマイベントへ

2024-12-28 21:48:50 | 湖国日記
12月1日、NHK京都で開催された「光る君へ」のイベント「平安の娯楽は「色彩」!“個性光る”平安衣装のヒミツ」に当選。
(パブリックビューイング&トークショーは外れたけども~汗)
衣装デザインの諌山惠美実さんと、大河ドラマ「光る君へ」のチーフ演出の中島Dのトークショーです。
500人くらいの申し込みがあって、200人ぐらい?が来てたのかな。

同じく、当選してた大阪の友だちと一緒に行くことにしたんやけど、トークショーは午後からなので、
朝から石山駅で待ち合わせして、三井寺まで行ってきました。
紫式部の父、藤原為時が出家したのが三井寺。
ちょうど、大河ドラマ紀行で紹介されてましたね。

京阪三井寺駅から歩いて三井寺へ。
途中にある三尾神社に寄り道。



うさぎの御神紋の神社。
卯年生まれの守護神で、可愛いうさぎ達がいたることろでお出迎えしてくれます。



拝殿へ向かう右側には「めおと卯」と名付けられた二羽のうさぎ。
卯(うさぎ)は穏やかで温厚な性質なので、「家内安全」を意味するとか。
その跳び姿から「飛躍」、「向上」を象徴するらしい。

そこから少し歩いて三井寺の仁王門へ。



サンタさんが迎えてくれてます。
観音堂書院で「絵本作家 谷口智則展 〜zoologiqueの旅 in 三井寺〜」が開催されていて、谷口智則さんの大人気絵本「100にんのサンタクロース」にちなんで、絵本に登場するサンタクロースが2体設置されているんやとか~~



三井寺、別名は園城寺。天台寺門宗の総本山。
本堂は国宝ですね。
ここで、紫式部に関連する資料などが展示されてました。
大河紀行で紹介された、阿闍梨をしていた親族や為時に関する資料とかですね。



本堂の裏手にある、阿伽井屋。
水が湧き出ているところで、天智天皇が産湯をつかったとされる井戸ですね。



三重塔。重要文化財。



観音堂へ向かう、この辺りも紅葉が見ごろでしたね。



力餅やさんの茶店でいっぷく。















観音堂までの参道が一番きれいですね。



観音堂。重要文化財。
西国三十三か所の十四番札所。

そこから降りたところにあるのが、長等神社。

京阪浜大津まで歩いて、浜大津から京都へ。
烏丸御池にある、NHK京都放送局まで。

お昼ご飯は、ぶらぶら歩いて、京都文化博物館まで。



京都文化博物館は、重要文化財に指定されている明治の名建築・旧日本銀行京都支店を博物館のシンボルとして、博物館やイベントなどに活用しているところ。
そこにある「ろうじ店舗」にあるご飯やさんへ。



唐揚げ定食も、どこか京都っぽい??



NHK京都放送局では、見覚えある方々がお出迎えしてくれました。



入ってすぐのロビーに椅子が並べてステージがありました。



始まる前にパチリ。

諌山さんのお話は、3月の宇治のトークショーでもお聞きしているのですが、今回は、キャストのテーマカラーであったり、十二単などの「重ねの色合わせ」を詳しくお聞きできて、めちゃくちゃ面白かったです。
色合わせのサンプル帳(諌山さんが自分でつくったみたい)で紹介されてたんやけど、合わせ方にそれぞれ名前がついていて、平安的なんですよね。

一番印象に残ったのが、薄薄(うすすすき)。
ブルーの濃淡なんやけど、諌山さん曰く、
「なんですすきが青なのか、ずっと疑問やったけど、ドラマのスタッフさんのお話とかを聞いていて、これは秋の空の色やって、気づいたんです」
なるほど~~~!

タイトルにもあるように、平安時代は「色合わせ」が貴族たちの贅沢な遊び、趣味嗜好の世界なんですね。

衣装の提案は、iPadで色合わせをしたパターンをいくつか送るそうですが、中島Dの発注となる指示書の書き方も面白いんですって。
・・例えば、町田くんが演じた藤原公任が「モテ男ファッションリーダー」とか。
これらを、画像を使って説明してくださいます。

実際に、まひろの衣装(大宰府に行くときの衣装ですね!)、和泉式部の衣装、安倍晴明の衣装が展示されて、説明がありました。



まひろに関しては、そのうち紫色を着ることになるのを想定して、薄い色から襟に入れたりしていったようですが、大宰府に行く頃は渋めの紫の衣を羽織ってましたね。
和泉式部は、詠んだ歌から恋愛多めの人やから、指示書に「シースルー」って書かれていたようで、諌山さんと風俗考証の佐多先生がワサワサしてたとか(笑)
実際に、当時の衣装に、肌が透けて見える薄衣を着るのがあるらしいんですね。
だから、それでいいですか?って、諌山さん、何度も中島Dに聞いたらしいですよ。
・・・それはNHK的にダメですって言いました、って中島D。
なので、下にノースリーブの衣を着て(腕を見せるところまではOKが出たようです~~)薄衣を羽織るというのになったらしいです。
和泉式部さん、歌を詠みながら、腕を透けて見せてましたよね~



安倍晴明の衣装は、雨ごいを道長に依頼された時の衣装。
佐多先生のアドバイスもあって、片身違いという、渋い色と白色と合わせた衣装にされたそうです。
最後に雨が降ってきて水浸しになった衣装です。
展示されてる衣装に色移りもあって、リアルに実際に使われたんやなと。



アクステのキャストが並んでました~

諌山さん、平安時代を感じるために、夜の御所へ行って月を眺めて(まひろと道長も眺めてましたね~)平安時代にチューニングするって。
チューニングっていう表現が面白いですよね~

終わってから、展示衣装のところに諌山さんがおられたので、ちょこっと質問。

「宋人の衣装も諌山さんが提案されたのですか?」

宋人のことは聞きたいですやん(苦笑)
でも、あれは、資料も少なくて、風俗考証と学者の先生に丸投げ、やそうです。

「織物の柄とかも、提案されたんですか?」

「最初、それもやらんとあかんのかってビビッてたんですけど、色見だけでよくなりました」

平安時代の織物を再現するって大変ですよね。
予算もあるし、作って織ってとかの時間の都合もあるやろうし。
白い反物を染めるということだけになったみたいですね。

宋人の話から、この日、46話が放送されるタイミングやったんで、「今日のお昼に4Kの放送が・・」と言ったら、
「ご覧になりました?」と諌山さん。

「いえ、まだ観てないんです。帰ってから観ます」

「早く観てください。えらいことになってますから」

なので、終わってからすぐに帰りましたよ。
なんとか、18時からのBS放送に間に合ったので、観ましたよ・・・・



出演者が少なめの46話「刀伊の入寇」。
クレジットの中トメに、洸平くんの名前が~~

っていうか、再登場したのにもかかわらず、あの46話の終わり方よ。

きゃ~~~って、声出たよね~

ヂョウミン~~~(涙)

翌週、NHKのあさイチに吉高由里子さんが登場して、洸平くんがコメントしてましたけど・・・
ほんとに、架空の人物とは言え、結婚前のまひろに影響を与え、老いてからも影響を与えてました。

お正月早々、gooにアクセスできない状況が続き、更新できないでいました。

お正月のご挨拶はあらためて~



湖東三山

2024-12-22 11:30:34 | 湖国日記
あっという間に年末を迎えてます・・・
早い、年を取るのもあっという間ですわ・・・汗

忘れないうちに、今年も紅葉スポットに行ってきたので記録しておかなくては。

11月末、湖東三山へ。
(私的には、もう少し北上?東上?したかったけど、ダンナがここへというので~~)

西明寺。
平安時代に創建。
信長の比叡山焼き討ちのあと、同じように焼き討ちにあったけれど、本堂、三重塔、二天門が火難を免れました。





国指定の名勝庭園「蓬莱庭」







本堂は国宝。
何度も参詣しているけど、この日は、ガイド付きの後陣特別拝観があったので(+1000円)後陣も見学。



国宝の三重塔。
重要文化財の壁画があるけど、この日、塔内は見学できませんでしたね。



二天門、こちらは重要文化財。





「三山の中では一番参道が短いです!」って、ガイドさんが何度も言うてましたね。
団体さんは見学時間が決められてるので、「まだ大丈夫ですよ」と。

紅葉の時もキレイですが、春の、「落ち椿」の頃もキレイですよ。
美しい緑の苔の上に、椿の花が落ちてるのがね。
二天門への参道で見ることができます。


金剛輪寺。
湖東三山、真ん中のお寺。
聖武天皇の天平年代に創建。
百済寺に続いて信長の焼き討ちにあうも、僧侶の機転で、本堂、三重塔、二天門は難を逃れたとか。





水雲閣(茶室)のお庭へ







参道は、風車が供えられたお地蔵様が並んでいます。







二天門は重要文化財。
ここにも大きなわらじがありました。

本堂は国宝。




ここの紅葉は、血染めの紅葉っていうらしい。



三重塔は重要文化財






百済寺。
聖徳太子ゆかりの、近江最古級の古刹。
平安中期に天台人として発展して一千坊を擁したのに、鯰江城を後援したことで信長の焼き討ちにあい、壊滅的打撃を受けました。
1650年に広大な石垣遺構の上に本堂等が再建。

駐車場から受付を経て、本坊・喜見院(重要文化財)の池泉回遊式庭園へ。







天下遠望の名園と称されてます。







遠望台からは、名園越しに、湖東の田園風景が眺められます。



仁王門。
大きなわらじがあります。願いを込めて触れると無業息災のご利益があるとか?



本堂は重要文化財。
作家・五木寛之が「百寺巡礼」で、「石垣にそびえる空中楼閣」と言ってます。

百済寺はドラマのロケにも使われてるのですが、NHK朝ドラ「ブギウギ」のロケで重要文化財の一部が壊れたというのがニュースになってましたね。
古い建物ですしねぇ。



毎年、こちらに来ると、猫が迎えてくれるんですよね。
本坊の陽だまりで、お昼寝してました~



本坊では、「百済寺樽」にちなんで醸造されたというお酒が販売されてました。
近江清酒の発祥の地が百済寺とか。
ここで作られていた僧坊酒が、信長の焼き討ちで途絶えたようです。

・・・信長の焼き討ち、近江の地はいろいろ影響があるんですね。

この幻の銘酒を復活させようと、2017年に地元の酒蔵が醸造。
なので、ここの名物?草餅と、「ひやおろし」を購入。



せっかくなので、お正月にいただきます~~




2023年 観劇忘備録 その4

2024-11-26 14:33:28 | 演劇・舞台
年末に近づいてるので、今年一年の、観劇記録をと思ったら、去年の忘備録が最後までかけてないですや~ん(汗)
すっかり忘れてしまってます。
失礼しました~~ (誰に向かって??)

なので、さくっと、書いておきます。
メモってないものや、詳細な記憶がない作品もあるので(汗)、ほんとの忘備録ですね(そのわりに長い??)

10月27日、ひこね演劇鑑賞会の例会。
ひこね市文化プラザ
劇団文化座『炎の人』
演出:鵜山仁



観劇の前に、会報係として、主演の藤原寛章さん(文化座)をインタビューしました。



37歳。(洸平くんと同じ年なんですよね~!)
ゴッホについて、この舞台について熱く語ってくださいました。
このあと、この作品と、その前に出演された「旅立つ家族」の演技と合わせて「紀伊国屋演劇賞」を受賞されるんですけど、ほんとに熱演でした~。

ゴッホが絵を描き始めるころからの10年余りを描いた作品。
脚本は多くの名戯曲を生みだした三好十郎。
生前はまったく無名だった若き芸術家の無垢な魂と、彼を支え続けた弟はじめ人生の伴奏者となった人々を丁寧に描いています。

名優の滝沢修さんや仲代達也さんらが演じてきたゴッホを、30代の俳優、藤原章寛さんが演じます。
実際のゴッホも30代で亡くなっているので、まさしく等身大。
そこが文化座の狙いでもあるようです。
名優たちはシニアですもんね~~

泣いたり怒ったり、甘えたり喜んだり、とにかく不安定で感情の振幅が大きいゴッホを、丁寧に、緻密に演じていました。
「偉大な画家」であり、「死後に評価をされた不遇な画家」というイメージのゴッホが、こんなにも、自分自身だけでなく周囲の人をも傷つけ、振り回しながら苦しみもがいていたなんて。
亡くなってから売れるとはいえ、ゴッホは、勝手に悩んで勝手に落ち込んでいくですよ。

重苦しい中で、観ている私たちを救ってくれるのがこの作品のために模写されたという多くの絵画です。
さながら美術館のように並ぶ絵画が物語に彩りを添えていますが、コピーではなく本当に描かれた絵なんですね。
ゴッホ愛好家の画家さんたちが描いたんですって。

10月29日
兵庫芸術文化センター
ケムリ研究室『眠くなっちゃった』 → こちら



おなじみ、ケラリーノ・サンドロビッチさんの作演
主演は、緒川たまきさん。
ケムリ研究室は2020年に旗揚げして、第一弾として2020年に『ベイジルタウンの女神』、2021年には第二弾として安部公房原作の『砂の女』を上演。
どちらも拝見していますが、第三弾のこのお話は、もうひとつ、よくわからんかったですね(苦笑)
ケラさん作品ではありがちな?白塗りの人たちが出てきて、近未来のどこかの国のお話という、SF的な設定の中に、今の世の中を揶揄したようなところがある物語で、コワいんですよね。
そして、いつもながら、プロジェクションマッピングがとても美しくて、その映像やダンスパフォーマンスを用いた舞台転換も見応えがありました。

11月23日
ABCホール
劇団五期会『ザ・スコティッシュプレイ―レイディマクベスの悲劇、または玉座あり―』
翻案・脚色:イシワキキヨシ
翻訳・ドラマトゥルク:神澤和明
演出:井之上淳



大阪放送劇団を母体とする劇団五期会は、今年50周年を迎える劇団です。→ こちら
ウィリアム・シェイクスピアの「マクベス」の登場人物で“稀代の悪女”とされるマクベス夫人に焦点を当てた物語を上演。
「マクベス」でメインの登場人物として描かれながらも名前のないマクベス夫人、彼女がマクベス夫人となるまでを描いています。

ちなみに、西洋では、「マクベス」を上演しようとすると、様々な事件や事故が起きる!という言い伝えがあるらしく、
実際に、マクベス夫人を演じるはずであった若い俳優が急死し、脚本家自身が演じる事になったことがあるとか。
その呪いや事故を避けるために「マクベス」と呼ばず「スコティッシュプレイ(スコットランドの芝居)」と呼ぶようになったとか。
なので、このタイトルにしたそうです。

シンプルなセットの中に、玉座が中央に置かれてるところから始まりましたね。
・・・この作品の感想メモがみつからない・・・書いてないみたい(汗)

12月10日
ABCホール
iaku『モモンバのくくり罠』 → こちら
脚本・演出:横山拓也



iakuの舞台が面白いよ、横山さんの作演はいいよ~という声があったのと、
地元出身の女優・枝元萌さんがご出演というので、観に行ってきました。
枝元さんは、こまつ座『闇に咲く花』にも出てはりましたしね。

iakuは、劇作家・横山拓也さんによる演劇ユニット。→ こちら
横山さんは、劇団俳優座『雉はじめて鳴く』や『獅子、猫になる』、文学座『ジャンガリアン』などの作品も手掛けてます。

『モモンガのくくり罠』は、テンポの良いオール関西弁の会話劇。
思わず声出して笑いましたね。関西出身の人ばかりではないと思うけど、関西風味たっぷりの舞台でした。
そんな笑いの中に、思わず涙するところがあって。

あらすじは・・・
山中に住居を構えたある夫婦は、くくり罠で鹿や猪を捕獲したり、小さな畑で野菜を作ったりと、できる限りの自給自足生活を目指した。
彼らの娘は、幼い頃から当然のように山で暮らしてきたが、徐々にこの生活に違和感を持つ。
また、周囲から“モモンバ”と呼ばれる母のことが嫌で、ついには山を降りて1人で生きていくことを選ぶ・・・

親は自分の価値観を子どもに押し付けてるつもりはないけど、子どもは親の影響を受ける。
形は違えどこういう生き辛さを感じてる若者はいるやろうなと思いました。
萌さんは、「モモンガ」と言われる母を演じますが、山で狩猟をして自給自足の生活をする母が娘に語るシーンは、ちょっと泣けましたね。
表現の下手な父、生き辛い娘、ラストに希望が見えて良かったです~

この作品は、今年、第27回鶴屋南北戯曲賞を受賞しました!

12月19日 ひこね演劇鑑賞会の例会。
ひこね市文化プラザ
青年劇場『星をかすめる風』



この作品は、運営担当にもなったこともあって、事前学習を積みましたよ。
主人公でもある、韓国の国民的詩人・尹東柱(ユン・ドンジュ)の足跡が京都にあるというので、詩碑をめぐりました。



同志社大学の校内にある詩碑。
ここに留学して、治安維持法によって捕らえられ、福岡で獄死するんですけども・・・



京都芸術大学のそばにある詩碑。
この辺りに下宿していたそうです。



宇治にある詩碑。
帰国する前に、学友と宇治川沿をピクニック。
その写真が残っていたこともあって、ここに詩碑が作られたんですね。
このあとに、彼は逮捕されてしまうんです。

この若き詩人・尹東柱(ユン・ドンジュ)の獄中での最後の日々を描く壮大な物語です。
原作はミステリー仕立てで壮大に描かれたイ・ジョンミン著の長編小説。
これを、各劇団からひっぱりだこの人気劇作家・演出家のシライケイタさんが素晴らしい演劇作品にしました
戦時下の話というだけで暗いイメージを抱きますが、そんな先入観は覆されます。
韓国の国民的詩人として知られる尹東柱(ユン・ドンジュ)は、留学先の京都で治安維持法違反として収監され、2年後、福岡刑務所で27歳の生涯を閉じます。
刑務所での記録は一切なく死因は不明。この史実をもとに描かれた物語です。
終盤の「星を数える夜」の詩の朗読シーン(ハングルで読む)が感動的なんですよ。

あらすじは・・・
終戦間際の福岡刑務所。
看守の杉山が何者かに殺され、若い看守、渡辺は杉山を殺した犯人捜しを命じられる。
聴取を進めていた渡辺は、日本名「平沼東柱」こと「尹東柱(ユン・ドンジュ)」という若い詩人が関係していると確信する。
はたして、この人物は何者なのか? 杉山を殺したのは一体誰なのか?
事実を明らかにした渡辺の前に、意外な真実が待っていた…。

社会派の骨太な作品を多く手掛ける青年劇場ですが、今回は音楽もあり、詩を通じて囚人と看守の間に友情が芽生えるなど、ミステリーながらもどこかファンタジー。
人の優しさや温かさが描かれ、何より、言葉や文字が立場や国籍を越えて人と人をつなぐものだと思わせてくれます。
とはいえ戦争という狂気の中で、あんなことやそんなことが本当にあったかもしれないと思わされて・・・だからこそ今、観るべき作品だと思いますね。

観劇の前に事前学習会があって、ユンを演じる矢野貴大さん(こちら)が彦根に来てくださいました。



矢野さんは、以前に『きみはいくさに征ったけれど』で拝見してて、芝居もやけど、関西弁が上手いなぁって思ってたんですね。
学習会の日、数名の仲間とランチをご一緒して、そんな話とかをしてたら、大阪出身で吉本のNSC出身と聞いてびっくり。
お笑い芸人になろうとしてはったんですね!
例会当日の、あのハングルの詩の朗読は素敵でしたよ!



当日のインタビューは、青年劇場の代表となった北直樹さん。
今回の舞台では、最初に殺される杉山役。
もろもろ、饒舌に語ってくださいました~~

12月27日
新歌舞伎座
ミュージカル 『ジョン&ジェン』



友だちが行けなくなったからと、代打で行った舞台です。
年末まで、遊んでましたね~~~ 

PARCOプロデュース、森崎ウィン 田代万里生(ジョン役Wキャスト) 新妻聖子 濱田めぐみ(ジェン役Wキャスト)の二人芝居。→ こちら

ミュージカルとはいえ、舞台に登場するのは、ジョンとジェンの2人のみ。
姉弟が成長していく過程を描いた1幕と、成長したジェンとその息子のジョンの母子関係を描いた2幕。
この重ね合わせがとても面白い作品でした。

濱田めぐみ&森崎ウィンのバージョンを見せてもらいました。
1時間ずつ、2時間の舞台とはいえ、出ずっぱりの二人芝居、しかも歌うんやし。
役者さんにとっては大変な舞台ですよね。

セットを含め、古き良きアメリカの風味が詰まっていて、母子関係を描く2幕はうるっとしてしまいました。
終演後に、めぐさんとウィンくんのトークがあって、楽しかったですね。

「(新妻)聖子ちゃんなら話し上手なんですけど~」と言いながらも、めぐさんも話上手でしたよ。
ウィンくんは30代。いろんなことにチャレンジしてて、演出もしてるらしい。
・・・・今時の俳優さんは、演じるだけではないんやね。

もう少し感想があったかと思うんやけど、記録してないようで・・・汗
X(旧Twitter)でもつぶやいてなかったのかな私・・年末やしねぇ。



年末の新歌舞伎座、電飾がキレイ。


忘備録のわりに長いよ!
相変わらず~

とはいえ、鑑賞会の例会作品は作品紹介をしてるので記録があるのですが、ほかで観ている作品は、自分のX(旧Twitter)やメモが頼り。
とりあえず、昨年の観劇はこれが最後やったようです。
おそまつ!

ラストは、ミュージカルで終わりましたが、今年最初の観劇も、実はミュージカルでしたよ~~~

今年の忘備録も書いておかねば!

2023年、観劇忘備録 その1 → こちら
2023年、観劇忘備録 その2 → こちら
2023年、観劇忘備録 その3 → こちら


石山寺へ

2024-11-13 10:50:41 | 湖国日記
アップしたと思ってたら、アップしてなかった~~(汗)

大津トークショーの前に、石山寺を訪れました。
9月のはじめ、まだ暑かったな~~

JR石山駅で大阪の友だちと待ち合わせ。
石山へ、電車で行くことが珍しい田舎者ですが(苦笑)
石山駅は光る君であふれてるんですよね。



改札の横にある大きなパネル。

ここで待ち合わせて、すぐ隣の京阪石山駅へ。
ホームで待っていたらやってきたのが、ご当地「成瀬」のラッピング電車。





2024年本屋大賞を受賞した「成瀬は天下をとりにいく」 → こちら 
石山のとなり、JR膳所駅周辺が舞台の小説。周辺はめっちゃ盛り上がってます。詳しくは → こちら

この電車で石山寺まで。8分ほど。そこから歩いて5分で石山寺。
・・・9月はまだ夏やね。暑い、暑い~~



国宝、石山寺の本堂。



本堂のわきにある、源氏の間。
ここで、紫式部が源氏物語の構想を練ったところと言われてます。
お人形もキレイになって再登場。



国宝の多宝塔。



紫式部の像。

そしてドラマ館へ。



まひろさまにお出迎えされます。



キャストパネル。



周明さんもあります。(前は宣材写真やったよね~)



衣装は、ききょうさま(清少納言)のに代わってました。





紫式部のラッピング電車の時間が気になって(京阪石山寺駅に時間が書かれてました!)
石山寺は早々に・・・



じゃ~ん!
前回来たときは、すれちがっただけの光る君へラッピング電車が、ホームに停車しておりました!
吉高ちゃんがちゃんと描かれてます。







ただそれだけなのにテンション上がりますよね。

この電車に乗って、JR石山駅を通過して、大津市民会館最寄りの島ノ関駅まで行きます。約15分。
大津の市街地を通っていきます。



琵琶湖!なぎさ公園!
このそばに、市民会館があります。

市民会館まで行ったらもうすでに人が並んでたので、早いけどならんどこかと。
受付開始は13時やったけど、並ぶ人が増えてきたせいか(歩道の邪魔になるしねぇ)早めに受付開始したような・・・

受付が終わってから、市民会館二階にあるカフェレストランへ。



わかりにくいけど、マドカフェ というお店があるんですよ。

琵琶湖に面してる窓際の席がメインという細長いお店。



緑が茂って、琵琶湖が見えへんかった~~



ランチのメインはハンバーグ。



デザートはマンゴーパフェに~ コーヒーと。

ゆっくりまったりして、それから市民会館へ。

ロビーのパネル展、入口で缶バッジを無料で1個いただきました。





アクスタ・・・周明さんがあったらいいのにねぇ~~(売れるよ!)

帰りはJR大津駅まで徒歩。約10分。
洸平ファンのお友だちをお見掛けしたり。
吉高ちゃんに会えるんやもんね! (「最愛」で共演したんやし!)
「スカーレット」ファンなら、内田P、中島Dに会えるのもうれしいし、そらぁ、申し込みますわな(苦笑)

「次はいつ会えるやろうね?」

なんて言いながら、大津駅でお別れ。

吉高ちゃんが、終わりの挨拶の時に。

「大津に来るのは、これで最後? かな?」なんておっしゃってたけど・・・

また、来てくれるようですよ!!
12月15日(日)、「光る君へ」ラスト回に、パブリックビューイング&トークショーを、大津と京都でやるんですって!!
当たるといいなぁ~~

滋賀で、イベントをやってくれるのがうれしいですね。



大河ドラマ大津トークショー

2024-11-12 17:18:09 | 湖国日記
もうすっかり秋?11月に入ってますや~ん!

9月、光る君へ」大津トークショーに行ってきまして。
まひろ役の吉高ちゃん、彰子役の見上さん、そして、中島D、内田P、たっぷりお話が聴けました。

応募約7500通、7.5倍?当たってよかった!!
遠く北は北海道、南は鹿児島から、1,000人以上が集まったそうです。
琵琶湖岸の大津市民会館で開催。



パネル展などもホール内で開催されてましたよ。

最初に主催者でもある、大津市大河ドラマ「光る君へ」活用推進協議会の方の挨拶があり、
次に、NHK大津放送局の局長さん(意外に若い??)の挨拶。

大津市にある石山寺が、紫式部が源氏物語を着想したといわれている場所として知られているんですけど、

「皆さん、石山寺と言えば先日の放送で、あんなことがあって(つまり、道長とまひろがああなって、あげく賢子が生まれるという…え~っ、賢子はの夫の子やなかったの~~?という歴史的にも衝撃の脚本、演出!!)、石山寺の方が怒っておられるんじゃないかと心配になりまして。
お尋ねしたんですね。そしたら石山寺の方が、『大丈夫です。当寺は、安産祈願もやっておりますので』っておっしゃって~」

会場拍手!! 太っ腹というか~ 

とはいえ、二人の逢瀬が描かれた放送時の石山寺のSNS(X)のつぶやきは・・・かなり動揺されたようで、
「今年の大河の平安貴族は石山寺を何だと思っているのでしょうか」 で、誤字があって、
「動揺して誤字が発生してしまいました。大変失礼しました」 となり、
「怒涛の展開に今回更新が追いついていません。縁結びと安産ということですね…?(困惑 」
困惑されてたようです~

これに対し、「いいね!」も多かったけど、リプ欄には「動揺しますよね」とか、「ラブホになってますね」とか「抗議したらどうですか?」なんてのもありました。
確かにあの設定に私もびっくりしましたけどね。でも、ドラマやから。
脚本を書かれた大石さんのお話では、歴史監修の倉本一宏さん(道長研究での第一人者)が、道長とまひろがそういう関係であったという史実はないけど、絶対ないとは言い切れないから、どうぞご自由にと言ってくださったのだとか。そうなんや~

今回のトークショーで、プロデューサーの内田ゆきさんがおっしゃってたのは、

「賢子は、史実としては夫の藤原宣孝の子ですが、まひろに何か枷(かせ)をと思った時に、源氏物語でも描かれている設定を考えました」とのこと。

さすがに、まひろ役の吉高ちゃんは、

「こんなことってある~? 石山寺大丈夫? もうキスは卒業したって思ってたのに~」と笑わせてくれましたけどね。

トークショーの第一部は、その内田Pとチーフ演出の中島由貴さんが登場して、撮影の裏話をされました。

お二人は、朝ドラ「スカーレット」でも一緒にお仕事をされてて、滋賀にはゆかりがあるんですよね。

「琵琶湖は私の湖、うみ、って思ってます」と内田P。懐かしいともおっしゃってたな~

「スカーレットでは撮影初日が琵琶湖でしたし(姉川河口ですね)、今回の光る君で、まひろと為時が越前に旅立つシーンを琵琶湖で撮りたいとわがままを言いまして、スカーレットと反対側(高島で)で撮りました」と中島D。

ほんとに、お二人が好きになりますよね。県民として、(こうへいファンとして?笑)

紫式部を主人公にという企画について、
内田P 「3年前(まだスカーレットを放送したばかりで大阪NHKにいたらしい頃)、中島さんと、大河は女性主人公でやりたいねと話してて、中島さんが紫式部はどうかと」
中島D 「(紫式部について)詳しくはないんですが、NHKでは誰も手を付けていない時代(平安時代)だし、何より世界的に有名な人だから」
内田P 「男性を支える女性も良いんですが、自分で切り開いていく女性がいいなと思いまして」

脚本が大石静さんに、というのは、
内田P 「今までにやったことない時代をやるにはパワーもいるので、ぜひとも大石さんに」
・・・すぐに受けてもらえなかったようですが、中島Dと、ひたすら説得して頼み込んだそうです。
大石さんも、そんなような話をインタビューでされてましたね。

演出の仕事について、中島Dに。
チーフディレクターとは、観ている人にお届けする映像の全責任を負う仕事だと。
ディレクションというのは方向を決めるという意味だそうで、方向がぶれたらいけないと思ってやってますって。
なるほど~ すごいね!

初回の冒頭シーン(安倍晴明が登場してたあのシーン)の台本を映像で見せながら説明してくださいました。
いっぱい書き込んで、カット割りの説明とかもされてました。
あのシーンは、えさしのオープンセットで撮ってるらしいです。えさし??  → えさし藤原の郷 らしいです こちら
(岩手県奥州市江刺にある平安時代を題材とするテーマパークで、NHK大河ドラマのロケ地になってるとこらしいですよ)
クレーンで撮ってるという映像も流してくださいました。
安倍晴明もこの時代の人なんですよね~

そういや、NHKの「100カメ」で、スタッフの方々の仕事ぶりが紹介されてましたけど、ドラマ制作現場はほんとにすごいですよね。
多くのスタッフをまとめ上げるディレクターのお仕事は責任重大なんやなと。→ こちら

後半は、いよいよまひろ役の吉高百合子さんと、彰子役の見上愛さんが登場。内田P、中島Dと一緒にトークです。
トーク内容の詳細はこちらに、→ こちら

倉沢アナが内裏にあがってからどう変わったかを吉高ちゃんに聞いたら、第一声が「重い!」でしたね。
十二単、内田Pが「8枚ぐらい重ねてます。女房の正装で、スーツのようなもの」とおっしゃって。仕事着ですね!
そしたら、「見せかけでいいのに、本当に重ねてるの~」と吉高ちゃんが言って、もう会場が爆笑でした~

「重すぎて、ほっとかれると眠くなる」、という吉高ちゃんに中島Dが思わず「寝てましたよね」と突っ込み。
「ここで言わないでよ~」って、ほんと可愛い人です。

見上愛さんは、ずっと無口で、暗くて、「おおせのままに」と「はい」しか言ってないような彰子様ですが、
「これから変わっていきますので、楽しみにしてください」って。
確かに!この日の放送から変わっていきましたよね~

吉高ちゃんが、愛ちゃんを「かわいい」「かわいい」って何度も言っていて、微笑ましかったですよ~

映像で、道長役の柄本佑くんが登場。
お二人のことを話されてました。
吉高ちゃんにお米をもらったらしいです。美味しかったって!

事前に募集してた質問の中から、いくつかを紹介。
エレキギターを使ったりして洋楽っぽい劇伴についての質問に、中島Dが答えます。
ちなみに音楽は、はやり「スカーレット」でも劇伴を担当した冬野エミさん。ほんとに素敵な劇伴ですよね。
弦楽器が多用されてますもんね。

中島Dは、平安時代なのでシーンとして邦楽の楽器も登場するけど、そっちに寄らないで、人間ドラマの音楽にしてほしいと要望したらしいです。
吉高ちゃんが 「裏設定で、あのギターは(藤原)公任(町田啓太くん)が弾いてるって言ってたよね」って。
中島Dが「町田くんが別の番組で(?)ギターを弾いてましたしね」とかおっしゃって、またまた会場が爆笑しました
ほんとに、吉高ちゃんは自由な人で、会場のみなさんが大好きになったと思いますね~

今後の見どころについて、
宮中のまひろ、源氏物語を書くまひろのことや、変わっていく彰子さまのことも気になりますが、一番気になったのは中島Dのことば。

「ここんとこ鳴りを潜めてる清少納言が、これからどう出てくるか」 

いやいや、そこではなくて。

「あの人がまた出てくるの?っていうようなシーンが・・」 

えっ、えっ???

見上さんのお話のあとに、また、中島Dが、

「ラストまで登場する人もいて~」 
 
えっ?

すると内田Pが、「その辺でやめてもらっていいですか」って止めに入りました~~

それって、あの人ですか~??? 
宋の薬師のこと?? 
つまり、周明さんまた登場しますかね???

眼病になった藤原道隆が大宰府に行くそうやからね~~
大宰府にいる薬師が登場するはず! 
・・・もろもろ期待と妄想が膨らむトークショーでございましたよ。ほんとに!

テレビカメラも入ってたけど、報道関係もたくさん入ってました。
23日にNHKで放送されたんやけど、結構前の方に座れたので、ちらっと映ってました~(笑)



この日の琵琶湖。
外輪船ミシガンが大津港に帰ってきました。



MEGUMIも留まってました。



浜大津港では、ビワコイ祭り開催中。





ちなみに、この日は朝から石山寺まで行って、お昼に受付が始まる市民会館に行くというスケジュール。
石山寺での写真は、また後日。
相変わらずバタバタしてるけど、濃厚な一日でした。
お話もたっぷり聞けたしね。



東京観劇の旅 3日目

2024-10-19 14:33:22 | 演劇・舞台
東京二泊目は西新宿のホテル。
朝食がついてました。
和食と洋食のどちらかで、洋食が。



簡単な朝食ですけどね。ゆで卵もつけてくれます。

とはいえ、同じ新宿でも、高島屋の紀伊国屋サザンシアターは正反対の方向。
クソ暑い中、歩きましたよ。
少しでも涼しいかもって、建物の中を通ってはみたけど迷子になりそうなので(いちおう、Googleマップを見ながらやけど)
結局、日差しを浴びたりして~~

千葉から来るというお友だちと高島屋の前で落合い、レストラン街で早昼を。



たまには奮発・・・
二人で入ったお店が、北海道のお寿司屋さん~~
洸平くんが、「最愛」で共演した高橋文哉くんのラジオにゲスト出演した時に、妄想北海道旅行でお寿司を食べる話をしてたせいかも(笑)



一番お安いお寿司。



この醤油さしが気になったお友だち。



これね。蓋のぽっちんに指をのせて醤油をいれるというもの → こちら  らしい

醤油さしを気にしてたから、お店の人も説明してくれた。

観劇の前にお酒を飲むわけにはいかないので、この後、カフェでお茶して、サザンシアターへ。



こまつ座の社長である、井上麻矢さんにご挨拶。
(鑑賞会でお世話になってますからね)

「来れたんですね!台風大丈夫でした?」

「ほかの舞台も観ようと一昨日来たので大丈夫でした~」

大阪のお友だちの代打で来てくれた方が、お耳の不自由な方で。
再演の映像もご覧になってたようですが、原作本をしっかり読みこんで、舞台のお二人のお芝居を凝視されてました。
・・・席に着いただけで感動してくれてたようで、ほんと、良かった~)

昨年から、こまつ座の作品をいくつか、上演台本やタブレットの貸与などの支援を受けてご覧になったとか。
なので期待してたのに、今回の「母と暮せば」には、そういう支援がなかったようで、とても残念がってはりました。

それでも、「母暮」二度目の観劇となるこの日、70%ぐらい、台詞を理解できたと(筆談で)おっしゃって。
終演後、ごった返してたロビーで、麻矢さんにお礼が言いたいということで、麻矢さんに紹介しました。
筆談でお礼が言えたとのこと、少しでもお役に立てたのであれば、良かったです。
ドラマで洸平くんのファンになった人はたくさんいるけど、いろいろ努力をして作品を味わおうとしている人がいることに感動しますね。

終演後、北陸新幹線の乗車時間まで少し時間があったので、お昼をご一緒したお友だちと、別のお友だち二人と、高島屋のレストラン街で(また!)軽く乾杯を。



レストラン街では、各店でビアカーニバルをやってました。
とりあえず、エレベーター近くのお店で。



唐揚げとポテトにナマビール1杯、1437円。



飲めない方がおひとりノンアルで。
感想をちらっとお話しながら。(皆さん、何度も観てるんですよね!)

千葉の方と東京駅までご一緒して、そこから北陸新幹線に。
座席指定を取ってたけど、3人掛けの窓側。
・・・窓側いうても、夜やから景色が見えるわけでもなく・・・
満員やったから、窓側に座るとトイレに行きにくいこと発覚。



東京駅でビールとおつまみを買ったけど(おっさんやん~!)
柿の種は失敗やね…食べたら音がするやん~~~ なので、ビール飲んだだけ。

3人掛け、私の隣(つまり真ん中の席)は、インバウンドな白人の輪かい女性。
前の席にお供の方がいるようでした(男性)
おもむろに、食べ始めたので見たら、三角のコンビニおにぎり。
・・・ほう、そうなのか~~ 若いガイジンの女子は、日本のおにぎりを食べるのね!

東京駅を出たら次が上野やった・・・長野までは信州新幹線のルートをたどるのね。
で、この日は、長野から名古屋まわりの特急も運行停止とか。台風の影響で。
そんなこんなで、満員の北陸新幹線は終点の敦賀駅へ。3時間あまり。

敦賀からは、サンダーバードで京都に出て上りの在来で帰るのが一番最短やったけど、料金はかかるので、地道に(苦笑)米原まで特急に乗って下りの在来で帰宅。
東京から、5時間近くかかりました~~ でも、この日中に帰れたからOK。
どうしてもこの日に帰らないと、翌日は彦根で、鑑賞会の例会やったんですよ。
・・・演劇漬けとはいえ・・・苦笑



母と暮せば 2024 東京大千穐楽

2024-10-15 23:31:32 | 演劇・舞台
東京3日目。
お宿が西新宿。初めて宿泊したところですが、この日は新宿高島屋に併設されている紀伊国屋サザンシアターで観劇予定。
同じ新宿やけど正反対の方向なので、歩くこと15分、暑い中・・・ふうふうですわ。

「母と暮せば」東京公演、大千穐楽。
なかなか取れないプラチナチケット。



台風が迷走してるという、この状況の中、大千穐楽を観てきました。
一緒に観る予定だった大阪の友人は、この日朝から新幹線が動かないので来れなくなり、急遽、東京のお友だちが代打で来ることに。
・・・飛行機が飛んだらしく、飛行機で来た人、名古屋まで新幹線で、長野まわりで上京できた人、北陸新幹線で来た人・・・
万障繰り合わせてこれた人もいれば、諦めた人も多数・・・
そういうトラブルがあるかも知れないことを見越して地方民はチケットを購入してるとはいえ、二日早く上京してたから観られたのは、ほんとにラッキーでした。

舞台の方は、大阪公演以来、約一カ月ぶり。
その間、沖縄公演を経て、九州演連の舞台(佐世保、佐賀、長崎、大村諫早、島原)の公演があり、お盆明けからの東京公演です。

台詞というかメリハリがクッキリしていたのが印象的でした。
芝居が大きくなった、と表現してた人がいたけど、劇場が小さくなったからそう感じたのかも知れません。
それまでずっと広い劇場で上演してきたからね。

母、伸子と息子の浩二。2人の楽し気な掛け合いにこの日も笑い声が。
「嘘くさかー」が一番笑ってたかな。
でも、やはり、隣り合わせにやってくる静寂が本当にたまらないんですよね。
あー、浩二は死者なんやって(涙)

「あつかー」の後、お水を飲ませようとする伸子、あのあたりは1か月前の大阪公演とも変わってましたね。
2人のやりとりがあまりに自然で、いつの間にかそうなったという感じです。
そういうところがいくつかあった気がします。

伸子が(こらっ)という感じで腕を上げるところも、東京ではかなり低め。
それでも、台詞のメリハリはあって。
もうほんとに、この二人は親子やなぁって感じです。

浩二がなぜ現れたのか、なぜ、何度も助産婦をしてきたことを母に聞きたがったのか、この作品の伝えたいことかさらに明確になったように思えました。

町子とのことを話しながら客席の方を向いた浩二の悲しそうな顔、伸子の「辛かとはあんたの方やね」で涙が溢れました。

後半の、塩水を飲んだ伸子が、「しょっぱー」と言って浩二につき返す時に勢いあまって塩水がこぼれ、思わず靖子さんが手で受けようとしたら、浩二の洸平くんも笑って手をさしのべてましたね。
2人の笑顔があまりに自然で、また泣いてしまった私です。

6回もあったカーテンコール、洸平くんが下手で、靖子さんが上手に立ちます。
6回目のカテコは予測していなかったのか、靖子さんから登場しました~
だんだん笑顔になっていく靖子さんと対照的に、涙ぐみ、唇を噛み締め、俯いたりする洸平くん。
(もうこの舞台、これが最後、最後の浩二だから、感極まってたんでしょうか~)

6回目、後から出てきた洸平くんは、客席ではなく靖子さんの方を向いてたのですが、靖子さんはちょっと洸平くんに合図をして、お茶目に、布巾(台所にとりに行ってましたっけ?)で塩水をこぼしたちゃぶ台を拭きました。
2人で顔を見合わせて笑い合って、ほんま、素敵な親子~
繋ごうと手を出したのも靖子さんからでした。
これは初めて見ましたね。いつもは洸平くんが手を出すのに。

カーテンコールの洸平くんを見てまた涙ぐんだ私です。
あの表情は忘れられませんね。
各地で上演した初演時、客席が埋まらずアフタートークを行ってこの作品を届けようとしてました。
びわ湖ホールの時の洸平くんも覚えているけど、ご本人のいう「集大成」まで、こうやって観届けられて本当に嬉しい。

そういえば、毎回、舞台が終わるまで灯っていた蝋燭の炎ですが、今日はラストの「夜明けシーン」には消えていましたね。
同じ蝋燭を使ってると思うのですが・・・いつもより芝居が長かったのかな。(芝居が大きくなったから?)

毎年、夏になると、戦争を扱った演劇作品を観ることが多いです。
でも、8月になると毎年、この作品を思い出すと思いますね。
洸平くんはもう浩二をしないかもやけど、上演し続けて欲しい作品です。

終演後の洸平くんのインスタポストに「ぼくも年をとりました」 というくだりがあって・・・ほんとに涙ですよ。
2018年、2021年、そして今年。
この作品に出会えてほんとに良かった〜

ノーベル平和賞、日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)が授賞と発表されましたね。
授賞理由は、「核兵器は道徳的に受け入れられず、二度と使用すべきでないという『核のタブー』と呼ぶ国際規範を形づくる上で、被爆者の証言が重要な役割を果たす」とされています。

被爆者の声を後世に伝えていかねばいけないと思います。

演劇は歴史を映し出し、伝えていくものだと改めて。

大阪公演の感想は、こちら


東京観劇の旅 2日目

2024-10-15 00:04:26 | 演劇・舞台
さて、東京二日目。
いつも一緒に宿泊する、ノブオさんファンのお友だちと、いつもの代々木のホテルで。
(夏休みはちょっとお高いかったけど…汗)
朝ごはん付きなんですよね。



こんな感じ。
歩いて新宿駅まで。お友だちも一緒に付き合ってくれました。ありがとう~

みどりの窓口に着いたら10人くらい並んでて(インバウンドな方も半数)
北陸新幹線の切符を買いました(もし動いてたら東海道で帰るけども)
台風の影響なので、手数料なしで使わなかった切符は払い戻しできるそうです。(1年以内)
買い終わって出てきたら30人くらいの列ができてました~~~

新宿まで来たので、いつも洸平くんを応援してる本屋さんに立ち寄り。
南口方面なのかな。



重版出来、4版目という写真集が残りわずかになってました~~ すごいね。
(10月から始まるドラマの原作コミックはまだ入荷してなかった!)

そこから、この日のマチネの舞台を観に、中野まで。
もう、10年前から行ってるからね。行きなれてるところです~
中野の駅に着いたら、けっこうな雨でした。(終演時にはあがってたけど)



中野のウエストエンド。
この日の舞台は、演劇ユニットJr.5の「世界、」 → こちら



劇団studio lifeで、ノブオさんと同期の5人で立ち上げた演劇ユニット。
お友だちが制作のお手伝いをしてるので、できるだけ毎年、観に来ています。
作演が、劇団同期の小野健太郎くん。



劇場に入るなり、赤いロープのセットが目に入ります。
始まる前からローブアーティストHajime Kinokoさんの舞台美術が圧巻です。
そして、いつもですが、すでにおひとり、セットの中におられるんですよ。
繭みたいにね。(撮影OK)

物語の舞台となるのは、SFなんですよ。びっくり。
何千年も前に起こった世界大戦以降、厚い雲に覆われ、太陽が見えなくなってしまった世界。
お金以上に光の鉱石が重宝される世界で生きる人々を描きながら、現代社会の本質に切り込むんです。
月に一度、社会的地位や職種、労働の量によってそれぞれに光が分配され、その光は人に分けたり、貯蓄したり、凝縮してより明るくすることもできる。
中央の赤いロープのセットも強烈ですが、人々が手にする、光を放つ丸い球も印象的でした。

主演の内田健介さんも良かったし、松本紀保さん(松たか子さんのお姉さんね)も素敵でした。
何より、小野くんの舞台では常連の中原和宏さんが、相かわらずの微妙なお父さんを演じてくれてて、ほっこりしました。



終演後に、もう一度パチリ。

終演後に小野くんとお話ができたんやけど、丸い球の小道具、見つけたんですって。
SFやけど、小野くんが描くのはやはり家族の物語やなぁと。



初日祝い。すごい方々と並んで、私たちのも貼ってもらってます~~恐縮(笑)

ノブオさんファンのお友だちとは、終演後にお別れ。
台風の影響が心配なので、早めに帰るということで。(神奈川の方なんですけどね)

私は、ここから、別の舞台を観に行きます。
場所は、池袋のシアターグリーン。
・・・去年、劇団NLTの舞台を観に行った、キャパ100席余りの劇場です。



今回は、劇団銅鑼「星を追う人 ~コメットハンター」 → こちら



開演まで少し時間があったので、カフェでいっぷく。
あまりに暑かったので・・・・こんなん食べてみました。



みるみる溶けていくんで、急いで食べましたよ。
冷房入ってるのにね。

舞台は、なかなか面白かったです。
親の介護のために妻を残して故郷の鳥取に戻り、ケアハウスで働くことになった若槻。
そこで一人の老人・西島に出会います。
彼は天文家・本田実が親友と言い、彼との日々を語りだすんですね。
生きていたら100歳を超える本田実、職員たちは認知症傾向にある西島の妄想というのですが、高校生の時に天文部だった若槻は次第に西島の話に引き込まれていいきます。
本田実は実在のコメットハンターで、この作品のもう一人の主人公です。
戦前から戦後にかけて、数多くの彗星や新星を発見した人なんですね。
その生きざまを聞かされることで、夢を失いかけてた若槻はぎくしゃくしている妻とのことも含め、前向きになっていくんです。
ラスト近く、西島がなぜ本田実を親友と呼ぶのかも明かされます。
宇宙を思わせるようなブルーの空間に、役者が白い丸テーブルと椅子、天体望遠鏡を登場させるだけのシンプルなセット。
バックに星が瞬くラストが印象的でした~

終演後は、新宿南口近くのホテルへ。
初めてのホテルですが、道中に、かの有名な「銀だこ」を発見。



たこ焼きとコンビニでビールを買って、この日の夕食~



ほんまに、おっさんやね~~(苦笑)

東京二日目。観劇2本。

3日目は、あの舞台の大千穐楽を観て、北陸新幹線経由で帰ります~

東京観劇の旅 その1

2024-10-13 13:56:41 | 演劇・舞台
まだまだ、夏の思い出を~

8月末、舞台を観るために、東京遠征してきました。
早くからチケットを買って、新幹線の切符も買って・・・やのに、あの迷走台風がいつまでも居座って、東海地方がえらいことになってました。
行けるのかどうか・・・静岡のあたりが集中豪雨で新幹線が遅れたり、止まったり。

29日、昼公演のミュージカルハリーポッター。チケットも高価ゆえになんとか行きたい。
・・・こんな時にお気楽ですいません・・・でも、チケットを無駄にできないし。
自己都合でキャンセルもできないし、かといって都合よく急にお譲りできる人もいないし~ 
28日に夜行バスを使うかだいぶん考えたけど、そっちもどうなるかわからんし。
29日がとりあえず運行するようなので、朝、予定よりも早めの新幹線で上京。
(結局、午後から静岡の雨が強くなって運行中止になったから、行けて良かったです~)

ちなみに、東京に無事着きました!ってダンナにLINEしたら、

「帰りがどうかな」 と一言。

そうやけども~(汗)



品川で友だちと合流して、そのまま赤坂まで。
東京は曇ってたけど雨は降らず~

東京メトロ千代田線赤坂駅で、駅から出たら、もうハリポタの世界でした。
TBSのACTシアターは、もう3年も、「ハリーポッターと呪いの子」を上演してるんですね。→ こちら
この作品に、この7月から、ノブオさんが出演してるんですよ~~
ノブオさんね(久しぶり!って言わないで、笑 ちゃんと応援してるからね!)
あのハリポタの映画から、19年後の彼らの物語なんです。
ノブオさんは、ドラコ役。









もう、イリュージョンの世界。
こういうことが舞台でできるんやね!って作品です。
このセットとスタッフで、ダブルキャスト、トリプルキャストで、この先も上演を続けるようですよ。







赤坂駅周辺がもう、ハリポタの世界なんですよ~
すごいね。

終演後、17時前やったので、夜ご飯を食べるお店を探して、お友だちと赤坂をぶらぶら。
開いてる!って思って、土佐料理の居酒屋さんへ~~
もちろん、初めて入るお店。
あ、お店の表を写真撮ってない~~汗



目の前で、カツオの藁焼きたたきを作ってるお店です(苦笑)



分厚く切った、看板メニューの藁焼きたたき。



薬味をのせて塩で食べる!



つきだし。



豆腐サラダ



あげ芋
めっちゃおいしい~



カツオ竜田揚げ
これもおいしい

ビール🍺に合いますわな~



ホテルに帰ってから、コンビニで買ったデザート「アイスの実」

ということで、舞台の感想より、ご飯の感想が多めの1日目、でした~

翌日は、朝からみどりの窓口へ。

今回は2泊する予定ではあったけど、31日に東海道新幹線が運休する可能性があるので、急遽、北陸新幹線で帰ろうと。
北陸新幹線、敦賀まで開通してて良かった! このルートがあるやん~て!
切符を買いなおすことに。