団塊世代の人生時計

 団塊世代として生きてきた「過去」、「現在」、そして「未来」を、自分自身の人生時計と共に綴り、「自分史」にしてみたい。

ヴァーレ(話題)

2008-03-19 18:39:04 | 経済
                 ヴァーレ(話題)

                         2008年3月19日(水)作成

 ブラジル資源大手ヴァーレ(旧リオドセ)と新日鉄との鉄鉱石の価格交渉で、対07年比何と「65%アップ!」の引上げで合意したという。

 トヨタ自動車によると、これで自動車1台当たり2万円のコストアップというから、そもそも車1台当たりの鉄部品のコストは約3万円だったということになる。

 へぇー、鉄の塊と思える車であるが、そのコストって以外と安いと思った。

 中国の昨年の粗鋼生産量は、対前年比16%アップの4億8,900万トンで、世界シェァ36%を占める。
 ブラジル、ロシア、インドを加えたBRICs 4か国では、48%のシェァになるという。

 こうした新興国への鉄鋼需要に対応し、資源メジャーは、英豪系の資源大手BHPビリトンがリオ・ティントを買収に乗り出すなど、一段の寡占化で価格支配力を強めようとしている。
 鉄鋼石の価格は、市場ではなく、資源大手と鉄鋼会社との相対取引で決まるので、「力」がものをいうのだ。

(以上は、2月19日の日本経済新聞を参考にしました。)

 ところで、ヴァーレであるが、その株価の推移は、鉄鉱石の価格の推移とあたかも連動していたかのようだった。しかし、ここ最近は、株価が下回っていた。
 ということは、65%のアップで、株価の大幅な引上げをねらっているのかも。

 それはともかくとして、一部の資源メジャーが、「人類共通の資源」を私的独占するというのは、いかがなものか。

 私は、私的独占というのは、いずれ、破綻がくると思う。
コメント
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