日米通商協議 牛肉と車 こだわる米
2018年4月23日(月)
安倍首相がトランプ大統領と会って通商協議をしました。日本にとって鉄鋼アルミの関税で思うようにいかなかったようでありますが、私は、誰が交渉しても、そんなに易々と日本の思い通りになるとは思いませんので、安倍氏を安易に批判するつもりはありません。
アメリカは、牛肉と車にこだわっているという記事が載っています。
21日の朝日新聞です。
私の個人的な思いを言えば、牛肉は、豪州ならともかくとして、米産を買おうという気持ちになりません。私の記憶の限りでいえば、日本は米輸出に関して、全頭検査をしているのに、米は日本に対して全頭検査をしていないからです。これ、フェァネスを欠いていますです。
車ですが、日本は関税がありません。米の方こそ関税をかけています。それも乗用車は2.5%なのに、SUVは何と25%! これでは、完成車の輸出は事実上困難ですね。
アメリカは、日本からの輸出台数173万台に対してアメリカ車の日本での販売台数が1万3千台ということを問題にしています。これ、全くもって合理性のない不当な言いがかりです。なら、アメリカで日本車の不買運動をすれば良いではないか!と言いたくなります。アメリカの消費者が日本車を買うという選択をしている結果なのです。問題があるとしたら、アメリカに内在している問題ということになります。
いいがかりの「お笑い」と思うのは、軽自動車の優遇や規格そのものの撤廃を求めているということです。なら、米メーカーが日本で売りたいのなら、軽規格の車を造って輸出されたらどうですか。日本のメーカーは、アメリカの消費者のニーヅに合わせた車を造って売っているのです。日本ではとても売れないようなビッグサイズの車を造っていますよ。
グローバル化により、関税とかは平準化すると思いますが、消費者のニーヅはそんな具合にはいきません。ビッグサイズのアメリカ車は安くても売れないです。おまけに左ハンドル車も用意していません。私は、仮に半値でも右ハンドルの車であれば、買うつもりはありませんです。
散漫な文章ですので、言いたいことを重ねていいますが、ニーヅは地域特性があり、グローバル化いたしませんです。
余談ですが、かつての、日米貿易摩擦(主に車)で、米車を日本のメーカーが日本で売ったことがあります。トヨタがキャバリエという車を売っていました。私はレンタカーで借りたことがありますので、よく覚えています。酷い車でした。確かトヨタの2400ccのエンジンを積んでいたと思うのですが、ボディに対してオーバースペックでした。FF車でしたので、タックインが酷くて恐い思いをし、もうコリゴリという記憶が残っています。現在ではさすがに、品質は向上しているとは思いますが・・。
キャバリエは売れないものですから、トヨタはレンタカーに大量に出したものと思われます。私が貿易摩擦の犠牲者(怖い思いをしたこと)になった訳であります。・・と、誰に言えばよいか分からないいいがかりを付けるのであります。