団塊世代の人生時計

 団塊世代として生きてきた「過去」、「現在」、そして「未来」を、自分自身の人生時計と共に綴り、「自分史」にしてみたい。

姨捨SA

2009-07-27 18:48:41 | 政治
                  姨捨SA

                           2009年7月27日(月)

 「姨捨SA」(長野自動車道)とは、よくぞ堂々と名付けたものだ。
 「姨捨(おばすて)」→老人を山中などに捨てること、ということで良いイメージの言葉ではないからだ。
 しかし、名前由来の民話「姨捨山」は、誰が読んでも感動する物語である。
 
 概要については、2008年5月26日のブログ「姨捨山」に書いたのでそれを読んでいただくとして、隣の国の殿様の難問は、他にもまだあった。


 曲がりくねった細い穴の開いた玉に糸通せというものです。今度も男は「穴の一方に、はちみつをぬり、反対側の穴から糸をいわえつけた蟻を入れなさい。」と母親に教えられて、糸を通すことができました。
 次々に難問を解かれた隣の殿様は「こんな知恵のあるものがいる国と戦っても勝てるわけがない」と、攻撃するのをあきらめました。(「姨捨の文学と伝説」より)


 ところで、
 麻生総理大臣は、「高齢者をいかに使うか。この人たちはみなさんと違って、働くことしか才能がないと思ってください。」などと発言したと言われている。
 
 これからの超高齢社会を乗切るには、高齢者の「知恵」を活用することが必ず必要になってくる。それを「働くことしか才能がない」と決め付けるとは、何と「知恵」のないことか。

 このような「知恵」のない党首では、反対党から容易に攻撃され、総選挙では自民党の壊滅的敗北になるであろう。









2009年7月21日、長野県千曲市「姨捨SA」。
コメント
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