「恥ずかしい」とは超恥ずかしい
2018年4月11日(水)
「大変、大変、恥ずかしく、大変、申し訳ない」。これ、大田理財局長が、ゴミの撤去について森友学園側に「費用が相当かかった気がする」、「トラック何千台も走った気がする」などとウソを言うように求めたことがバレて、国会で「謝罪」した言葉です。
10日の朝日新聞です。
「恥ずかしい」とは何事かと思います。その話の前に、自民党の西田議員がこの問題で「追及」しました。「ばかか、本当に」と罵声を浴びせかけ、いかにも追及した風を装いましたが、西田氏は肝心のことを追及していません。誰が、何故?ということです。
太田氏は、理財局の職員が働きかけたという趣旨のことを言いましたが、誰の命令でしたのか?ということが問題なのであります。
また、大田氏は、佐川理財局長(当時)の国会での答弁との整合性を図るためとその動機を説明しましたが、何故佐川氏がウソの答弁をしたのか?ということが問題なのであります。
繰り返しになりますが、西田氏は、威勢のいい追及風を装い、肝心のことを追及していません。(影の声:「ばかか、本当に」は西田氏にこそ向けられるベキ言葉であります。)
森友事件については、財務省は背任の疑いで捜査されていて、ゴミの撤去があったか否かは重要な証拠になることであります。理財局が行ったことは、いわば森友学園側を背任の共犯者に仕立て上げようとしたことに他なりません。「恥ずかしい」なんて性質の問題ではないのであります。
加計学園事件でも、ポロポロとボロが出ています。いずれも、ウソで誤魔化そうとしていて、その綻びが出たものです。防衛省の日報にしろ、厚労省のニセデータにしろウソ八百であります。誰かの言葉を借りれば、「安倍政権はウソの総合商社」であります。
私は一昨年、安倍政治について、「ペテン師詐欺師による謀略政治だ」と書きましたが、あながち間違っているとは思いませんです。その特徴として際立っているのが、ウソを武器とした権力の私物化であります。
https://blog.goo.ne.jp/windy-3745-0358/e/744a432144f7975eee4b599dfe9f36eb
さぁ、安倍権力私物化政権の終わりの始まりになった感がします。しかし、安倍氏が反省してやすやすと退陣するとは思われず、むしろ謀略的に解散をしかけてくる可能性があります。野党は、直ぐに選挙協力の準備に取りかかるベキであります。