団塊世代の人生時計

 団塊世代として生きてきた「過去」、「現在」、そして「未来」を、自分自身の人生時計と共に綴り、「自分史」にしてみたい。

ダビング10

2008-07-09 17:23:07 | 音楽
              ダビング10「がっかり」

                          2008年7月7日(月)作成

 思えば、ダビングに関しては「がっかり」することの連続だった。

 学生時代、新譜のLPが2,000円もして、高くて買えない。良い方法はないかと考え、LPからダビングしようと、テープデッキを買った。
 ダビングはできるものの、アナログの宿命でノイズが加わり、「がっかり」。
 テープ同士のダビングは、もっとノイジーになり、超「がっかり」。
 それでも、デジタルのない時代だから、あきらめていた。

 CDの出現には驚いた。ノイズが感じられないのだから。
 それまでは、オーディオは、ノイズとの戦いだったと言っても過言ではなかった。
 私は、オーディオ機器を購入する際は、必ずカタログでSN比をチェックしていた。そして、ノイズのない世界を夢見ていた。

 7月4日から「ダビング10」が可能になった。新聞報道によると、既に販売しているHDDレコーダーでもダビング10に対応している機種があるということで、もしかして私のHDDレコーダーは対応機種ではないかと期待していたが、やはり「がっかり」だった。でも、ダビングで「がっかり」はこれが最後だろう。

 デジタルのダビングは「がっかり」することがないが、一方「がっかり」する人たちもいることを忘れてはいけない。「著作権者」である。

 著作権者の利益を守る仕組みとして、「私的録音録画補償金制度」というのがある。
①録音補償金は、2000年約40億円→2006年十数億円。
②録音補償金は、2005年約21億円→2006年16億円。
 今補償の対象になっているのは、DVDやMDなどだが、最近急速に普及したipodやHDDなどの録音録画機器が対象になっていないので、補償金の額が減少しているのだ。

 著作権者を「がっかり」させないため、これらの機種も補償金を負担する必要があるのではないか。

(写真)「空中のバラ」。2008年7月6日、住んでいるマンションの花壇で写しました。
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