団塊世代の人生時計

 団塊世代として生きてきた「過去」、「現在」、そして「未来」を、自分自身の人生時計と共に綴り、「自分史」にしてみたい。

トヨタの深謀

2008-07-04 16:56:51 | 
                トヨタの深謀

                          2008年7月4日(金)作成

 3日付の朝日新聞によると、(6月の)「米新車販売台数前年比8%減少」との見出しで、各社の販売台数が報道されている。

 GM     265,937台    ▼8.3
 トヨタ    193,234台    ▼11.5
 フォード   174,091台    ▼19.1
 ホンダ    142,539台     13.8
 クライスラー 117,457台    ▼27.9
 日産      75,847台    ▼7.5

 この中で注目すべきことがいくつかある。ホンダが唯一プラスになっていることやクライスラーがアッという間に5位まで転落したこと等だが、私の関心はトヨタの動向だ。

 ネットでの情報によると、途中までトヨタが初めて1位になる可能性があったが、GMが最終盤盛り返したというのだ。
 私は、トヨタが「自制」したのではないかと考えている。
 トヨタは、今の状況で1位になることを好まない。自動車産業は強いアメリカの象徴で、トヨタはそれを十分知っていて、刺激したくないのだ。今1位になることは将来によくないという「深謀」があるのだ。

 ホンダの好調は、アコードやシビックが対前年比約5割増といったことがあるが、トヨタの「自制」により、ホンダが漁夫の利を得たということだろう。5月はトヨタの65%の水準だったものが、6月には74%まで近づいたのだから。トヨタがアコードに対するカムリやシビックに対するカローラを本気で売れば、これほどまで近接しなかっただろう。

 トヨタは今、「辛抱」の時だ
コメント
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