団塊世代の人生時計

 団塊世代として生きてきた「過去」、「現在」、そして「未来」を、自分自身の人生時計と共に綴り、「自分史」にしてみたい。

棚田

2008-07-16 13:02:09 | Weblog
                  棚田

                         2008年7月13日(日)作成

 柿木村(現島根県吉賀町)の棚田には、前から一度行って見たいと思っていた。
 7年前、オートバイでツーリング途中立寄った道の駅「かきのきむら」でその存在を知った。パンフレットを見て、どうしても一度見ずにはおられないと思った。
 それから7年経ち、やっと昨日、見に行った。
 本当は、苗かきが終わり、田んぼに水を張った時期で、夕刻か朝日の昇る前当たりが良いのだが、遠いのでそんな贅沢は言っておられない。

 山腹の地形に合わせ、僅かな面積もいとわず、丹念に石垣を積み、段々と造り上げられた棚田は、人工的というより自然にできた幾何学模様のようで、その美しさに感動を覚える。
 そして、先人の苦労と知恵に、ただただ頭が下がる思いだ。

 この柿木村の棚田は、「日本の棚田100選」に選ばれている。ご親切にも「展望台」も作られているが、欲を言えば、もう少し高い位置にあった方が、写真を撮るのに好都合だ。(下手な写真の言い訳です。)

 棚田は、適度に水はけがよく水利のよい傾斜地ということで、稲作には適しているのだが、稲作以外にも、保水効果や環境に与える影響も良いことから、これからも大切にしていかなければいけないものだ。
 人間、美しいものは大切にする。棚田を美しくしたのは、神が人間に対して与えた、「大切にしなさい」というメッセージのような気がする。

 私があてずっぽうに「棚田の米は美味しいのだ!」と言ったところ、妻が真顔で「本当?」と訊ねた。食べてみないと分からないが、5kg2,980円と高かったので、買わ(え?)なかった。残念。
コメント
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