含み資産の活用
2020年3月5日(木)
38年くらい前のことです。厚生省(当時)の役人が、日本で老親との同居が多いことを含み資産と言いました。
当時、にわかには理解できなかったのですが、老親の面倒を親族がみるので、公的支出を抑えることができるという意味だったんです。なるほど!であります。
その後、社会状況の変化に伴い家族の形態も大きく変わり、親族介護が難しくなり、2000年に介護保険が施行されて、介護の社会化が行われるようになり、公的支出も増えた訳であります。「含み資産」は今や底をつき赤字になっている感があります。(笑)
ただ、私がここで言うところの「含み資産」はチト違うのであります。
数日前のTV放送であります。
鎌倉市の職員が「300人出勤不可能か」とあります。
臨時休校に伴う事態であります。
学校休校の影響は144人。
市の職員も感染の疑いがあり、当然出勤できません。
鎌倉市は、「窓口業務の一部を縮小」とあります。
しか~しであります。パンデミックになったら、公務所が窓口を縮小なんて言っておられないのであります。
ウィルスとの戦いは戦争に例えられますが、私は「予備役」(戦争の言葉を使いたくありませんが。)を招集する態勢を整えておくべきだと思うのであります。
1週間くらい前、私の知合いのDr.(72歳で既に退職)と℡したのですが、公務所がパンデミックになることを想定して、「予備役」として声がかかっているか?と尋ねたら、何もないということでありました。私ゃ、政府は一体何をやっているのかと思いますです。危機管理内閣とは聞いてあきれますです。ハイ!
パンデミックになると決定的に医療従事者が不足することになります。その中にあって医師の確保は最も重要になります。
また、公務所も大量の人員態勢が要ることが容易に想像されます。予備役として、退職者に声をかけておく必要があると思います。
「含み資産」とは、何かしたくても何も声がかからない高齢者集団のことであります。(ハハハッ)
先の鎌倉市の事例で言いますと、鎌倉市役所の退職者で「予備役」の態勢を整えていたならば、窓口縮小をしなくても済むのであります。まぁ、年金受給者でありますので、賃金もそんなに払わなくても良いでありましょう。(ハハハッ)
これ、真面目な提案なのであります。