財務次官「セクハラ」問題 テレ朝「社員が被害」
2018年4月20日(金)
財務省の福田淳一事務次官のセクハラ問題ですが、テレ朝の社員が被害者ということが分かりました。(注 福田氏は最初から知ってたもんね。)
20日の朝日新聞です。
ここ1週間、TV各社のワイドショーで、この問題が多く大きく取り上げられました。私ゃ、かなり観ましたです。下手な漫才or落語or娯楽番組なんかより、余程か面白いです。funという意味でですね。
気になる点、「セクハラ」ということですが、私は本質的には圧倒的な力を背景とした強要あるいは脅迫の部分があるのではなかろうかと思っていました。そうした観点から、違法性がないのかTVの報道に注目していたのですが、これが、私の観た限り、昨日までありませんでした。本日、精神的苦痛を与えたということで慰謝料の対象になる旨発言した弁護士がいました。
ただ、私に言わすと、これでも不十分です。公務員の場合は、刑事・民事事件にいたらなくても、「信用失墜行為」というのがあります。行政処分の対象になるんです。
・国家公務員法99条
「職員は、その官職の信用を傷つけ、又は官職全体の不名誉となるような行為をしてはならない。」
法律に抵触するか否かが基本的に重要なことですので、この点の検証を十分してもらいたいものです。せっかく弁護士をコメンタータとして呼んでいるのですから。まぁ、福田氏の言動が信用失墜行為になることは明らかですので、当然のこととして触れていないのかも知れません。
ここで余談ですが、福田氏は「新聞読んでうんこして」とか「屁をこいていいか?」とか、幼児性の抜けきらないことを言っています。wifeに言わすと、これ「うんこしっこ世代」というんだそうですね。4,5歳頃ですよ。この方、仲間内では人気者じゃなかろうか、と思いましたです。
気になる点、麻生財務大臣は、福田氏の辞任を認めたということですが、極めて不適切です。事件が解明されたら、懲戒処分に相当する可能性大であります。退職を認めてしまったら、処分することができない訳です。先ほど「不適切」と言いましたが、これ言葉が不適切でした。「極めて犯罪的」ですと言い換えます。
気になる点、このようなセクハラは氷山の一角と思います。直ぐに全省庁を対象として、セクハラに関する実態調査をすべきです。話が前後しますが、福田氏は該女性記者以外にも同じようなことをしている可能性大であります。また、他の財務官僚もその権力故の驕りからしている可能性があると思います。全容を解明しなければ、福田氏の特異な性格(先ほど、幼児性と言いました。)にしてしまわれかねないです。
一番重要なことが最後になりました。私は該テレ朝の女性記者に敬意を表します。その勇気に対してであります。場合によっては、組織からも潰されかねない行動ですから。私も組織人でありましたが、到底できませんでした。
世の女性記者に訴えたいです。同じようにセクハラ被害を受けている経験がおありと思います。皆で声を挙げましょうよ。世の中を動かすチャンスですよ。男性記者も知っていることを公表しましょう。