日野、VWと包括提携
2018年4月13日(金)
日野とVWが、トラックやバスなどの商用車分野で提携するそうな。
4月13日の朝日新聞です。
見だしの「日野、VW」では、イメージ的にインパクトはあまりありませんが、日野はトヨタが50.1%出資する子会社ですので、実質的には、トヨタとVWの提携なのであります。これ、これまでの自動車メーカーの提携話でもインパクト相当なものであります。
私は、直観、上手くいくのかな?と思いました。それは、かつてVWのディーラーの店長が言った言葉が思い浮かんだからです。「VWは肉食系」と言ったのであります。一方のトヨタは明らかに「草食系」であります。
かつて、スズキがVWを見誤って、提携ご和算となりました。詳しいいきさつを知り得る立場ではありませんが、VWの傲慢な態度にスズキが恐れをなしたと、私ゃみています。
日野はバス部門ではいすゞと提携していて、実質的には同じバスを造っています。ということは、バス部門では3者の提携ということになる訳ですな。一般に提携はスケールメリットを追求することが多いので、グループが多いにこしたことはないと思います。
自動車資本は、中国メーカーの台頭が著しく、その割には中国資本の他メーカー買収はあまり多くありません。私が知っているのはボルボともう1社だったと記憶しています。これから、資本攻勢をかけてくると思いますので、独立資本の中堅メーカーなんかがちょっと左前になると即買収にかかるのではなかろうかと予想しています。ホンダが左前になる可能性は少ないと思いますが、それでも注意!注意!であります。
中国資本の動きはヤに感じます。