強い者が生き残る
2020年8月16日(日)
ダーウィンは、強い者ではなく適応する者が生き残る、と言ったそうであります。でも、「適応する」者が「強い」者じゃないのかとひねくれてみたくなります。
自動車会社の4ー6月期の決算及び2021年3月期決算の予想が出そろいました。
7日の朝日新聞です。
圧倒的に「適応」できている、否「強い」のがトヨタです。
厳しいのは、日産、三菱です。
二輪に強みのホンダ、したたかなスズキも生き残りに長けているように思います。
微妙なのが、スバル、マツダです。適応力が試されます。
7日の朝日新聞です。
トヨタは、売上げが40%減少するなか、営業利益を139億円上げています。驚嘆するのみです。
世界的に見ても、トヨタが突出していると思われます。最大のライバルのVWはディーゼル排気ガス不正で多額の賠償金を支払うことになっていますので・・。
15日の中国新聞です。
トヨタとマツダの合弁工場の投資額が増加されました。
お互い15万台ずつ計30万台の生産工場です。マツダがアメリカで15万台売るのは厳しいと思いますので、これは私の予想でありますが、トヨタへ5万台程度OEM供給するのではないかと思っています。
マツダが生産する車はSUVとされています。直列6気筒エンジンを搭載するCX-60というのが私の予想であります。
ところで、マツダは技術を持っており、デザインも優秀なのですが、「売れる」車を造ることができていません。
もう少し、柔軟な新車開発をしても良いのではないかと思います。例えば、マツダ2(旧デミオ)なんかは、パッケージ優先の設計思想にした方が良いと思います。このクラスに「走り」を期待するユーザーって少ないと思いますので。
マツダの電動化の戦術としては、ロータリーエンジンを使った、①プラグインハイブリッド車、②シーリーズハイブリッド車が予想されています。ロータリーエンジンの小型軽量を生かして、パッケージを上手くデザインすれば、売れる車になると思います。
昔、マツダが不況だった頃、トヨタデーラーのスタッフが言っていました。「マツダが元気にならないと車が売れない」と。広島経済はマツダに負うところが大きいため、広島人の私としても、カープ同様気になるのであります。(笑)