団塊世代の人生時計

 団塊世代として生きてきた「過去」、「現在」、そして「未来」を、自分自身の人生時計と共に綴り、「自分史」にしてみたい。

岳父の胆嚢摘出術(日記)

2008-03-08 18:01:14 | Weblog
               岳父の胆嚢摘出術(日記)

                          2008年3月8日(土)作成

 昨日7日、岳父(82歳)が広島市内C病院で胆嚢摘出術を受けました。13:00頃に手術室に入り、出てきたのが16:00頃。

 予定では、腹部に数か所穴を開ける方法でしたが、胆嚢が炎症を起しており、開腹術となったため、時間も30分程度延びました。

 執刀医に胆石を見せてもらいました。胆嚢をジョギジョギ切って出した「石」が、大(直径約1㎝)小(同約5mm)合わせて、何と18個も出てきたんです。
 妻は(見ることを)「いいです」と言いながら、私が見ていると後ろから見てしまっていました。げに、好奇心とは恐ろしいものです。「好奇心 恐ろしいものより もっと恐い(windy)」

 これだけ石があると、胆嚢としての機能は既になく、摘出しても問題がないということでした。

 奇遇というか、執刀医のF先生が、高校の同級生だということが分かりました。何年か前に、F君がC病院で医者をしているという話を聞いたことは覚えていました。主治医がF先生ということでしたので、もしやと尋ねるとそうでした。
 しかし、彼の方は覚えている様子はありませんでした。そうですよね、40年以上遭遇したこともないのですから。

 年月の経過により、彼も、既にC病院は定年退職になっていて、今は嘱託。この4月からは呉市の海上保安大学校で働く予定ということでした。医師の数が少ないですから、これからも働ける間は働いてもらいたいものです。

 ところで、手術中にバックグラウンドミュージックを流すということでした。岳父が選んだのが、ベルリオーズの「幻想交響曲」。
 「えっ、やばい」。だって、この曲は「精神の安定」をもたらすような曲ではなく、むしろその対極にあるようなものですから。第4楽章は「断頭台への行進」ですよ。この表題を見ただけでも、「相応しくない。」

 ただ、よく考えると、手術中は「麻酔で意識がない」はずですから、執刀医に聞かすのでしょうか?それなら、もっと「やばい」。
 私が執刀医なら、メスを指揮棒にして、体中滅多やたらに切りつけること請け合いです。

 幸い、F君は「幻想交響曲」に心動かされなかったのか、術後の経過は良好のようでした。
 岳父が意識下で聞いた「幻想交響曲」を「堪能」したかどうか、今度確認してみます。

(写真)C病院6階の病室から写した、日没間際の「太陽」です。手術後、岳父は、「いたいよう」と言っていました。
コメント (2)
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