なかなか書き終われない観劇忘備録。
忘備録やからカンタンでええやんと思ってたのに、ついつい書きすぎて~~
9月23日
近畿演鑑連の総会が神戸で開催され(一泊二日)、その帰りに有志で大阪国立文楽劇場へ。
前進座「あかんべぇ」を観劇。
成仏できないお化けたちと少女の時代劇ファンタジー
推理作家、SF作家の宮部みゆきさん原作の時代小説を前進座が舞台化。
それだけでも興味津々ですが、俳優としても活躍中の佃典彦さんの脚本で 演出が新劇界で引く手あまたの松本祐子さんという組み合わせで、とても面白い作品になっていました。
舞台は、江戸の深川海辺大工町にある 「料理屋ふね屋」。
一人娘のおりんは高熱に倒れ生死を彷徨いますが、三途の川で不思議な老人に出会い、
「ここはあの世への入り口。このあたりで彷徨っているということはまだ死なない」と言われます。
喉が渇いていたおりんは目の前の水を口に。やがて目を覚ますと熱が下がって食欲も回復。
その日からおりんには、あの世に行けずにふね屋に居ついている五人の「お化けさん」の姿が見えるようになるのです。
按摩の笑い坊、立派なお侍の玄之介、色気たっぷりな三味線を抱える遊女おみつ、髪を振り乱して暴れるおどろ髮、「あっかんべえ~」とおりんをからかう少女お梅。
おりんは彼らと話すうちに、三十年前にこの地で起きた忌まわしい事件があったこと、彼らが成仏できない理由がそこにあることが分かってきます。
突然のお化け物騒動に翻弄される大人たち。
そして、おりんと同じようにお化けたちが見える人も現れ・・・。
前進座さんならではの江戸情緒あふれる時代ものに、宮部作品らしく謎解きの要素が加わったファンタジー。
誰かを責めるのではなく互いに支え合いながら乗り越えていくおりん一家や、それぞれに重い過去を抱えて成仏できないでいるお化けたちも、互いを思い合って人間味にあふれています。
人とのつながりが希薄になりつつある現代だからこそ、観るべき舞台。
近畿では来年、上演できそうですね。
(ひこねでも上演できますように~)
9月30日、サンケイブリーゼ。
「アンドレ・デジール最後の作品」
なんと、友達が某所の抽選で当てた招待ペアチケットです。
(私は外れた~!)
なので、よく知らんまま、鈴木裕美さんの演出、清塚信也さんの音楽のオリジナルミュージカル、ということだけをチェックして行ってきました。
和製のミュージカルなんですって。
脚本は、高橋亜子さん。
今世紀に入る頃の有名画家だったアンドレ・デジール(架空の人物)の絶筆を、ひょんなことから偽造することになった腕の立つ画家の卵の青年・エミールと友人ジャンが主人公。
それぞれがWキャスト。
上川一哉さん×小柳守さんのペアの回を拝見しました。
ウエンツくん、上山くんは舞台で拝見してるけど、上川くんと小柳くんは初めてです。
上川くんは劇団四季出身らしい。
小柳くんはドラマで活躍されてるけど、初ミュージカル。
ブラザートムさんの息子さんですってよ。
背が高いよね。
不慮の死を遂げた大画家アンドレ・デジールを信奉していたエミールとジャンは、運命に導かれるように出会い、二人で一緒に絵を描くようになります。
二人は共鳴し合って一人では到達できない芸術の高みへ登っていくことができますが、その絵の素晴らしさゆえに二人は巧妙な贋作ビジネスに巻き込まれます。
アンドレ・デジールが事故死する直前に描いたであろう「最後の作品」を描くことを依頼され、その「最後の作品」を巡って、エミールとジャンの関係は大きく変わっていくのです。
「二人なら」というテーマ曲のような楽曲が何度も登場します。清塚さん作曲、高橋さん作詞。
二人が歌うんやけど、なかなか素敵な歌ですね。→ こちら
(これはウエンツくんと上くんね)
でも、初ミュージカルという小柳くんの歌がちょっと不安定で。
上川くんが引っ張っていってましたね。→ こちら
もう、ほんま、頑張れ~って感じです(苦笑)
そのせいでもないけど、前半はわかりづらくて、ちょっと退屈に・・・
でもね、ラストでしっかり泣かされました。
いや~、演劇って、そういうとこやなって思いますね。
自分でもびっくりするくらい、ラストは泣けて。
なんか、小柳くんと上川くんにヤラレた~って感じでした。
10月1日
栗東芸術文化会館さきら
劇団石(トル)「はらぺこ男の5度目の選択」
彦根で鑑賞会の会議があって、その後、何人かで観に行きました。
彦根に拠点を置く、劇団石(トル)の一人芝居です。
12月例会で彦根で上演する、青年劇場「星をかすめる風」が、韓国の代表的詩人の尹東柱の物語というのを知って、トルの代表の方から連絡をいただいたのがこちらを拝見するきっかけ。
彦根にそういう劇団があることも知らなかったのですが、大阪、京都、名古屋などで一人芝居を上演されているそうです。→ こちら
今回も一人芝居。
原作は「アボジがこえた海〜在日朝鮮人一世の証言」(李興燮 著)
きむきがんという女優さんが、はらぺこ男を演じます。→ こちら
中央に箱型のセット。引き出しやら棚やら階段やらがまとめられてます。
これを利用しながらの一人芝居。
満15歳の時に徹用で日本に連れてこられ、この国の厳しい環境のなかで働かされた男の人生。
きむきがんさんが、小道具を使いながらステージを動き、淡々と語ります。
チラシから・・・
腹が減って仕方なかった。
放り込まれた炭鉱現場は話も自由にできない所だった。
「死ぬなよ」と言った故郷の父の言葉が胸に響く。
フンセビは考え始め、心の中の「自分」に語りかける。
そしてそれに「はらぺこ男」と名付けた。
フンセビは「はらぺこ男」と対話する。
人間扱いされないこの地で自分を守るため、自分で自分に人格を与え、彼は抗い出発する。
それが彼の長い長い旅の始まりだった。
人間扱いされなかった自分に自分で人格を与え、戻れることを信じながらただひたすらに走り続けた在日朝鮮人。
故国に戻りたかったのに戻れないまま、この国で亡くなっていった男の一生。
終演後、劇団の方の挨拶があって、けして告発をするということではなく、こういう人たちがいたことを知ってほしいと思っていますと、話されていました。
演劇を通して、ほんとに学びがあります。
10月7日、9日
サンケイブリーゼ
「スリルミ―」
トリプルキャストのミュージカル。→ こちら
栗山民也さん演出。
2011年から何度も上演されている人気の二人芝居ですが、前回はコロナで大阪公演が中止になり、あわてて名古屋のチケットを取って観たのが、今回二度目の出演となる松岡広大&山崎大輝ペア。
で、今回も日程的にこのペアしか観られない・・・って思ってたら、二度目の「彼」を演じる尾上松也さんの方も観られました!
一番人気は、木村達成&前田公輝ペア。チケットも早々に完売してましたよね。
今回も配信があったので配信で観ようかと思ったけど、時間もなくて~ そこは、断念。
松也&廣瀬友祐ペア。今回の最年長ペア。
濃いよ~ → こちら
いやいや、主人公は19歳のはず~~(苦笑)
「スリル・ミー」は、1920年代にアメリカで起きた殺人事件をもとに、Stephen Dolginoffの原作・脚本・音楽で舞台化されたミュージカル。
2名のキャストと1台のピアノで、ニーチェの“超人”思想に傾倒する“彼”と、“彼”に特別な思いを抱く“私”の関係を描く。
日本では2011年の初演以来、さまざまな顔合わせで上演が重ねられてきて、今回は8度目の上演。
男の子の、いわゆるBLものですけどね。この作品はそういうのを越える愛の物語なんですね。
なにを隠そう(いや、隠してないけど~)洸平くんが2011年から4度、出演してるんですよ。
柿澤勇人くんと4度、小西遼生くんと1度。
「私」役で。 11年の初演は → こちら
二人とも、初々しい~~
「スカーレット」の前に、2019年に出演したのが最後。
日程的に観られず・・・ こちら
ナレーションの声が洸平くんですね~~
今となっては観られなかったことが悔やまれます~
初演の2011年は、3ペアの中で一番人気がなかったペアやのにって、ミュージカル好きの友だちがいうけど、今やったらチケット取れへんよね。人気者の二人やから。
ちなみに3年前は配信で3ペア(成河&福士ペア、田代&新納ペア、松岡&山崎ペア)とも観たんですけど、それぞれ違ってて。
成河さんの演技力、福士くんのドS感とかね。 → こちら
伝説の初演ペアの田代万里生さんと新納慎也さんが再出演したんですけど、万里生さんの「私」は最初から泣いてたし、新納さんの「彼」が濃ゆくて~ → こちら
このペアの再演があるなら、いつか松下&柿澤ペアも~~って、期待しかないです。
そして、オーディションで勝ち取ったという松岡「私」と山崎「彼」、3年前は初々しい感じでしたね。
3年前とはちょこっと違ってたとこもあったけど、二人に関して言えば、今回は、松岡くんがさらに老獪になってて、山崎くんの若さを実感したかも。
松岡「私」は、より深くなってるのね。ラストに、勝ったのはボクだ!っていうことがよりわかるというか。
山崎「彼」は、本当に「死にたくない」って怖がってる感じやったしね。
CDのみ出てるので何度も聴いたけど(洸平くん&小西くんペア、松也さん&柿澤くんペア、万里生さん&伊礼さんペア)、あの物語の世界観はすごいです。
100分の二人芝居。始まる前の、静かに張りつめた空気、あの緊張感がたまりません。
他の舞台とはまた違う緊張感ですよ。
10月21日
シアターこうべ
ライブ・スペクタクル「NARUTO~忍の生きる道」
いわゆる2,5次元ミュージカルの舞台ですね。→ こちら
岸本斉史のマンガ「NARUTO-ナルト-」を原作にした舞台シリーズ「ライブ・スペクタクル『NARUTO-ナルト-』」の完結編。
コミックの『NARUTO-ナルト-』は、週刊『少年ジャンプ』(集英社)に1999年から2014年まで15年間にわたって長期連載された作品。連載完結時には掲載話数は全700話となり、単行本は全72巻。
ほっぼ読んでない漫画だし、今まで上演された舞台も観てないので、どうしようかと思うけど、長年推してるノブオさんが出演なので拝見しないとね。
ご本人は、原作も大好きで、めちゃめちゃ張り切ってました。
お役が、初代火影の千手柱間。
めちゃめちゃカッコ良いんですよ。大人の役で(大人って、どういう意味よ~苦笑)
前半からめちゃめちゃ出番が多くて、ところどころおちゃめなシーンもあって、眼福でした~
声も渋くてね・・・最後の方、ちょこっと歌ってくれましたしね。
ストーリーは…結局よくわからず(すんません~~苦笑)
ウィキで調べると・・・
体内に九尾の妖狐を封印された落ちこぼれ忍者・うずまきナルトが里一番の忍である火影を目指し、仲間たちと共に数々の試練を乗り越え成長していく物語。
忍同士が超常的な能力「忍術」「体術」「幻術」「仙術」を駆使して派手な戦いを繰り広げるバトルアクション漫画。
アジア各地の民話や伝承、宗教のオマージュを巧みに取り組んだ世界観の中で主人公と仲間達の友情、裏切りと復讐、師弟や家族の絆が中心として描かれ、忍の世界とその起源・歴史を含めた重層的なストーリー展開。
海外でも人気で、2000年代を代表する『ドラゴンボール』の後継作品として認知されている、らしい。
2015年の舞台初演から8年の時を経て、今回は完結編。
激しさを増す第四次忍界大戦の中で全ての真実が解き明かされ、うずまきナルトとうちはサスケが終末の谷で激突するんですね。
客席は女性だけでなく男性も多かったですよ。
コミックからのファンも多いみたいやし、なんというても、舞台も8作目。
グッズ売り場もたくさんの人が並んでました~~
今は、アクスタなるものが人気なのね。
それぞれのキャラのアクリルスタンドね。
ランダムセットとかもあるみたい。
交換会とかやってるんかな。
さすがに、パンフ以外は買いませんでしたけども~~
その3も長くなりましたので、続きはまた次回に。
忘備録やのに、長い~っ!
忘備録やからカンタンでええやんと思ってたのに、ついつい書きすぎて~~
9月23日
近畿演鑑連の総会が神戸で開催され(一泊二日)、その帰りに有志で大阪国立文楽劇場へ。
前進座「あかんべぇ」を観劇。
成仏できないお化けたちと少女の時代劇ファンタジー
推理作家、SF作家の宮部みゆきさん原作の時代小説を前進座が舞台化。
それだけでも興味津々ですが、俳優としても活躍中の佃典彦さんの脚本で 演出が新劇界で引く手あまたの松本祐子さんという組み合わせで、とても面白い作品になっていました。
舞台は、江戸の深川海辺大工町にある 「料理屋ふね屋」。
一人娘のおりんは高熱に倒れ生死を彷徨いますが、三途の川で不思議な老人に出会い、
「ここはあの世への入り口。このあたりで彷徨っているということはまだ死なない」と言われます。
喉が渇いていたおりんは目の前の水を口に。やがて目を覚ますと熱が下がって食欲も回復。
その日からおりんには、あの世に行けずにふね屋に居ついている五人の「お化けさん」の姿が見えるようになるのです。
按摩の笑い坊、立派なお侍の玄之介、色気たっぷりな三味線を抱える遊女おみつ、髪を振り乱して暴れるおどろ髮、「あっかんべえ~」とおりんをからかう少女お梅。
おりんは彼らと話すうちに、三十年前にこの地で起きた忌まわしい事件があったこと、彼らが成仏できない理由がそこにあることが分かってきます。
突然のお化け物騒動に翻弄される大人たち。
そして、おりんと同じようにお化けたちが見える人も現れ・・・。
前進座さんならではの江戸情緒あふれる時代ものに、宮部作品らしく謎解きの要素が加わったファンタジー。
誰かを責めるのではなく互いに支え合いながら乗り越えていくおりん一家や、それぞれに重い過去を抱えて成仏できないでいるお化けたちも、互いを思い合って人間味にあふれています。
人とのつながりが希薄になりつつある現代だからこそ、観るべき舞台。
近畿では来年、上演できそうですね。
(ひこねでも上演できますように~)
9月30日、サンケイブリーゼ。
「アンドレ・デジール最後の作品」
なんと、友達が某所の抽選で当てた招待ペアチケットです。
(私は外れた~!)
なので、よく知らんまま、鈴木裕美さんの演出、清塚信也さんの音楽のオリジナルミュージカル、ということだけをチェックして行ってきました。
和製のミュージカルなんですって。
脚本は、高橋亜子さん。
今世紀に入る頃の有名画家だったアンドレ・デジール(架空の人物)の絶筆を、ひょんなことから偽造することになった腕の立つ画家の卵の青年・エミールと友人ジャンが主人公。
それぞれがWキャスト。
上川一哉さん×小柳守さんのペアの回を拝見しました。
ウエンツくん、上山くんは舞台で拝見してるけど、上川くんと小柳くんは初めてです。
上川くんは劇団四季出身らしい。
小柳くんはドラマで活躍されてるけど、初ミュージカル。
ブラザートムさんの息子さんですってよ。
背が高いよね。
不慮の死を遂げた大画家アンドレ・デジールを信奉していたエミールとジャンは、運命に導かれるように出会い、二人で一緒に絵を描くようになります。
二人は共鳴し合って一人では到達できない芸術の高みへ登っていくことができますが、その絵の素晴らしさゆえに二人は巧妙な贋作ビジネスに巻き込まれます。
アンドレ・デジールが事故死する直前に描いたであろう「最後の作品」を描くことを依頼され、その「最後の作品」を巡って、エミールとジャンの関係は大きく変わっていくのです。
「二人なら」というテーマ曲のような楽曲が何度も登場します。清塚さん作曲、高橋さん作詞。
二人が歌うんやけど、なかなか素敵な歌ですね。→ こちら
(これはウエンツくんと上くんね)
でも、初ミュージカルという小柳くんの歌がちょっと不安定で。
上川くんが引っ張っていってましたね。→ こちら
もう、ほんま、頑張れ~って感じです(苦笑)
そのせいでもないけど、前半はわかりづらくて、ちょっと退屈に・・・
でもね、ラストでしっかり泣かされました。
いや~、演劇って、そういうとこやなって思いますね。
自分でもびっくりするくらい、ラストは泣けて。
なんか、小柳くんと上川くんにヤラレた~って感じでした。
10月1日
栗東芸術文化会館さきら
劇団石(トル)「はらぺこ男の5度目の選択」
彦根で鑑賞会の会議があって、その後、何人かで観に行きました。
彦根に拠点を置く、劇団石(トル)の一人芝居です。
12月例会で彦根で上演する、青年劇場「星をかすめる風」が、韓国の代表的詩人の尹東柱の物語というのを知って、トルの代表の方から連絡をいただいたのがこちらを拝見するきっかけ。
彦根にそういう劇団があることも知らなかったのですが、大阪、京都、名古屋などで一人芝居を上演されているそうです。→ こちら
今回も一人芝居。
原作は「アボジがこえた海〜在日朝鮮人一世の証言」(李興燮 著)
きむきがんという女優さんが、はらぺこ男を演じます。→ こちら
中央に箱型のセット。引き出しやら棚やら階段やらがまとめられてます。
これを利用しながらの一人芝居。
満15歳の時に徹用で日本に連れてこられ、この国の厳しい環境のなかで働かされた男の人生。
きむきがんさんが、小道具を使いながらステージを動き、淡々と語ります。
チラシから・・・
腹が減って仕方なかった。
放り込まれた炭鉱現場は話も自由にできない所だった。
「死ぬなよ」と言った故郷の父の言葉が胸に響く。
フンセビは考え始め、心の中の「自分」に語りかける。
そしてそれに「はらぺこ男」と名付けた。
フンセビは「はらぺこ男」と対話する。
人間扱いされないこの地で自分を守るため、自分で自分に人格を与え、彼は抗い出発する。
それが彼の長い長い旅の始まりだった。
人間扱いされなかった自分に自分で人格を与え、戻れることを信じながらただひたすらに走り続けた在日朝鮮人。
故国に戻りたかったのに戻れないまま、この国で亡くなっていった男の一生。
終演後、劇団の方の挨拶があって、けして告発をするということではなく、こういう人たちがいたことを知ってほしいと思っていますと、話されていました。
演劇を通して、ほんとに学びがあります。
10月7日、9日
サンケイブリーゼ
「スリルミ―」
トリプルキャストのミュージカル。→ こちら
栗山民也さん演出。
2011年から何度も上演されている人気の二人芝居ですが、前回はコロナで大阪公演が中止になり、あわてて名古屋のチケットを取って観たのが、今回二度目の出演となる松岡広大&山崎大輝ペア。
で、今回も日程的にこのペアしか観られない・・・って思ってたら、二度目の「彼」を演じる尾上松也さんの方も観られました!
一番人気は、木村達成&前田公輝ペア。チケットも早々に完売してましたよね。
今回も配信があったので配信で観ようかと思ったけど、時間もなくて~ そこは、断念。
松也&廣瀬友祐ペア。今回の最年長ペア。
濃いよ~ → こちら
いやいや、主人公は19歳のはず~~(苦笑)
「スリル・ミー」は、1920年代にアメリカで起きた殺人事件をもとに、Stephen Dolginoffの原作・脚本・音楽で舞台化されたミュージカル。
2名のキャストと1台のピアノで、ニーチェの“超人”思想に傾倒する“彼”と、“彼”に特別な思いを抱く“私”の関係を描く。
日本では2011年の初演以来、さまざまな顔合わせで上演が重ねられてきて、今回は8度目の上演。
男の子の、いわゆるBLものですけどね。この作品はそういうのを越える愛の物語なんですね。
なにを隠そう(いや、隠してないけど~)洸平くんが2011年から4度、出演してるんですよ。
柿澤勇人くんと4度、小西遼生くんと1度。
「私」役で。 11年の初演は → こちら
二人とも、初々しい~~
「スカーレット」の前に、2019年に出演したのが最後。
日程的に観られず・・・ こちら
ナレーションの声が洸平くんですね~~
今となっては観られなかったことが悔やまれます~
初演の2011年は、3ペアの中で一番人気がなかったペアやのにって、ミュージカル好きの友だちがいうけど、今やったらチケット取れへんよね。人気者の二人やから。
ちなみに3年前は配信で3ペア(成河&福士ペア、田代&新納ペア、松岡&山崎ペア)とも観たんですけど、それぞれ違ってて。
成河さんの演技力、福士くんのドS感とかね。 → こちら
伝説の初演ペアの田代万里生さんと新納慎也さんが再出演したんですけど、万里生さんの「私」は最初から泣いてたし、新納さんの「彼」が濃ゆくて~ → こちら
このペアの再演があるなら、いつか松下&柿澤ペアも~~って、期待しかないです。
そして、オーディションで勝ち取ったという松岡「私」と山崎「彼」、3年前は初々しい感じでしたね。
3年前とはちょこっと違ってたとこもあったけど、二人に関して言えば、今回は、松岡くんがさらに老獪になってて、山崎くんの若さを実感したかも。
松岡「私」は、より深くなってるのね。ラストに、勝ったのはボクだ!っていうことがよりわかるというか。
山崎「彼」は、本当に「死にたくない」って怖がってる感じやったしね。
CDのみ出てるので何度も聴いたけど(洸平くん&小西くんペア、松也さん&柿澤くんペア、万里生さん&伊礼さんペア)、あの物語の世界観はすごいです。
100分の二人芝居。始まる前の、静かに張りつめた空気、あの緊張感がたまりません。
他の舞台とはまた違う緊張感ですよ。
10月21日
シアターこうべ
ライブ・スペクタクル「NARUTO~忍の生きる道」
いわゆる2,5次元ミュージカルの舞台ですね。→ こちら
岸本斉史のマンガ「NARUTO-ナルト-」を原作にした舞台シリーズ「ライブ・スペクタクル『NARUTO-ナルト-』」の完結編。
コミックの『NARUTO-ナルト-』は、週刊『少年ジャンプ』(集英社)に1999年から2014年まで15年間にわたって長期連載された作品。連載完結時には掲載話数は全700話となり、単行本は全72巻。
ほっぼ読んでない漫画だし、今まで上演された舞台も観てないので、どうしようかと思うけど、長年推してるノブオさんが出演なので拝見しないとね。
ご本人は、原作も大好きで、めちゃめちゃ張り切ってました。
お役が、初代火影の千手柱間。
めちゃめちゃカッコ良いんですよ。大人の役で(大人って、どういう意味よ~苦笑)
前半からめちゃめちゃ出番が多くて、ところどころおちゃめなシーンもあって、眼福でした~
声も渋くてね・・・最後の方、ちょこっと歌ってくれましたしね。
ストーリーは…結局よくわからず(すんません~~苦笑)
ウィキで調べると・・・
体内に九尾の妖狐を封印された落ちこぼれ忍者・うずまきナルトが里一番の忍である火影を目指し、仲間たちと共に数々の試練を乗り越え成長していく物語。
忍同士が超常的な能力「忍術」「体術」「幻術」「仙術」を駆使して派手な戦いを繰り広げるバトルアクション漫画。
アジア各地の民話や伝承、宗教のオマージュを巧みに取り組んだ世界観の中で主人公と仲間達の友情、裏切りと復讐、師弟や家族の絆が中心として描かれ、忍の世界とその起源・歴史を含めた重層的なストーリー展開。
海外でも人気で、2000年代を代表する『ドラゴンボール』の後継作品として認知されている、らしい。
2015年の舞台初演から8年の時を経て、今回は完結編。
激しさを増す第四次忍界大戦の中で全ての真実が解き明かされ、うずまきナルトとうちはサスケが終末の谷で激突するんですね。
客席は女性だけでなく男性も多かったですよ。
コミックからのファンも多いみたいやし、なんというても、舞台も8作目。
グッズ売り場もたくさんの人が並んでました~~
今は、アクスタなるものが人気なのね。
それぞれのキャラのアクリルスタンドね。
ランダムセットとかもあるみたい。
交換会とかやってるんかな。
さすがに、パンフ以外は買いませんでしたけども~~
その3も長くなりましたので、続きはまた次回に。
忘備録やのに、長い~っ!