新型コロナウィルスを契機に中国のプレゼンスが大きくなるのではと予想します
2020年3月19日(木)
私は、これまでも書きましたが、国際社会における中国のプレゼンスが大きくなるのではないかと予想しています。
中国は、私の定義するところ、国家社会帝国主義でありますので、プレゼンスが大きくなることは好ましくないのでありますが、事の必然であるように思います。
13日の朝日新聞です。
繊維大手のクラボウが検査キットを売り出すと発表したということでありますが、「中国の試薬メーカーが開発・・」とあります。基本技術は中国なのであります。
ワクチン、新薬の開発については、各国が凌ぎを削っていると思いますが、中国にはアドヴァンテイジがあります。不適切な表現かも知れませんし、勿論意図して行った訳ではありませんが、一種の人体実験を大量に経験した訳であります(多くの患者から血液採集等を行っていたハズであります。)常識的に順当に考えれば、中国が先んじるのは必然と思います。
17日の朝日新聞です。
「中国経済失速 1~2月軒並みマイナスとあります。」これは当然予想されたことでありますが、問題は回復であります。
何時かは分かりませんが、各国に先んじてV字回復をすると予想されます。各国は抑え込みに必至でありますが、中国は既に抑え込みに成功いたしました。アドヴァンテイジがあるのであります。
今後世界経済のけん引役として、以前に増して中心的存在になるものと予想しています。
17日の朝日新聞です。
各国への支援を表明しています。
「21世紀の大国」として国際的地位を確保する思惑も透ける、とあります。全くその通りと思いますが、支援そのものは有り難いのであります。何せ、アドヴァンテイジがありますので、経験に基づく重要な役割を果たしてもらえる見込みがあるのであります。
①南シナ海、東シナ海における覇権主義的行動、②香港での自由と民主主義を求める運動への弾圧、③ウイグル自治区での大規模な勾留、人権弾圧、いずれも社会主義とは縁もゆかりもないものであります。
20世紀の独裁者は、ヒトラー、スターリンであることは誰も異はないと思います。私は21世紀の独裁者は(個人ではありませんが)、中国共産党の一党独裁体制であると思っています。
こんな中国社会のプレゼンスが国際社会で大きくなるであろうことを予想することを「よそう」と思うのでありますが、予想せざるを得ないジレンマを抱えているのであります。(ハハハッ)