おかんのネタ帳

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急がばまわれ

2013-02-22 21:44:09 | 湖国日記
ふぅ~、季刊紙、やっと校了です。
3ヵ月ごと、いつもバタバタしてます。
で、いつも、もっと早くからしといたら良かった・・・って、反省するんですね(涙)
そやけど、懲りない・・・私です~(汗)



さて、ここはどこでしょう~~

常夜燈ですが、石垣で築かれてます。
ここは、近江八景の一つ、矢橋の帰帆で知られる矢橋の常夜燈です。

弘化3(1846)年に建てられた常夜燈らしいのですが、
そばに住宅があったりして、港の面影はないですね。

江戸時代は、このあたりまで琵琶湖があって、この矢橋港に、
琵琶湖を往来する船が、いくつもやって来てたらしいです。

東海道五十三次の絵を描いた安藤広重の絵には、
何艘もの船が描かれてます。

江戸時代、東海道で京へのぼるとき、瀬田の唐橋を経由するよりも、
この矢橋から船で大津へいたるほうが行程的に短くてすむことから、
当時の旅人に重宝がられ、草津宿の発展に繋がったとも言われてます。

「急がば回れ」

この慣用句は、矢橋~浜大津を往復する航路から生まれたとか。


「もののふの 矢橋の船は 早くとも 急がばまわれ 瀬田の長橋」

中世以前に琵琶湖を行き交う船は風波に翻弄されることが多かったやろうけど、
江戸時代には船の性能もよくなり、湖上交通が発展したようです。

琵琶湖総合開発で、江戸時代の矢橋港は琵琶湖から離れてしまったけど、
発掘調査によって確認された3つの突堤のうち、一基が復元されて、
周辺は埋め立てられて公園となっています。



この先に、琵琶湖、そして人工島の「矢橋帰帆島」があります。

公園の奥に、与謝野蕪村の歌碑がありました。

「菜のはなや みな出はらいし 矢走舟」

春の矢橋港を詠ってますね~
このあたりに、菜の花がいっぱい咲いていたんやね~



それにしても、昔はにぎわったやろう矢橋。
常夜燈は、ちょっと寂しい光景かなぁ。
周囲の木も、葉っぱもないし。
枯れてるのかな~?

東海道の草津宿から矢橋港まで続く矢橋街道。
昔の面影をどことなく醸し出す町並です。



道幅も広いしね。


しかし、ここ2、3日、寒いですよね。
雪はチラつくし~
今日は少し陽が差してたけど、寒いわ。

もうすぐ3月やのに。