団塊世代の人生時計

 団塊世代として生きてきた「過去」、「現在」、そして「未来」を、自分自身の人生時計と共に綴り、「自分史」にしてみたい。

「熱い北風」-オーストリアF1グランプリ-(日記)

2008-03-17 12:17:31 | Weblog
       「熱い北風」-オーストリアF1グランプリ-(日記)

                         2008年3月17日(月)作成

 結果をみると、ルイス・ハミルトンの圧勝だった。フリー走行でも最速タイムをたたき出し、PPも取り、本番も全く不安がなく終始一位走行(注 ピットインを考慮して実質的に)だったのだから、圧勝・完勝だろう。
 今年のグランプリは間違いなく、ハミルトンを中心に進行すると思わされた。

 昨年の覇者キミ・ライコネンにとっては、屈辱のレースだったろう。今年からレギュレーションが変更になり、トラクションの電子制御が禁止された。この影響をもろに受けたのか、後方位置からのスタートで焦ったのか、2回もコーナーでスピンし、最後尾になった。しかし、最後までアグレッシブな走りを見せ、今年も優勝候補であることには間違いない。

 05、06年連続覇者のフェルナンド・アロンソは、優勝した時の古巣ルノーに移ってのレースで、なんとか面目を保つ4位を確保した。最終盤に、去年のマシンのマクラーレンに追い抜かれ、直に抜き返したのは、昨年のチームに対する意地というものだろう。
 今年も、優勝候補であることに違いないが、マシンがフェラーリやマクラーレンに較べると、今一歩という感じがする。

 トヨタは、ヤルノ・トゥルーリが早々とマシントラブルでリタイアし、もう一人のティモ・グロックは、マシンが芝に跳ねてスピンしながらクラッシュ。マシンは文字通り「木っ端微塵」になった。しかし、グロックは怪我をしなかった。あのクラッシュで怪我をしないとは、F1マシンは間違いなく最も安全カーだ。
 トヨタは、今年の道のりも険しいようだ。

 日本人ドライバーの中嶋一貴は、父親がF1ドライバーだった中嶋悟なので「ジュニァ」ということになる。フル参戦の初戦で6位入賞という好スタートを切った。
 このレースは、22台のマシン中、最後までコースを走っていたのは7台という厳しいレースだったので、最後まで完走できたという幸運もあったのかもしれない。しかし、「運も実力」のうちだ。
 レース後のインタビューでの素顔は、実に「穏やかで初々しい」。いっぺんにファンになった。
 マシンもウィリアムズ・トヨタで、パナソニック・トヨタよりは「マシ」だ。「ン」。

 3月16日に行われた、今年のF1グランプリ初戦、オーストリアのメルボルン、アルバートパーク・サーキットは、気温31℃、路面温度51℃。
 「熱い北風」が吹いていたという。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする